RED GARDEN 第22話(最終話) 『光』 |
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主観的あらすじ
全ての出来事が集結するとき、人々は何を選ぶのか。
そして少女たちは、
リーズと、学園の向こうに何を見出すのか・・・。
物語の印象点
OVAの発売(8/8だそうです)も決まり、
一応の完結を見せてくれたRED GARDEN。
最後の物語はとても残酷で、そして美しい物語でした。
・何度だって、蘇ってみせる!!
最後の戦いは学園の敷地内で。
橋を落とし、獣のように襲い掛かるドロル一族。
その腕にアンナを抱き、静かに歩を進めるエルヴェ。
ケイトはこういいます。
『嫌な人・・・』と短く。
許さない・・・この人だけは絶対に!
対するエルヴェも・・
『死体に何を気遣う必要があるんだい?生者の僕が』
化け物が、臭いんだよお前らは!
妹の末期を前に、ついに子供じみたエゴを口にした彼。
そんな彼を前に、ケイトたちも自身の思いを口にするのでした。
『勝っても何も残らないけれど、でも・・・』
生きていたい、生き続けたい。
だから、それを否定する貴方達はユルセナイ!
やがて学園のあちこちで始まる戦闘。
それはまさに生き残りをかけた、凄惨な光景でした。
喰らい、殴り、蹴りつけ、締め上げる。
単純な行為ゆえにその残酷さを際立たせる描写と共に、
『生きたい』『生き残りたい』と言う意味合いが
真に迫る感じでもありましたね・・・・
そうして一人、また一人と倒れていく中、
エルヴェと1対1で対峙するケイト。
『殺してやるよ、”もう一度”』
1度はエルヴェの屋敷で。
2度目は・・・この学園で。
『だったら私は何度でも生き返ってみせる!』
それを鼻で笑う彼。
死体が何をほざくのか、と。
そうだった、お前らはもう作り物の人形みたいなものだったけなぁ・・・
『だったら”殺す”じゃなくて、”壊す”と言うべきだったな』
確かにアリス達によって仮初めの命を与えられ、
ある意味戦う人形とも言う存在でもある彼女たちを
的確に言い表した言葉、ではありますが・・・
だったら彼らはどうなのか。
互いに『呪い』と言う操り糸をつけられた人形と
見る事だって可能ではないのか。
ふと、そんな印象も持ちましたね・・
そして終わりはいつも唐突なもので。
背後から忍び寄ったルーラによって、深手を負うエルヴェ。
かろうじて学園内に逃げ込みますが、今度は・・・
彼がその命を懸けて救おうとした妹、アンナによって
その命を絶たれるのでした。
・生きるということ。
ルーラが最後に残した一言が、
この物語のもっとも言いたい事だったのかもしれません。
『生きる事は少しずつ死んでいくことじゃない・・・』
深い一言ですね・・・
そして呪いの書により、死を迎えたものと生き続ける者がいる。
けれど、抗う事が生きることに繋がるのなら。
どこまでも抗い続けて、生き抜いて生きたい。
学園に咲く花の中で眠りに付く4人。
次に目を覚ました時、彼女たちはどんな生き方をしていくのでしょう・・
最終話のタイトル通り光を掴めたのか、それとも・・・
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RED GARDEN 第21話 『最後の朝』 |
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主観的あらすじ
エルヴェにとって最も大切な人に、重大な危機が迫る。
一方、この戦いに隠された真実を知った少女たちは、
それぞれが思う「別れ」へ向かって旅立つ。
物語の印象点
・別れ
別れを告げたあとは、最後の決着が待っている。
どちらが正しいとか、悪いとかそんな価値観は関係ない。
『生きる』と言う行為そのものに、
善悪などありはしないのだから。
決戦を前に、思い思いのクリスマスを過ごす少女たち。
ケイトはグレースの仕事を。
ローズは家族と。
クレアはユアンとの一時を。
レイチェルは、いつものように友人とパーティーを。
勝ち残っても、もしも敗れたとしても、
その想い出は全て失われることを知りながら。
それでも彼女たちは・・・最後になるであろう思い出作りを・・・
パーティー会場を後にするレイチェルと、
彼女を追ってきたサムとのやり取りが
その象徴かもしれません。
『私、敵と戦うから』
だから、勝っても負けても、もう元には戻れない。
いなくなってしまうから。
その真意に気付いたかどうかは別として・・・
サムが彼女にかけた一言。
『レイチェルはヒーローだよ!』
地球の平和を守ってくれよ!
(・・そんなカッコいいもんじゃないけどね)
どこか笑いを噛み殺すような感じで、
片手をあげ去っていくレイチェル。
振り向いたら、きっと泣いてしまうから。
前を向いていないと、きっと心が折れてしまうから。
街中を彷徨うリーズもまた・・
学園を目指し、ひたひたとその歩みを進めるのでした。
そこに、失った何かを求めて。
全ての決着は、次週その幕を下ろす・・・。
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RED GARDEN 第20話 『残された部屋』 |
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主観的あらすじ
ローズの決意、クレアの想い、レイチェルの焦り。
そんな中、ケイトに魔の手が忍び寄る。
リーズに大きな変化がもたらされる。
少女たちはルーラからの連絡を受け、現場へ急行するが・・・。
物語の印象点
・打ち切りに向けて
かなりのエピソード、端折りながら放送分用の完結を
目指しているように見受けました。
本来なら、リーズとの決着やアンナとの話も
もう1、2話ほど組み込んでくれると、物語の整合性も
取れるんですけれどね・・・そこは大人の事情と言う事で、
DVDで補完、しますか(*^-^)♪
AT-Xでは全24話放送をするそうですし、
衛星が入れられない現状としては、
夏のBOX-3の発売を心待ちにしつつ、単行本の展開を期待すると。
・対話
今回はクレアのしこりが取れましたね・・・
兄を案じ、かつて母の訃報にも顔を見せなかった父との対話で
ポツポツとその真意を確かめていくクレア。
『今更かもしれないが・・・・』
妻を失った事で、お前たち子供の事よりも
私自身の心の傷を癒すために仕事に逃げ込んでしまった。
遅いかもしれないが、二度と大切なものを失わないように
これからはお前たちに尽くして生きたい。
素朴な言い方ですが、どこか真に迫る父の言葉に
胸を暖かくするクレア。
反発をしていても、本当は温もりが欲しかったから。
強がっていても、本当は一番家族の愛に飢えていたから。
父にかけられた男物のマフラーを顔にあて、その匂いを吸い込みながら
涙するクレア。
けれど、状況は感傷に浸る事を許してはくれず・・・
・決着
リーズと同じ運命を辿らせる事を阻止すべく、
各々の目的で動き出したルーラたちとエルヴェ。
一人はアンナのために、もう一人は仲間のために。
製薬会社での死闘は熾烈を極めるものでした。
武器らしい武器を持たず、ただ素手で殴りあうだけの戦闘なんですけれど、
互いに最終目的が『生き抜くこと』にある以上、
どこか恐ろしい感じもしましたね・・・・
首尾よくエミリオがケイトを発見、リーズとともに
脱出を試みるのですが・・・
姉であるエマを悲しませた彼を、どうしても許せなかったケイト。
その判断が、また1つ哀しい犠牲を産んでしまったのも確かでした。
ケイトを庇い、仲間の凶刃に倒れるエミリオ。
荒い息の中、最後まで彼は誠実でした。
『僕は本当に、君のお姉さんを・・・愛していた・・・』
だけど、親友たるエルヴェも裏切れなかった。
僕の命はここで終わるけれど、君とリーズには何としても生き延びて欲しい・・
哀しい結末を振り切り、ルーラたちと合流、脱出を図るケイト。
結果的にリーズは三度、敵の手に落ちてしまい・・
そしてエルヴェ。
実験の失敗をあげつらね、また見果てぬ未来への希望をちらつかせて
仲間を次々と失った責任を取れ!と叔父に詰め寄る彼。
それはお前一人の暴走が産んだ事、と最後まで白を切る叔父。
ならば・・・彼の取る道は1つでした。
手に握られた1本のメス。
それが・・・答えでした。
血の飛沫を浴び、再び理性を失うリーズ。
その場にいた研究員を噛み殺し、四つ足の獣となって闇に
その身を躍らせる彼女。
最後まで翻弄され続けた彼女の運命は、打ち切りまでに
何らかの結末を得るのでしょうか・・・
・願い
ついにアニムスの主たる存在が明らかに。
遥か昔、ドロルとアニムスの戦いの中、
2冊あった呪いの書の1冊を奪われ、
互いに呪いを掛け合った一族。
ドロルには獣人化と言う呪いを。
アニムスには自由を奪い、ただ生きるだけの存在とする呪いを。
動けない主たちは1つの方法を考えました。
既に死んだものたちに仮初めの命を与え、代理人として
残りの書の回収を命じたのです。
それにより、彼女達が望んだものは・・・『自身の死』。
永劫に生きる苦しみから解放されることこそが彼女たちの望み。
まるで人形のように、椅子に座りただその時を待ち続ける少女。
名を、メアリーと言いました。
生きるために戦うものと、死を望むために戦いを強いるもの。
不可思議な関係に導かれながら、4人は最後の決戦が近い事を
予感して・・・・
一応物語が完結するような流れには持っていっているようですし、
次回の流れも見逃せないな・・・と思いますね^^
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RED GERDEN 第19話 『届かぬ想い』 |
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主観的あらすじ
リーズの死の真相を追う刑事たちは
事件の真理を判じたその瞬間に、思わぬものを見ることになった。
ケイトは刑事・ニールからの連絡を受け、
エルヴェに抗う気持ちを強固にするが・・・
物語の印象点
・狂気
リーズを追う刑事ニール。
相棒であったクロードは、製薬会社の凶弾を受け、
すでに冷たい骸となっていた・・・が、彼はそれを知らない。
刑事としての正義感が、行方不明となっていたリーズを捕らえた時、
彼の運命もまた、決まっていたのかもしれない・・・
あっけないほどに奪われる彼の命。
そしてその一方で、リーズに起きた変化は、
さらなる惨劇を引き起こしていた・・・
ドロルの体液をアニムスの身体に注入する事で
一族の血に連なるものとし、子孫を残せる母体とする計画。
しかし結果は・・・ただ『呪い』を引き継がせる末路にしかならなかった。
ただあの人と一緒にいたかったのに・・・
その身を奪われてなお、たった一つの居場所さえ奪われた彼女に宿った
ソレは、果たして呪いのせいだけなのか・・・
獣人化し、その口元に赤い鮮血を滴らせて四つ足で道路に降り立つリーズ。
何故か、哭いているように感じましたね・・・・
・人の本当の気持ち
レイチェルとクレアが主にそれを顕著に示していた今回。
今だレイチェルを忘れられず、よりを戻そうと改めて
話を持ちかけるルーク。
レイチェルの身に起きた事を知らされていない彼にとっては、
彼女の心変わりはどうしても納得が出来ず、また彼女にとっては
本当ならこんな時に私を支えて欲しかったのに、彼はそれを裏切り
別の女と付き合った・・・
でも、その原因は全てあの日に人としての生を失ってからだった。
もう届かない思い。
それはレイチェルを打ちのめし、果てるともない涙に暮れさせていて・・・
クレア。
雪にまつわる話をするユアンと彼女。
記憶を失っても、雪の綺麗さは変わらないと言うクレア。
自分が変わったとしても、きっと世界はそのままだから。
なら、今出来る事をしておきたい。
そんな思いか、彼女は病院に足を運ぶ。
そして兄と真摯に向き合って話す中で、
初めて父親の暖かさを知るのだった・・・
今まではただ闇雲に嫌うだけだった父。
けれど本当は・・・
・エルヴェの決意
リーズの実験が失敗に終わった事を知り、
これで残る術がアニムスとの決着に向かう事を確信した彼。
そして母体となるべき女性がアンナしかいない事から、
一族もアンナに目を向けるだろうと一人、計画の流れが
変わったことにほくそえんでいたのだが・・・
ケイトが単身製薬会社に乗り込み、拉致された事により
状況が一変。
『奴らはまだアニムスを利用して、くそっ!』
このままじゃアンナは助からないじゃないか!!
ただその一心で製薬会社に乗り込む彼とエミリオ。
偶発的な出来事の重なりが、再び彼らを巡り合せる。
敵味方に分かれた彼らが、再び交わる日がくるのでしょうか・・・
・ポーラの思い
学園ではグレースとして、
立場の悪いケイトをずっと庇い続けてきた彼女。
それは同じ一族だから、と言う理由だけではありませんでした。
一人の人間として、ケイトを愛していたからこそ
どこまでも彼女を心配し、その身を案じてもいました。
12時の召集のたびに、無事に戻ってきて欲しい、
大怪我などしないで欲しいと同じ空の下で祈っていたと
ポーラは言います。
その優しさを初めて知るケイト。
いつしか彼女の目にも大粒の光るものがあふれて・・・
次回は病院内での戦闘がメインのようですね・・・
物語の行く末もあと少しですし、
最後まで見届けたいものです。
・おまけ
テロ朝ぁぁぁユルセン!!
世界水泳の放送の関係上、RED GARDENの放送が
3月2週目を持って打ち切りになるようです。
また4月からの新規深夜アニメの放送も同局では
予定がないとか。
色々あるのでしょうけれど、ファンとしては
これは少し寂しいものがありますね・・・
ただ2/28からDVDのレンタルも始まるそうですし、
購入組でないファンの方はそちらで最終話まで補完するのも
1つの手ではないかと思いますよ(*^-^)♪
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RED GERDEN 第18話 『わずかな、望み』 |
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主観的あらすじ
思わぬ人の死に呆然とする少女たち。
ある者は、掴みかけた幸せへの一歩を前にして、召集を拒む。
近づきかけていたはずの少女たちの絆は、
一体どこへ向かうのか。
そしてエルヴェは、リーズを連れてある決意をする。
物語の印象点
・一人じゃない、と言うこと。
エルヴェにせよ、ケイトたち4人にせよ、
一人ではないと言う事を示した回ですね・・・
記憶が失われるまでの間のつながりだとしても、
それでも、残された人たちがきっと
『自分たちの事を覚えていてくれるから』
だからそれまでを精一杯生きていたい。
ルーラのJCに対する思いを目の当りにして、
初めて4人が『生きる』という事に、
一人じゃない、という事に気がついた一幕でした。
一人で生きてきた、なんてそれは自分だけの勘違いだったんだな・・
そっと誰にともなく語るクレア。
当たり前のように側にいるアイツが、きっとワタシの事で
泣いたり、悲しんだりしてくれるんだろうから。
それに、いけすかないけれど、親父だって。
それはエルヴェにも同じで。
目的がアンナのためとは言え、彼を失って悲しむ友人が側にいるわけで。
エミリオ、と言う友人が。
・一人になる、と言う事。
リーズ。
エルヴェたちの手により病院を連れ出され、さらに薬を与えられ
前後不覚のまま始まりの出会いの遊園地に置き去りにされる彼女。
『ごめん・・・』去り際に一言だけつぶやき、
去っていくエルヴェ。
その一言にどれほどの重みがあったのでしょうか。
切り札たる母体を一族から切り離す事で、
アニムスとの戦いに目を向けさせる魂胆。
たった一人の男性にまで裏切られ、その虚ろな瞳には
何が映っているのか・・・・
また、彼女を偶然発見した刑事が無残に
ドロル一族の手によりその命を奪われた時。
返り血が彼女の顔を染めて・・・
『いやぁぁあああああ!!』
ただ絶叫するリーズ。
その瞳はどこまでも昏く、何も写しては居なくて・・・
一人になる、と言う事はもしかすると・・・
何もない、と言う事と同義なのかもしれないな・・・なんて
脈絡の無いことも感じていたのでした・・・
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RED GARDEN 第17話 『真実』 |
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主観的あらすじ
家族の前から消えた父に歩み寄るローズ。
ケイトはやっと、自分だけが知ってしまった真実をクレアに打ち明ける。
が、その矢先、姉のエマに入る突然の凶報。
そして、暴走を窘められ、幽閉されるエルヴェは何を思うのか・・・?
物語の印象点
・真実の重み
前回の予測と異なり、ケイトたちにのしかかった真実は
予想以上に重いものでした。
エルヴェの語る内容は真実だった。
呪いの書を2つ集めた瞬間、彼女たちはそれまでの記憶を失い、
元の身体に戻る事も叶わず、今の年齢のまま永遠に新たな時を生きる。
但し、不老と言うだけで不死ではない、人外の存在として。
その事を問い詰めるケイト。
返ってきた答えは意外にも真剣なものでした。
気の遠くなるほど出会いと別れを繰り返してきて・・・
擦り切れて、もう(貴方達の気持ちは)分からないから。
それでも抗うのなら、戦いなさい・・・
生きていたいのなら。
その事をクレアに打ち明けたケイト。
『どうでもいい・・・』
約束どおり、そう投げやりに答えたクレア。
本心は怖いのに、悲しいのに、ローズのように泣き叫ぶ事も、
そして怒る事すら出来ない哀しい女の子。
素直に感情を表に出すには、彼女は大人過ぎたから。
だから・・・
本当はローズのように叫んで、怒りたい。
『記憶を失うなんて嫌だ!』
家族が、友人がワタシの全てなんだ、と。
けれど、そう叫ぶには彼女は大人の事情を知りすぎてもいたから。
ただ、自分の感情をさらけ出す事はもう出来ないから。
受け止めるもの、投げやりになるもの、抗うもの、そして・・・
それでもやってくる敵との戦い。
それでも生きていかなくてはならないんでしょうね・・・
ダッテ、イキルッテ、”ソウイウコト”デショウ??
・失いたくないものがあるんだ!
監禁されるエルヴェ。
プロジェクトの統括者でもある叔父さんに食って掛かる彼。
『もうあんなまがい物に縋る必要なんて無いんだ!』
学園を襲い、呪いの書を手に入れ、そしてアンナを!
どこまでも愛する妹のために真っ直ぐに。
しかし彼の望みは、あくまで”彼”だけの望みであり、
『一族』全体の望みではなかっただけに・・・
『お前は"性急"過ぎた』
監禁される彼。
連行されるなか、アンナを助けて!と最後まで叫んでいたエルヴェの叫びが
耳にとても切なく響きましたね・・・
またエミリオもエマとの別れを決意。
エルヴェに真意を問いただすべく製薬会社へ。
そこで交わされたやりとりは、
クレアとケイト、レイチェルとローズの間にある関係の縮図をも
表していたように思うのです。
『お前は(エマを)失ったかもしれないが、俺には!』
まだアンナがいるんだ、だからここで捕まっているわけにはいかない!
あまりに身勝手な物言いに憤るエミリオ。
ふざけるな、それに俺を巻き込むな!
(けれど・・・見ちまったからな、俺は・・・)
お前の、アンナが大量に吐血しちまった所を。
だから・・俺は、多分・・・
(一族をも敵に回してしまうかもしれないな、コイツと一緒に)
そして病室から消えたリーズ。
利用され、その運命を弄ばれていく彼女の行き着く先はどこに・・・
・サムさん、それは反則です(苦笑)
友人に誘われる形でダンスパーティーに出かけたレイチェル。
その場で見てしまった元彼の仲睦まじげな姿。
気持ちが離れてしまったわけではないから、余計に募る苛立ち。
それは小汚い言葉となって、アマンダを貫く。
『アタシのお下がりで良ければ、あげるわよ、こんな男』
せめてもの強がりを言って、立ち去る彼女。
会場を後にしたレイチェルを追いかけてきたのは・・・
サムでした。
『俺、お前に憧れてたから、そんな姿見たくないよ・・・』
あのねえ(苦笑)
傷ついているオンナノコに優しくするのは反則です^^;
それは口説き方としては感心しませんぜ、ダンナ(*^-^)
・おまけ

DVDのお話ですが・・・
どうも現行バージョンも大ウケで(爆笑)
ケイトさん、泣くほど”売れてない”んですか、DVDは^^
現行バージョン
http://www.youtube.com/watch?v=c3M-UEIWVcQ
とくてんつーきでー
はつばーいちゅー。・゚・(ノД`)・゚・。
これ絶対ネタにされますって(爆笑)
と言いながら、買っちゃいましたけれどね^^
なので、神のCMをまとめておきました。
レンタルも始まったと思いますし、この機会に是非^^
神パート2
http://www.youtube.com/watch?v=voWEXKObKfc
神パート1(発売日当日まで流れてました)
http://www.youtube.com/watch?v=b8ysqZlWf2M
発売日当日まで知らされてないって、ケイトさんカワイソウ^^
抗え、闇に踊る少女達・・・・
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RED GARDEN 第16話 『悲しい嘘』 |
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主観的あらすじ
クレアの兄に起こった事態が、家族との確執を浮き彫りにする。
一方、焦燥するエルヴェは、エミリオを巻き込み、
事態急転を狙っていた。
エルヴェに惑わされるケイトが、
ひとり抱えてしまった秘密は、思わぬ人の命を脅かす・・・・。
物語の印象点
・凶行
ついに動いたエルヴェ。
豹変することなく、驚異的な身体能力を発揮、
アニムスたちと互角の戦いを演じた彼に
少し驚いたり。
ケイトに告げる残酷なまでの事実。
『いつもああやって(僕らの仲間を)狩っているのかい?』
ひどい事、するもんだなあ・・・
ケイトにとっては、ほんの少しでも心を許した相手からの
残酷な一言。
そして次々と語られる真相。
アニムスの代理人として、戦闘を行う存在である事。
元の肉体に戻る事は、例え呪いの書を集めたとしても不可能であること。
ここだけ不思議なんですけどね。
トロル達にとって、獣人化を防ぐために呪いの書が必要と言うなら
アニムスにとっても同様の理由がないと戦う必然性、ないですよね。
つまりエルヴェの言った事に矛盾もある訳で。
元の肉体に戻る可能性、無きにしも非ずと言う所ですか。
さらにルーラとJCが姉弟であったことは少なからず驚きでした。
ルーラを庇い、エルヴェの凶刃に倒れるJC。
それはエルヴェにとっては、ほんの些細な事。
ミレーユを奪われた事に比べれば、道端の石ころを蹴飛ばしたぐらいにしか
感じていない出来事。
互いが互いを憎み合う気持ちが、恐らくさらなる惨劇を生むのではないでしょうか。
・決壊
学園の生活の中でも、確実に壊れ始める『今までの生活』
ケイトが、レイチェルが、ローズが、クレアが。
さらに今回の1件により、学園がアニムスの本拠地である事を知られ、
またエルヴェの短慮な行動により、その包囲がより厳しくなった製薬会社。
次回はその辺りを踏まえ、きちんとした真相が明かされると思いますね・・
間違いなく見逃せないですよね・・・・
コミック版RED GARDENの単行本が発売決定になりました!
発売日は2月24日!
ローゼンメイデンと同じ、BIRZコミックスです。
ファンの方はお見逃しなきよう・・
ケイトさん、まさか言わないですよね・・・
おしえ~てほ~しい~ はつばーいびー。・゚・(ノД`)・゚・。
なんて(苦笑)
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RED GARDEN 第15話 『悲しみと、怒りと・・・』 |
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主観的あらすじ
少女たちはそれぞれ
元ある人間関係の、避けがたい確執や問題に直面しつつあった。
迷う者、抱える者、惑う者、抗う者。
一方、遂にミレーユの容態は、
エルヴェが最も望んでいない結末を迎える。
錯乱したエルヴェは憎しみを抱え、
リーズが眠る部屋へ向かうが・・・。
物語の印象点
・深い絶望
人に宿る憎しみや悲しみは、多分・・・
自分に近しい者がいなくなる時ほど強く、そして
狂おしいほどの業火に焼かれる苦しみを味わうのではないでしょうか。
従兄妹であるミレーユの死を目前にして、
ただ喚くしかなかったエルヴェ。
『起きてよミレーユ、起きてまた海にいこ…』
遊園地にもいこうよ…
アンナの必死の懇願。
ひたひたと迫るその時。
(くそっ・・・)
そんな怨嗟の声が聞こえた気もしました。
やがて・・・
医師団の冷たい宣告。
『心停止です』
変貌の時と、これからミレーユに降り注ぐ惨劇を思い、
エルヴェは咆哮しました。
『あんたらはぁぁあ!!』
都合のいい時だけ、妹たちを利用しやがって、
より良い母体が見つかれば、虫みたいに殺すのか、ミレーユを!
ガラスの向こう側では、既にヒトでなくなった”モノ”である
彼女を掃除屋(この方が表現的に的確かもしれません)が
特殊警棒で文字通り『掃除』している残酷な光景が。
(許さない・・・そして助けてみせる)
たった一人の妹だけは。
その瞳が見据えた先は、リーズの元へ。
彼女を手にかけることで、自分たちの目論見は潰える。
しかし・・・
・リーズも被害者だった
記憶の混濁を見せる中、彼女にとって
たった一つの拠り所とも言うべき思い出。
それは病院に拉致される前、エルヴェと仮初めの時を過ごした遊園地。
端から見れば、仲睦まじげな恋人同士にも見える一幕。
『やっぱり、貴方だった・・・』
エルヴェで、良かった・・・
(そうか、彼女も・・)
その言葉にカッとなった頭を冷やされるエルヴェ。
(ならば、もう1つの方法で・・)
それはケイトの気持ちを利用し、呪いの書を奪取、
さらに自らの陣営を警察の手により壊滅させる事。
この2つをやってのけてみせる。
もう僕は誰とでも戦えるのだから。
妹を、守るためならなんだって。
悲しい孤独な戦いがここでも1つ始まるのでした・・・
・それぞれの苦しみ
今回は電話、と言うキーワードを巧みに使い、
4人の苦悩を上手にまとめてましたね・・・
ケイトはエルヴェからの直接の脅迫を受け、
誰にも打ち明けられない苦悩を。
クレアは兄の事業の行き先を案じるも、
その直後に兄の訃報を受け、絶望を。
ローズは父の消息を掴もうとするも、
手がかりはその小さな手をすり抜けていくばかりで。
レイチェルはルークとの間に出来上がった溝を
修復できないまま、一時の心の癒しを教授との談笑に求めて。
さらにポーラ。
ジェシカの追求を受け、さらに自分の与り知らないケイトの
交友関係に少しだけ悲壮感を漂わせる。
そして、エルヴェ。
あらゆる手掛かりを意図的に警察にリーク、
組織壊滅を図ろうとしますが、
それは果たして叶うことがあるのでしょうか・・・
次回、ついに2つの組織が激突しますが
果たしてその行き先に光は見えるのか・・・・
オチもつけますか。
・まだ知らなかったのか発売日。
あの神とも言えるCMを発売日”当日”まで流した上に、
当の本人であるケイトさん、
全くご存じないとは(*^-^)アハハハハ!!
♪でぃぶぅ~い でぃ~~
ろくわぁ~ いりぃ~
おしえ て ほ しぃぃぃ~
はつば いびぃ~
『今日』だってのケイトさん(*^-^)♪
後数時間すれば買えますから(苦笑)
そんなツッコミを入れてましたね、CM中にテレビの向こうから。
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RED GARDEN 第14話 『戦う理由』 |
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主観的あらすじ
ある日の召集でのローズの頑張りに、
心をひとつにする少女たち。
そしてエルヴェは、
妹のアンナと従姉妹のミレーユのため、
状況の攪乱を図っていた・・。
物語の印象点
・見え始めた謎
2クール目始まりは学園のあり方と
ポーラのケイトへの執着の理由が明らかに。
前回で組織と学園のかかわりを、
今回はポーラの真相を明らかに。
だからだったんですね・・・
あれほどまでに、ケイトにこだわっていたのは。
理事長を含め、エルヴェたちとは敵対する一族に属する
彼女。
やがてくる『女性』を巡る争い。
そして、エルヴェの暴走とリーズ。
刑事達もエルヴェたちの謎に確実に迫りつつありますしね・・・・
・ケイトの気持ちは
たぶん、厳しい見方をすれば実らない想いになるのかなと
思ってもいます。
当初から向いているベクトルが異なる以上、
今はただ、仮初めでもいいから彼女には幸せな時間をと
思ったりもしますね・・・
『自分のことならあきらめる事も出来るけれど』
妹の事なら、形振りなんて構っていられない。
世界を敵に回しても戦えると思う。
本音を上手く織り交ぜ、ケイトの気持ちを巧みに利用する
エルヴェ。
本当、中の人の名演もあって、真に迫る感じもしましたね・・・
次回でミレーユの命が散り、恐らくこれからが始まりの
RED GARDEN。
次々と息をもつかせない謎の解明と生きるための戦い。
ますます楽しみになりましたね・・・
RED GARDEN 第13話 『休日』 |
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主観的あらすじ
仲間たちとの関係がうまくいかないレイチェルは、
召集でのローズの言動に、辛辣な言葉を投げかけてしまう。
エルヴェとの約束をしたケイトは、
予想し得ない彼の言葉に心を騒がせる。
一方、学園では、思いもよらぬ動きが始まっていた・・・。
物語の印象点
・(*^-^)アハハハハ!!
いきなりの冒頭、クレアとケイトのやりとり。
『CMで掛かってるイイ曲』
・・・きっとアレでしょうね、神のCM^^
♪ろくわ~もぉ~はいいってぇ~
とくてんつ~きでぇ~♪
シッカリ途中で神を見させてもらいましたし(苦笑)
1クールの締めも、やるなケイト・・・
・覚醒
ケイトの力の覚醒。
月と危機感が鍵なのかな、とも思いました。
それから、『生きたい』と言う無意識の願いにも。
エルヴェとの出会いが、確実に彼女の中の『何か』の
スイッチを入れたような。
『生き抜けば、アノヒトにもう一度会えるかもしれない』
私的に思うところはそんなところもあったり。
それから学園のもう1つの顔。
とぼけた先生、実はJC達のボスなのか?
もう一人はローズ。
レイチェルの危機に何も出来ない自分を恥じ、
『もう逃げない』と心に決め、自らトレーニングを始めたり。
心が強くなれば、きっと彼女も・・・・
ただのマスコットではなくなるような、そんな気もするのですよ。
レイチェル。
友人アマンダのルークに対する真剣な気持ちの前に、
一人心を揺らがされる。
喫茶店での一時。
大人ならではの一言でしたね・・・
『今は傷とトコトン向き合うべきだ』
年をとれば、向き合う体力もなくなって行くから。
忘却を上手く言い換えた名台詞ですね・・・
・エルヴェの絶望
ついに訪れたミレーユの末期症状。
焦るエルヴェの瞳にやどった狂気。
(先生は、それでもリーズを・・・)
ダッタラ、ボクハナンダッテシテヤル。
イモウトヲ、マモルタメダッタラ。
彼の暴走と呼応するように、記憶の霍乱を見せる
リーズの2クール目での活躍が気になりますね・・・
総じて今回、物語の質はかなり高かったと思います。
ミステリーの名に恥じない良いエピソードでした。
それから、相変わらず洋服の作画、レベル高いですね・・・
毎回惚れ惚れしてますよ・・・・
ファンが少ないのは・・・萌えの要素の少なさもあるのかな??

JUM、ワタシエルヴェタベチャオウカナ!!
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RED GARDEN 第12話 『彼の思惑』 |
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主観的あらすじ
レイチェルは、恋人・ルークとの間に発生した気持ちの違いに悩む。
失踪した父に想いを馳せるローズ。
気心知れているが故に、ユアンの言動が気にいらないクレア。
ケイトは、姉の婚約者の友人・エルヴェと会う約束をしたが、
彼の本心は、ケイトの思いもよらないところにあった・・・
物語の印象点
・すれ違い
異なる身体を得てしまったが為に、
生まれてしまう気持ちのズレ。
本当は、そんなつもりじゃなかったのに。
もっと側に居て欲しかったのに。
クレアとレイチェル。
クレアについては、比較的容易な仲直りが出来たようですが、
レイチェルについては、まだまだ一波乱も二波乱もありそうで・・・
異なるもの同士では、もう二度とあの頃には戻れないのでしょうか。
それは、ケイトたちとエルヴェ達が
決して相容れない存在であることと同じで。
・DVDのCM変わりましたね♪
例の神がかりのCMから、もう1つの新バージョンになりましたね・・・
こちらも良さげですね、かなり。
それからENDムービー。
大きく変化しましたが、とても素敵でした。
ノンクレジット版、欲しいですね・・・
・エルヴェの狙い
リーズの記憶覚醒と、実験の成功阻止がまず1つ。
ケイトに接近し、呪いの書に関する情報収集を得ることが1つ。
合計2通りのアプローチから、
妹を救う手立てを考え付いたみたいですね。
ケイトに接近できたのは僥倖でしょうけれど、
それを上手く利用するのはさすがだなとも感じました。
しかし、一連の流れはルーラたちの監視の及ぶ所にも
あった訳で。
となると、恐らく彼の目論みは遅かれ早かれ・・・
潰えてしまうのか、それとも彼を頼るリーズが
何らかのアクションを見せるのか。
物語の中心にケイトを据えての2クール目、と言う感じになるのかな?
なんて漠然と考えながら視聴してました。
次回の放送は2週間開けて、
年明けの1月9日 午前2時から。
まてよ・・
ヤマトナデシコと被るようなことはないよな・・・
うーむ・・・

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RED GARDEN 第11話 『それぞれの想い』 |
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主観的あらすじ
各々の人間関係が変わり始め、
レイチェルは、仲間たちの間に
思わぬ揉め事を起こすきっかけとなってしまう。
気持ちを固め、失踪した父を探し始めたローズ。
日々の生活を続けるために奔走するクレア。
グレースでの自分の立場について考えるケイト。
そして、その夜ケイトは、姉・エマの婚約者を紹介される…。
物語の印象点
・4者4様の想い
普段どおりの生活の中に、確実に忍び寄っている違和感。
既に人と異なる世界を知ってしまったが故の孤独感。
そんな印象も感じました。
その意味で、ケイトとレイチェルのおかれた立場が
良い対比になっていたと思います。
それぞれが抱える事情は異なっていたとしても。
・エルヴェの思惑。
ケイトらを『アニムス』と呼ぶ彼。
偶然にもケイトの姉の恋人が彼らの一族であったことから、
同族のよしみか、忠告をする彼。
しかし、その裏にはもう1ふくみありそうな感じも。
彼の最終目的が妹の存命にあるのなら、きっと。
リーズとのやりとりがとても印象的でした。
過去を失ったリーズにとって、エルヴェは縋るべき対象でも
あるわけですが、彼にとっては忌まわしい存在とも言えるわけで。
彼女の実験が成功することで、失われる存在があると知っているから。
『私の事、嫌いなの?』と問いかけるリーズ。
『・・・嫌いだよ』と即答するエルヴェ。
今回も、子安さんの名演に痺れましたね・・・
それにしても、エルヴェの接触。
目的は多分次回で明らかになるのでしょうが、気になりますね・・・・
楽しみです。
しかし・・・『LM.Cミュージアム』には吹きました^^
やるな・・・

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RED GARDEN 第10話 『戸惑い』 |
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主観的あらすじ
ケイトは、ルーラから聞き出した真実を仲間に告げた。
「敵」とは?「呪い」とは一体何なのか?!
続くべき毎日と、思わぬ事態とのギャップは激しく、
それぞれの想いは、これまでの人間関係に
変化をもたらす兆しとなってゆく。
そしてある召集で、少女たちは
さらなる衝撃の事実と対面する・・・!
物語の印象点
・戸惑い
4者4様の戸惑いを見せてもらいました。
特にクレア。
生きる場所を失い、彼氏のある意味無神経とも
いえる言葉に心にささくれを作る彼女。
とは言え、彼氏の思いやりに気付かない訳でもなく。
さらには、今の段階でもっとも戦いの要となっている彼女。
一番の心の揺れ動きを見せているのは彼女なのかもしれません。
そしてリーズとエルヴェ。
空々しい博士達とのやりとりをしなくてはならない彼。
最愛の妹達を救うために。
たとえ、博士達のねぎらいが『嘘だ』と分かっていても。
そんな彼に、無垢な視線を向けるリーズ。
その視線を真っ向から受け止められないエルヴェ。
そのあたりがとてもよかったですね。
さらにルーラ。
幾多の仲間を失い、互いに呪いをかけあって
生き残りをかけてきたと言います。
その中で、人狼化する前に倒せないのか?との
ケイトたちの問いかけに、初めて人間らしい感情を見せた彼女。
恐らく可能ならそうしたかった。
でも、それは出来ないことだと分かっているから
貴方達には強くなり、そして生き残って欲しいと。
それが巻き込んでしまったことへの償いとも見えました。
2クール目を見据え、物語が走り出しましたし
次回も楽しみですね・・・

デモ、ホントハJUMヲマモルタメノタタカイ、ナンダヨネ‥
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RED GARDEN 第9話 『めざめ』 |
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主観的あらすじ
ケイトは、かつてのリーズとの交換日記の存在を追う決意をした。
そして自分たちの置かれた状況を知るため
単独行動で、教育係・ルーラに近づく。
一方エルヴェは、アンナとミレーユたちの運命に、
不穏な影が忍び寄っているのを実感する。
そしてついに、実験室に安置されていたリーズが、その口を開く・・・。
物語の印象点
・関係の変化
前半部の謎が一応解明された感じでした。
古来より対立していた一族との争い。
絶滅を迎えた種族。
生き残りをかけ、ケイト達の『新たな身体』を奪取、
子孫を残すべく新たな子宮をと言うことでした。
それを危惧していた組織がルーラたちと言うことのようです。
彼女は後をつけてきたケイトにこういいました。
『自分で自分を守れるのか?』と。
知ることが必ずしも、幸せなことばかりではないと。
・リーズの覚醒、エルヴェの苦悩
リーズの実験が不可能であれば、恐らく博士たちの目線は
ミレーユ達に再び向いたのかもしれません。
しかし、不幸にも実験は一応の成功を見せ
リーズは覚醒を果たしてしまいます。
となれば、もはや末期を迎えたものに何をするものか。
それを感じ取ったエルヴェの苦悩が今回の1つの見所であったかも。
『薬、変わってないよ先生・・・』
これは子安さんの名演ですね・・・
さすがです。
すごく、その場面にしっくりくる一言でした。
同時に死んでいながら生きているクレアの一言も大きかったですね・・
『生きているから、色々あるんだ』
それでは、今のクレアたちは?
生きているから、色々あるのか?
古い身体でなく、新たな身体で生きているから色々?
その結末が戦い、生き残るだけだとしても。
遠回りした見方をすれば、エルヴェたちの目的の暗喩とも
見て取れるのかもしれません。
『生きること』が、種の存続の最大の目的であるならば、
生きることは戦いであり、負ければ・・
あるいは生き残れないとするのならば。
次回からはいよいよリーズも含めた物語が動き出しそうですし、
とても楽しみですね・・・
・・・・・・。
しかし、あのCM・・・・
完全に洗脳されてしまった(*^-^)タハハ

ドウカナJUM?ワタシノウタモジョウズカナ(*^-^)?
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RED GERDEN 第8話 『生きて愛せ』 |
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主観的あらすじ
思いがけない現実に巻き込まれても、
少女たちの日々の生活は続いてゆく。
各々の友人たちとのやりとり、グレースの人間関係…。
お互いの事を知り始めた少女達は、ある召集の無かった日に、
徐々に歩み寄るきっかけを作る。
物語の印象点
・生きて愛せ
わたしの誕生を司った天使が言った
喜びと笑みをもって形作られた小さな命よ
行きて愛せ、地上にいかなる者の助けがなくとも
ウィリアム・ブレイク
物語の1/3を消化し、歩み寄りを見せ始めた少女達。
特に物語を進める上で何か、と言うことはないのですが、
昔読んだ詩集の1節が登場するとは思いませんでした(*^-^)
この詩句の要である、”Go Love”という
二つの単語を一つにした部分。
この詩の良さはここにある訳ですが、
一方的で、自発的な、無限の無償の行為としての愛の性質を
ありありと示しているのではないかと思うのです。
それに続けるとするなら、
『絶望のむこう側にだけひょっとすると、
他人を助ける可能性があるかもしれない』
そうした冷えきった寂寥たる風景の中にこそ、
そして死んでいながらにして生きている彼女たちだからこそ
この語句が、ほとばしるような命令形の「行きて愛せ」が
もの凄く生きてきたような気がするのですよ。
前半を締めくくる意味合いとして、
これ以上ないまとめ方を見せて頂きました(*^-^)
正直この話を見てからなら・・・
あの神とまで言われたCMも、
その意味合いを変えてくるんですけどね(苦笑)
ほんの少しだけ、勿体無いかな・・なんて。
・・・クレアの『電話機内蔵リュック』攻撃は面白すぎですが。
初めてミュージカルらしいお話を見たようにも思います。
次回からはますます物語も面白くなりそうですし、楽しみ^^

ダッテ、JUMガワタシノスベテダカラ・・・(*^-^)
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