鍵姫物語永久アリス輪舞曲 最終話 |
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原書のタイトルはこちら。
”All in the golden afternoon”
(黄金色の昼下がりに)
今回の話は・・・番外編ですね^^
確か公式サイトにも『メルヴェイユ交響曲』
と言うページがあったので、
オールスター勢揃いだったのは、
見ていた側としては嬉しいものがあったりして。
全体的にコメディ調な展開で、これはこれで良かったかなと思います。
でも・・・
まとめ感想と言うには、かなり難しいですね・・・
有人君の描いた童話のお話を最終回に持ってくる辺りは
上手いな、と正直思うのですが。
なので、視聴しながら笑えた部分などを紹介する形で。
・萌木原モユの存在
お手手がロケットパンチになっている能力者ですね^^
彼女の活躍が今回のポイントかも^^
『嘘』の大きさに比例して、
ロケットパンチの推進距離が伸びるみたいです(笑)
前回の予告の『お兄ちゃん嫌い!』はこれにつながってました(苦笑)
・ジャック・ジャクリーン
彼女は何なのでしょう^^
果敢に有人君達に戦いを挑みますが、『腰』を痛めて即ご退場(爆笑)
何とも童話らしくてOKですけれど。
・ファンタジーと言う事でRPG風にしたのか?
途中途中がRPGを思わせる展開だったのは、
ゲーム好きとしてはOKでした。
特にキリカ先輩のイベントですね。
あれは視聴しながら笑わせてもらいました。
・タキオンのキャラに吹きました^^
あれはアリなのか・・・(呆然)
コメントはゼ○ス・マーキスや天城小次郎が
好きなので控えておきましょう。
・最終回最大の謎
有人君の背負った剣と、
持っていた鍵の使い道はドコに言ったのでしょうか?
視聴した総括
現代風アリスと言うか、モチーフがアリスと言う事で
最後まで見てみましたが、
割と楽しめたと思います。
こうした形の解釈もあっても面白そうですし、ね・・・。
どちらかと言えば、メルヴェイユ交響曲の人物の方が
好きだったのは
ご愛嬌で^^
何にしても、スタッフの皆様お疲れ様でした^^
長文感想はこちらから。
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鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第12話 |
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今回の原書のタイトルは、前回述べた通りです。
“Alice's Evidence”
(アリスの証言)
最終回のタイトル予測は、見事に外れました。
まさか、”あれ”を持ってくるとは正直考えも付かなかったので^^;
ちなみに最終回のアニメ版のタイトルは
『The golden afternoon』
これは、不思議の国のアリスの元となっている
『地下の国のアリス』にも掲載された巻頭詩でもありました。
"All in the golden afternoon"
(黄金色の昼下がりに)
と言うのが正確なタイトルです。
たった一つの手書きの絵本。
それは、ルイス・キャロルが”アリス"と言う名前の
女の子の為だけに書いた、
彼女へのクリスマス・プレゼントでした。
1864年11月26日のことです。
そして翌年、この世界にひとつの物語は
『不思議の国のアリス』として出版され、全世界の子供達に今も読み告がれる
”永遠のアリス物語”となるのでした。
長い前置きですが、どうしてもコレは載せておきたかったので^^;
さて、まとめ感想を。
タイトル通り、お話の内容は
『真アリス』とも言うべきリデルの真実が明らかになりました。
全てはリデルの一言から始まった事。
ただ、面白い物語を愛していた事。
それだけのために生きてきた事。
タキオンに出来ないのなら、彼に代わる人を望んだ事。
全てはアリスによる、アリスの為だけの物語のために。
彼女のために物語を生み出せない存在はいらない存在。
故に、タキオンは排除されてしまいます。
でも、冒頭のシーンにもあったように、
リデルもまた『捨てられたくない』あるいは
『永遠』に彼が私だけの物語を紡いでくれることだけを望んでいたのではないでしょうか。
双子姉妹の真実
彼女達は、タキオンが生みだした物語の存在でもあり、
リデルが愛した物語そのものでもありました。
『面白い物語を聞かせて』
無邪気にねだる姿は、原書のイメージを想像させてくれますね(多分)
『物語は作者がいなくなっても永遠に続くよ』
有人君の物語の意味
『想像が創造を生む原動力である』
と言う印象がありました。
きらは≠ありす
今回初めて、有人君自身がそれを認めたような感じがします。
全てを認めた上で、有栖川さんは確かに彼女として存在していた、と。
だから、会おうと思えばいつでも会えると言う事。
それは、物語が永遠に続く限り。
ありすの望んだ事
物語の産物でもあるありすは、
自らメルヴェイユスペースに残る事を決めてしまいます。
3拍子で構成されるワルツ。
『行進曲(マーチ)』ではない、と言うこと。
2拍子の物語ではないという事。
音楽に例えるなら、
有人君、きらは、ありすの3人がいる事で輪舞曲(ワルツ)が完成するのかもしれません。
だけど、有人君ときらはは行進曲を選びました。
扉を開け、メルヴェイユスペースから出て行く二人を見た時、
ふっとそんな印象を持ったのも確かです。
・・・かなりまとまりが無いような気もしますが、
視聴直後の印象は大体こんな感じでした。
長文あらすじ感想はこちらから。
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鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第11話 |
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今回の原書のタイトルはこちらでした^^
“Who Stole the Tarts?”
(タルトを盗んだのはだれ?)
今回は、キサのロワイヤル脱落、リデルの正体や真実が明らかになった
お話でした。
ちなみに、アニメの方が13章構成なので、次回、次々回の
原書タイトルを入れておきます。
原書のタイトルはこちら。
“Alice's Evidence”
(アリスの証言)
で、次回のタイトルは『Evidence』(証拠)と言う訳ですから^^
原書タイトルに従うのであれば、
最後のタイトルは『Alice』と言うことになるのではないでしょうか。
"ツマンナイ"予測ですが、まあ気になさらずに(苦笑)
さて、本編に。
今回は散文形式でまとめてみました。
本に囚われてしまったありす。
呆然と立ち尽くす有人君。
囚われのありすを救出しようと懸命なきらはとキサ。
現れるタキオン、リデル、双子姉妹。
しかし、どんなにキーブレードを叩きつけても、
封印は解けませんでした。
キサも水の剣で攻撃しますが、結果は同じ。
ありすを封印したオブジェから流れ落ちる水。
『流れているのは水?』
『流れているのは涙?』
双子姉妹が言います。
『泣いているのはありす?』
『泣いているのはみんな?』
再び双子姉妹が言いました。
泣いているのは有人君達全員でしょう。
"心の汗”をたくさんかきながら。
※『涙は心の汗』とは良く言ったものです。
きらは達がタキオンに詰問します。
何故、こんな事をしたのか、と。
『終わらない物語を集め、私に差し出してもらう為さ。』
終わらない物語は、貴方が出版するものではなかったの(〃*`Д´)と言うきらは。
出版?そんなものに興味はない、と言うタキオン
『そうでも言わなければ、協力を仰げなかったからな( ̄ー ̄)フフン』
そうですよね、アナタハとにかく”刺激”が欲しいんですから^^;
『私を・・・刺激してくれ。』
このアニメの名台詞の1つだと思っています。
伊達に、LAPの氷室、ゼ○ス、天城小次郎を演じている方ではないですね(苦笑)
あ、氷室と言えば、『ときメモGirl's Side』のゼロワンこと、氷室零一もそうか。
それにだ、とタキオンは言います。
『ありすの持つ物語が"終わらないアリス物語"』と。
つまり、彼女が前回身を引いたと言う事は即ち、
『終わらない物語』の消滅を意味する、だから・・・
『私がその前に封印したの(`∇´)ホホホ』
側に控えるリデルが口を開きました。
何て事を、と憤るきらは、キサ。
さあ、終わらない物語を完成させてくれ、と言うタキオン。
そうすれは、ありすの封印も解けるだろうと甘言を囁きます。
(って事は、私とキサちゃんが戦って、どちらかの物語を奪えば・・・)
デモ・・・と躊躇するきらは。
『本当に、助かるんですの(`⊿´)!』
口火を切ったのはキサでした。
多分、きらはを思いやっての事でしょう、
『私は、きらはちゃんの物語が欲しいデスノ(*`д´)σ=σ』
キサときらはの戦いが始まりました。
『きらはちゃんの事は大好きデスノ、だからきらはちゃんの物語が欲しいんですの!』
それに最初から、いつかはこうして(戦う運命にある)と言うキサ。
互いの剣を交える中で、きらはの声を聞くキサ。
ただ側にいるだけでなく、こうして戦う事で分かりあえることもあるデスノネと言いながら。
体勢を崩し、倒れるきらは。
キサが突き出した剣は、僅かに身をそれ、床に突き立っていました。
『・・・手元が狂ったようね(-Д-)凸』
ようやく本気になったデスノ、とキサ。
『面白い!』とタキオンはお喜びの様子です。
見ていて一瞬、ゼ○ス・マーキスの姿がダブったのは気のせいでしょうか(苦笑)
『お兄ちゃんを、ありすちゃんをココに残していく訳には行かない!』
ついにキサと戦う決心をしたきらは。
キーブレードを構え、キサに突進しますが・・・
その様子を見てキサは構えを解き、きらはの攻撃を受け入れます。
(コレデ・・・イインデスノ)
『キサちゃんΣヽ(°Д°;)ノ!!』
信じられない、と言った感じのきらは。
キサは胸に刺さったブレードを掴み、ぐっと握り締めます。
『抜かないで欲しいデスノ・・・。』
これで最後の勝利者はきらはちゃん。
終わらない物語が完成する。
そうすれば、ありすちゃんも助かる。
『大丈夫、私の物語は有人先輩に書き写してもらうですの。』
『だから、有人先輩、いつまでも腑抜けてる場合じゃ・・・ナイデスノ(*^-^)』
最後の最後まで、大好きな人の事を心配するキサ。
きらはちゃんなら大丈夫、きっとやれるデスノ・・・
現れるキサの物語。
それを手に取り、有人君に差し出すきらは。
『早く書き写して!!』
出来ないよ、と告げる有人君。
何言ってるの、ありすちゃんがこうなったのはお兄ちゃんのせいなのよ!と
有人君をなじるきらは。
デモネ・・・
それは違う気もするんですよ。
確かに書き写せば、ありすは助かるかもしれません。
それは"自分の欲望を具現化したい"と言う傍証にならないか、と言う点で
有人君は躊躇したのではないでしょうか。
大好きなありすを通じて大好きなきらはを見ていた、と言うのが真実であるのならば。
とすると、そんな醜いモノのためにもう一度筆を取るなんて出来ない、
なんて自分には思えるんですよね・・・。
二人のやり取りの中で、垣間見えるキサの心の物語。
小さな頃のキサはかなりドンクサかったみたいで、
始終母親に怒られていたようです。
『だから私はいらない子なのかな・・・』
水の中では私一人。
だれもいない世界なら、私がイテモいいのかな・・・
そんなキサに手を差し伸べたのがきらは。
『暖かい手・・・』
向けられた笑顔は、私が生きていてもいいと言う証?
それがキサの物語でした。
物語は無くなってしまっても、きらはの中に残ると言うキサ。
こうしたやり取りを見ても、なお動けない有人君。
『早く、物語が、思い出が消えちゃう!!』
焦りを含んだ声で叫ぶきらは。
それでも、有人君が動く事はありませんでした。
やがて物語の消滅と共に、キサの体もメルヴェイユスペースから消失します。
『ひどい・・・。』
『キサちゃんは自分の物語を賭けてまでありすちゃんを救おうとしたのに!』
『お兄ちゃんは一体何をしているの(`ハ´)σ!!』
『情けないよ・・・私の好きな人はそんな人じゃない!』
でも、それはきらはから見た有人君の印象。
有人君から見たきらはへの印象とは”=(イコール)”では無い訳で。
『分からない・・・でも出来ないんだ。』
心底分からない様子の有人君。
その手を掴み、ありすが封印されたオブジェの前まで連れて行くきらは。
『良く見て!!』
『有栖川さんを助けたくないの!』
有栖川さん、僕の・・・
突如として舞台は有人君の内面世界に。
そこは学園の中庭。
昼食をとるいつものメンバー。
『夢を見ていたみたいだな。』とキリカ先輩。
想像力が逞しいのも考え物だ(ー'`ー;)という言葉に反応した有人君。
『そうか、今までの事は全部夢だったんだ・・・。』
しかし、それらが夢であるはずはなく。
舞台はかつてありすと訪れた本の世界に。
『ここは・・・有栖川さんと来た事のある世界。』
じゃあ、有栖川さんは僕の創造の産物じゃなくて、本物なんだ!
一縷の望みを見出す有人君。
再び、あのときのシチュエーションが蘇ります。
『有人君(*´∀)ノ!!』
ありすがあの時と同じように有人君を助けにやってきます。
『有栖川さん!生きてるんだ、本物なんだね!』
喜びのあまり、ありすの手を強く握る有人君。
『あ、有人君・・・それじゃ助けられないよ(〃▽〃)』
でも、それらが現実であるはずもなく・・・
『お姫様は王子にキスをした。』
『王子もお姫様にキスをした。』
"それは、心からのキス"
前と同じく、謎めいた助言を残し消えていく双子姉妹(青)。
目を閉じて、唇が降りてくるのを待つありす。
『・・・私を選ぶって言って。』
驚愕の言葉。
願望と現実がないまぜになった世界。
ありすの姿がきらはに変わります。
『ずっと、こうしたかった・・・』
自分の心をエグラレル有人君。
『これが、僕の・・・』
きらはの代わりに、有栖川さんを生み出した・・・
そんな僕の醜い心が、『終わらないアリス物語。』
ソウ、ナノカ・・・?
舞台は三度変化し、今度は川沿いの風景に。
この風景の描写を原書から引用してみました^^
(ココから引用)
それは黄金の昼下がり
気ままにただよう僕達
オールは二本ともあぶなっかしくて
小さな腕で漕がれます
小さな手がぼくらのただよいを導こうと
かっこうだけ申し訳につけて
(ココまで引用)
原書では、1862年7月4日の午後のことです。
『あれは・・・アリスマスター?』
川に浮かぶボートには、O・L・タキオンとリデル。
二人はとても仲睦まじげに午後の一時を楽しんでいます。
『ピクニックも、川遊びも楽しんだろう?』
『ねえ、もっと楽しいお話を聞かせて。』
無邪気に抱きつくリデル。
『可愛いな・・・僕のアリス。』
ん?アリス?
えっと、彼女は”リデル”ですよね?
アリスは、ロワイヤルの結果としての話じゃアリマセンでしたっけ?
※原書と混同している訳ではアリマセン。念の為。
同じ疑問は有人君も感じたようです。
どういうことだ?
リデル=アリス?
と、イウコトハ、あのタキオン=アリスマスター=オリジナルタキオン?
『そうよ(*^-^)』と双子姉妹(赤)
『私達はアリスの物語(*^-^)』と双子姉妹(青)
だから、私達の妹のために・・・
『物語をよこせ!!』
我に返り、きらはに今まで体験した内容を話す有人君。
『その通りだ。』
鷹揚に頷く真タキオン。
『我々は、終わらないアリスの物語を完成させ、永遠の命が欲しいのだよ。』
いつ消えるともしれない体を抱え、時の闇を彷徨ってきたが、
きらは君の物語と、ありすの物語が合わされば全ては解決する。
『しかし君は・・・』
最早人を見る目つきではなくなった真タキオン。
『再びありすを選べば、ありすは蘇り、全ては上手く行ったのだが。』
君はそれすら拒絶した。
『役割の無い登場人物は目障りだ。』
始末しろ、リデル!と冷たく言い放つ真タキオン。
それに答え、キーブレードを取り出すリデル(真アリス)。
有人君を庇うきらは。
『慌てないで・・・貴女とは後でゆっくり戦えるから。』
そして、その剣先は・・・
ゆっくりと”真タキオン”に向けられます。
動揺するタキオン。
『何故・・・私を・・・ドウシテ・・・』
『オモシロイモノガタリヲキカセテ(*^-^)』
『チョットコワイモノガタリヲ(*^-^)』
大体こんな感じでした。
今回のお話を見ていて、
原書の叙事詩を思い出したので、イチオウ載せておきます。
何となく『輪舞曲』の意味合いの元はココにあるような気もしますし^^
アリスよ、おとぎ話をとって
やさしい手で子供時代の
夢の集う地に横たえておくれ
記憶のなぞめいた輪の中
彼方の地でつみ取られた
巡礼のしおれた花輪のように
*少し真面目なアリスのパロディ*
この章では、以下の詩が使われていました。
ハートのクィーン
タルトをつくった
ある夏の日に一日がかりで
ハートのジャック
タルトを盗んだ
ひとつ残らず持ち去った
ハートのキング
タルトを返せと
ジャックをバシバシひっぱたく
ハートのジャック
タルトを返し
もうしませんと誓いを立てた
まんま、『マザーグース』です。
タルトを心の物語、と置き換えたら案外オモシロそうかも^^
イギリスでは、タルトと言えば女王を連想するまでにおなじみの唄だそうです。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第10話 |
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今回の原書のタイトルはこちらでした^^
“The Lobster-Quadrille”
(伊勢海老のカドリール)
今回は、アスカのロワイヤル退場、ありすの記憶の無い理由、有人君の本心?
物語との関連、我らのタキオン様登場!?と急激に展開を始めたお話でした。
さて本編に。
『どうして・・・記憶が無いの(´;ェ;`)』
リビングで俯くありす。
お待たせ(^∀^)と手に紅茶を持って現れる有人君ときらは。
テーブルの上には1冊のアルバム。
さっきまでの落胆振りを見せたくなかったのでしょうか、
慌てて立ち上がるありす。
しかし、試みは失敗したみたいで・・・
"バサバサバサ・・・"
アルバムを落としてしまいます。
ご、ごめんなさいと急いで散らばった写真を片付け始めるありす。
有人君も手伝いますが、ふと1枚の写真を手にとって、きらはに話しかけます。
『これ、きらはの小さい頃の写真だよな(^◇^)』
『ブランコに乗って、ビュンビュン飛ばしてさ^^』
『お兄ちゃんが"怖がり"だっただけだよ(*^▽^)』
こっちはアイスクリームのケーキを食べた時の写真だな、と言う二人。
結局きらはが全部たいらげてしまって、と笑う有人君。
『そうそう、で、その後お腹を壊しちゃってお兄ちゃんが一晩中お腹をさすってくれたの』
楽しそうな二人の話題、あるいは世界に入り込めないありす。
(何で、私にはそうした思い出がないの?)
『私、帰るね。』
有人君の家を飛び出してしまうありす。
様子がオカシイ事に気付いた有人君も慌てて後を追いかけはじめます。
『有栖川さん!!』
"ぎゅっ"と腕を掴んで引き止める有人君。
『有人君・・・q(*´`*)p』
どうしたの、急に?と心配する有人君。
ごめんなさい、私から有人君の小さい頃の写真を見たいって言いながらと謝るありす。
(でも、私には何も思い出せない・・・)
『有人君ときらはちゃんの思い出にヤキモチを焼いちゃったのかな』
理由を告げるありす。
有人君も少し驚いたみたいですが、すぐに表情を戻してこういいます。
『だったらさ、これから作ればいいよ、ふたりでさ。』
『・・・アハ(つ∀`照)』
ハイハイ、ゴチソウサマデス(笑)
少しだけ原書からの引用を。(10章の一節です)
「あたしの冒険っていうと・・・けさからのなら話してあげられるけど」
アリスはちょっとおずおずと言いました。
「でもきのうまでもどってもしかたないわ、だってそのころはあたし、別の人だったから」
(ココまで引用)
何となく、見ていて思い出した一節です。
今ある記憶はありすのもの。
これから作る記憶もありすのもの。
でも、それ以前の記憶は誰のもの?
私のもの?
それとも・・・
なんてところなんでしょうかね(苦笑)
夜の廊下で前回の戦いを振り返るアスカ。
『何故、あのありすって娘には私の能力が効かなかったのかしら?』
その理由を考えながら、奪い取った有人君版の『アリス物語』を読み進めるアスカ。
『ナルホド。ソウイウコト、ね!∑(゜∀゜)』
どうやら、彼女の疑問は全て解けたみたいです。
で、あれば後は彼女の取る行動は自明の理と言う訳で。
翌日。
広場にあるベンチに腰掛け、人待ち顔の様子で座っているありす。
どうやら誰かを待っているみたいです。
『有栖川さ~んヾ( o・∀)ノ゙』
有人君(*゜▽゜*)と満面の笑みで迎えるありす。
ヤハリと言うか、当然と言うか『おデート』だったようですね^^;
『今日はどこに行くの?映画?それとも?』
嬉々として行き先を決めようとしているありすに、
『今日は行きたいところがあるんだ。』
有栖川さんの通っていた場所や、お母さんに怒られた時に隠れた場所とか。
そうした場所を訪れてみたい、と言う有人君。
『でも、面白くないんじゃ?』と問うありす。
そんな事無いよ、と答える有人君。
そして、商店街をぶらぶらと歩き始める二人。
懐かしい~^^と小さな頃の思い出を振り返るありす。
今のところ、記憶との関連はあやふやですが何となく想像は付きました。
お菓子屋の前で足を止めたありす。
『昔からここのキャンディーが好きだったの。』
キラキラしていて、とても綺麗で・・・
でも虫歯になるからって、お誕生日とクリスマスにしか買ってもらえなくて。
『買ってもらっても、結局綺麗だから食べられなくて。』
なんとも、らしい思い出ですよね^^
嬉しげに話すありすのために、有人君は
『ちょっとここで待ってて。』と言い、お店の中へ。
買い物を済ませ、店内を眺める有人君。
『1860年代・・・?』
お店の内装に目を留めた有人君。
『随分古くからあるんですね。』
何気ない一言が、疑問を膨らませるきっかけとなり・・・
『ウチがここで営業を始めたのは"去年"からだよ。』
もっとも、内装は昔からのものを引き継いでいるけどね、と答える店主。
(あれ、でも有栖川さんは"昔から"って・・・?)
店外でヾ(0∇0*)ノと手を振るありすの様子からは、別段オカシイところは見られないのですが・・・
お店を出て、再び外を歩く二人。
『あ、あの路地!!』
何かに気付いたのか、突然走り出すありす。
有人君も後を追い、やって来た先は小さな一軒家でした。
『ここに小さい頃住んでいたの。』
庭には小さなブランコと一人の上品そうなおばあさん。
声を掛け、ブランコに乗るありす。
有人君はおばあさんと談笑を始めます。
『スミマセン、急に押しかけて、無理まで言ってしまって。』
いいのよ、と微笑むおばあさん。
その向こうでは、”きゃっ”とお尻を打ってしまったありすの姿が。
『昔、この家に彼女が住んでいたんですよ。』
『?それは多分思い違いね。ここは私の両親の代からずっと住んでいるから。』
(どういうこと?有栖川さんの記憶はじゃあ一体?)
さらなる疑問が膨らんだ様子の有人君。
夕方、疑問は残るものの楽しいデートは終わりを告げます。
橋のたもとでお別れの挨拶をする二人。
また明日ね、と言って歩きさるありす。
その帰る先はドコなんでしょうね・・・。
その帰り道に、唐突に現れたアスカ。
身構えるありす。
『きらはと戦うつもりはない?』
イキナリ脈絡のない話を切り出すアスカ。
何を言ってるの?と困惑のありす。
『端的に言えばそういうこと。あなた達が共倒れしてくれれば、私の手間が省けるから。』
何て人(-Д-)凸と憤るありす。
『でもね、貴女にも関係のあることよ。』
揺さぶりなのか、駆け引きなのかアスカは引き下がるつもりは無いみたいです。
薄々気付いているんでしょう、貴女だって。
ますます意味深な言葉を発するアスカ。
そして、一冊の本をありすに投げ渡します。
『これは・・・有人君の書いた"終わらないアリス物語"』
中を読んで御覧なさい( ̄ー ̄)と言うアスカ。
言われるまま、ありすが物語を読み進めると、表情は次第に強張り・・・
『そういうこと。』
だから・・・と言って立ち去っていくアスカ。
彼女的には目的の"半分"は達成したみたいですね。
ありすとの関連はまだ明らかではないですが、
彼女達の間に亀裂を入れるには充分だったようにも見えますし。
さらに翌日。
下校途中のきらは。
下駄箱を開けると、そこには『お茶会』の封筒が。
(誰?)
疑問を抱えつつ、有人君、キサと共に下校するきらは。
その様子を物陰から見つめるありす。
さらに後方から見つめるキリカ先輩。
タキオンが種を撒き、アスカが芽吹かせた混乱の草花は、確かに成長を遂げているみたいですね^^
自室で招待状を前に考え込むきらは
『場所:図書館。時間:午前3時。招待者:有栖川ありす』
なんでありすちゃんが?
疑問は尽きないまま、図書館へと向かおうとするきらは。
もちろん、夜中なので"コソコソ”隠密?行動になるのですが、
しっかり有人君に見つかってました^^
『アスカさんの所へ行くんじゃないよな?』
ちがうよ、と首を振り否定するきらは。
でも、相手の事を有人君に告げられる訳も無く・・・
半ば振り切る形で飛び出して行ってしまいます。
夜の街を跳ねるように飛んでいくきらは。
『は、早い・・・追いつけない。』
必死に後を追う有人君ですが、この状況に以前経験した出来事を思い出します。
『そういえば、有栖川さんに初めて出会った時も・・・』
追いつこうとして、結局追いつけなくて。
まさか?と何かに思い当たった様子の有人君なのでした。
図書館に飛び込んだきらは。
『約束通り一人で来たよ(`_ゝ´)』
どこなの、ありすちゃん!と声を荒げます。
『来たわね、きらはちゃん・・・。』
無表情のありす。
『貴女の物語・・・奪わせてもらうわ。』
訣別の一言。
後は戦うだけと言わんばかりの表情。
金と銀のキーブレードが火花を散らし、戦いが始まりました。
『どうして?なんでコンナコトを?』
戦いながらも、今だ状況を飲み込めないきらは。
『いつかは心の物語を賭けて戦わなければいけない存在。』
『だから、私は貴女の物語を奪う!!』
今までだって協力してきたのに!とありすの変節を止めようとするきらは。
『でも、それもココまで!戦うのが嫌なら、貴女の物語を私に頂戴、今すぐ!!』
きらはを突き飛ばし、その胸にキーブレードを突きたてるありす。
『や・・め・・・てぇ・・・・』
同時刻。
町のあちこちを探し回り、きらはは図書館にいる、と見当をつけた有人君。
そこに『有人先輩・・・』
"ぽそ"と小さな声が掛かります。
『キサちゃん?何でここに?』
『きらはちゃんのことが心配ですの。』
きらはちゃんを心配するアンテナが”ピンピン”するですの?!
ちょっとマテ。
ソレって『ゲゲゲの鬼○郎』ヂャナイカそれわぁ!!
とイウコトハ、きらは=妖怪?
・・・と言う馬鹿らしいお話はゴミ箱に捨ててきましょう^^
頷きあい、メルヴェイユスペースへ侵入を始める二人。
『待ちなさい。』
当然のごとく、妨害に入るアスカ。
今の二人の戦いを邪魔させるわけにはいかない、と言う彼女。
視聴者軍団のお怒りが乗り移ったのか、次の瞬間!!
『○ ̄□ ̄)=○)゜O゜)ブッ!!』
見事にパンチを食らわせるキリカ先輩のご登場。
きっと、3000万人の女子高生ファンの諸君(懐古ネタでスミマセン^^;)が
この瞬間、”胸がスカッと”したのではないでしょうか。
『私はもうアリス能力者ではないが、嫌なやつを殴るくらいの力はあるぞ。』
ザマミロ、といった感じで告げるキリカ先輩ですが、
(イタタタ・・・)
しっかり可愛らしい悲鳴もオマケで突いているのがGoodでした。
改めてメルヴェイユスペースへ飛び込む有人君とキサ。
おいてけぼりのキリカ先輩(笑)
『私も行きたい~(泣)』の台詞が笑えます。
再びありすときらは。
きらはは、なおもありすに尋ねます。
『どうして?お兄ちゃんが書き写したものでは駄目なの?』と。
『貴女の物語を奪い、全ての心の物語を集めて叶えたい願いが私にはあるの!!』
ここまでありすを変貌させたきっかけとなる、有人君の物語とは?
『やめるんだ、有栖川さん!』
制止に入る有人君。
『来ないで!来たらきらはちゃんの無事は保障しないわ。』
足を止める有人君。
『きらはを傷つけてまで、どうして!!』
何でこんなことを!と当然の疑問と怒りをありすにぶつけます。
『”何で”・・・?何も分かっていないのね。』
キーブレードを引き抜き、きらはを解放するありす。
その顔は今までにないほど冷たい表情でした。
『バサバサバサ・・・』
何枚もの紙が宙を舞い、有人君の手に収まります。
『これは・・・僕の書いたアリス物語!?』
そうよ、そしてそれが”私の心の物語”。
淡々と告げるありす。
『私はね、有人君・・・貴方が描いた物語の中の存在なの。』
だから、こうしていられる。
僕は物語に有栖川さんの事なんか書いていない!と至極当然の回答を返す有人君。
『ヤッパリ・・・分かっていないのね。』
さらに冷たくつぶやくありす。
そんなことはない、僕の書いた物語だ、分からない訳ないじゃないか!!というのですが、
イマイチ会話が噛みあっていないようにも感じました。
ありすの言いたい事は、そうした表面的のことではなかったようです。
きらはも有人君に同調します。
『ありすちゃんはここにいるじゃない、手だって暖かいし。』
そっと手を握るきらは。
その手を振り払い、さらなる事実を告げるありす。
『私は、物語から生まれた存在。でも・・・』
『有人君が物語を通して本当に好きだったのは、”きらは”ちゃんでしょう?』
は、はは・・・そんな訳無いじゃないかと言う有人君。
『好きだけど、妹だから。それは許されないから・・・』
ダカラ、ワタシトイウソンザイヲウミダシタンデショウ?
私が今存在できるのは、有人君がそれを望んでいるから。
でも、有人君が私よりきらはちゃんを選べば、私は消えてなくなってしまう。
『だけど有人君は、私を選んでくれるよね?』
私だけを愛し続けてくれるよね?
きらはちゃんは"妹"で、私は"恋人"なんだから。
今まで通り、ソレでイインダヨネ?
次々と有人君の胸をえぐる言葉を告げるありす。
ついに頭を抱え、膝を付く有人君。
(分からない、ワカラナイヨ・・・)
もしかしたら、物語を通じてきらはを『恋人』としてみていたのかもしれない。
あるいは、『アリス』と言う存在に恋焦がれ、具現化したのが『ありす』だったのかもしれない。
ただ、今の有人君が悩む状況が全ての答えを物語っているようでもあり・・・
『有人君、”私を選ぶ”って言って。』
それだけでいいの。
そうすれば、私はアリス能力者じゃなくたって構わない。
『私が物語を集めて叶えたい願いは”有人くんとずっと一緒にいられますように”なのだから。』
唐突にキサが口を開きます。
『混乱しているのが答えデスノ(`皿´)』
『本当に好きなら、すぐに答えなんか出るデスノ!!』
だけど有人先輩はこんなにも迷っている、それが答えですの。
『きらはちゃんと有人先輩、こんなにも好きあってるのに・・・』
誰に遠慮する事があるですの!!
『だから、二人は絶対に幸せにならなくては駄目デスノ(*`д´)σ=σ』
『どんなに想っても、決して報われない想いだってあるデスノに・・・』
今回のMVPはキサとありすかもしれませんね。
物語を引き立ててくれてますし^^
『有人君、”私を選ぶ”って言ってよ。』
懇願するように、責めるように有人君に選択を迫るありす。
しかし、有人君は頭を抱えるばかりで答えを返すことはありませんでした。
『そう・・・それが答えなんだ。』
寂しげに言うありす。
『だったら、もう一緒には・・・いられないね。』
有栖川さん!と思わず声をかける有人君。
しかし、その呼びかけは届かず、ありすは何処かへと去ってしまうのでした。
『全く、あのありすって娘も案外使えないわね。』
物陰から現れるアスカ。
『貴女がありすちゃんをけしかけたのね!!』
怒りのままにアスカに斬りかかるきらは。
『人の心を弄んで、私の時のように!!』
『そうね、私は物語を集めることより、その”プロセス”が大好きなのかも』
見せたくない心を覗く快感が欲しいってことなんでしょうか?
いつにもまして、きらはの攻撃はずば抜けており、
アッサリとアスカの物語を奪取、
奪われた人の気持ちを知れとばかりにその物語を破りすてるきらは。
消え行くアスカの残した言葉はと指差した先にいた人物の姿が印象的でした。
『一番罪深いのは・・・・(アイツよ)』
『コンナコトしたって、ありすちゃんは戻ってこない。』
それはきらはも分かっていたようで・・・
そして・・・
『やはり君たちが最後まで勝ち残ったか。』
『ようこそ、最終ステージへ。』
いきなりのご登場ですか、我らのタキオン!!
ヤハリラスボスは最後の最後で美味しい所を持って行きますね^^
『さあ、私の為に終わらない物語を完成させてくれ。』
カナリ勝手な事を言い始めるタキオン。
終わらない物語=タキオンを永久に”刺激する”ものだからデスカネ^^;
モウイヤダ、物語なんていらない、と悲しげな声を上げる有人君。
それにも動じることなく、アリスマスターはこう告げます。
『それでは彼女がどうなってもいいのかな?』
クスクス、と漏れる笑い声。
いつの間にか、双子の姉妹もメルヴェイユスペースに。
その中心には、本に閉じ込められたありすの姿が。
大体こんな感じでした。
思えば、ありすときらはの変身後の姿が似通っていること、
使うキーブレードが色違いであるという事を考えれば、
確かに筋道は通りますね^^
※全く気付きませんでしたけれど。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第9話 |
|
今回の原書のタイトルはこちらでした^^
“The Mock Turtle's story”
(にせウミガメのお話)
今回のお話は、キリカ先輩のロワイヤル脱落と、
アリス能力者にまつわる心の物語の在り方をシリアスに
載せた感じのお話でした。
それでは本編に。
『心の物語は、醜い心の裏返し。それは現実逃避・・・』
幼いキリカ先輩に寄り添う小さな女の子。
仲が良さそうな雰囲気ですが・・・
突如画面を横切る黒い長方形の物体。
包まれる炎。
そして・・・
『っつ!!』
飛び起きるキリカ先輩。
『夢か・・・(ーー゛)』
どうやら、あまり思い出したくない出来事みたいです。
傍らにある写真を見つめ、
『知られてはイケナイ・・・私の心の中だけは。』
有人君の家。
テーブルを囲み、朝食を取る有人君ときらは。
前回の出来事がまだ尾を引いているのでしょうか、
『・・・・』
カチャカチャと、食器の触れ合う音だけが響き・・・
何となく気まずげな雰囲気を破ったのは、意外にもきらはでした。
『ゴメンナサイ。』
唐突に頭を下げるきらは。
有人くんは『いいよ。』と優しく答えます。
やはり兄妹同士、何だかんだ言っても仲直り、デスカネ(*^-^)
デメタシ、デメタシ(笑)
舞台は変り、メルヴェイユスペースへ。
『さすがはここまで勝ち残ってきた能力者、強い(-公-`;)!』
4人を相手に互角以上の戦いを演じる敵能力者。
彼女のお名前は、透皇院トウコ(鍵姫物語メルヴェイユ交響曲より)。
エート、彼女の画風に見覚えがアルンデスケレド?
公式サイトを見て2度ビックリ(◎皿◎)ナンデスト!!
デザイン『七尾奈留 』
ああ、Canvas2や、D.C~ダカーポ~の・・・って
工エェ(`□`)ェエエ工!!!!
これは驚きました、と言うのはこのぐらいで(苦笑)
杖に見えるキーブレードを操り、華麗に戦う彼女なのですが
やはりアスカの羽根から逃れる術はありませんでした。
心の闇部を暴かれるトウコ。
目をそむける4人と有人君。
エグイですが、物語がグッと引き立っている感じもしているようにも感じました。
翌日、学園の学食にて。
『私は抜けさせてもらう。』
唐突にキリカ先輩が切り出します。
これから、もっと強い敵が現れるのにそれは・・・と言う有人君。
もちろんありすも有人君に同意し、引き止めるのですが、
『もう決めた事だから。』
キリカ先輩の意思は固いみたいです。
一人、市場を歩くキリカ先輩。
果物屋の店先に並んだリンゴに手を伸ばすと・・・
『奇遇ね( ・∀・)ノ』
アスカが現れます。
無言のキリカ先輩。
このリンゴで貴女なら、何を作るのかしら?と意味ありげな質問をするアスカ。
『私はアップルパイ。』
『私はジャムだ。』
同じリンゴでも、料理するものが全く違うのねと言うアスカ。
『リンゴは"アリス能力者"、そして出来上がるものはそれぞれの対処法と言うわけか。』
無駄な会話だったな、と言い踵を返すキリカ先輩。
しかし、その背中にアスカはさらに言葉を投げかけます。
『本当は、貴女も"開放"されたいんじゃないの?心の苦しみから。』
意味ありげですね^^;
綺麗は汚い、ですか・・・。
逆に、アスカにも、ありすにもキサにもそうした一面があるって事ですよね。
"能力者”である限り。
それはあの双子の少女達にも。
あるいは我らのタキオンにも^^
ま、あの人は”刺激”してくれれば何でも良いのかも知れませんけれど(笑)
その頃、有人君はきらはと一緒に先輩のアパートを訪れます。
美味しいチーズケーキを持って。
きらはが言うには、『女の子なら喜ばないはずのない』ケーキだとの事。
早速インターフォンを鳴らしますが・・・
『留守みたいだ。』
今回は物語自体が静かですね・・・。
いい感じです。
ラストに向けてシリアスさも増してきたのかな?
百合の花束を携え、空を見上げるキリカ先輩。
『今日はいい日だな・・・あの娘の命日はいつもそうだ。』
行き先は教会。
マリア像の前に花を捧げるキリカ先輩。
その脳裏には、苦い記憶がよみがえり・・・
『可哀想に、あの娘。あの年で一人ぼっちだなんて。』
私は幼くして両親を失った。
しかし、両親を亡くしても、不思議と涙は出なかった。
むしろ、英才教育から開放され、自分が自由になった気がした。
頭がよければ、奨学金で学校に通えた。
だから、飛び級で大学に進んだ。
キリカ先輩の独白は続きます。
人に愛想を振りまく事も、気の効いた冗談も言えない"年下”の同級生を、
クラスメートは敬遠した。
そんなある日のこと。
メルヴェイユスペースに入る鍵を眺めるキリカ先輩に話しかける同じ年頃の少女。
彼女もまた、同じ鍵を持つ能力者。
名前は、ロリーナ・リリーナ。
『秘密の共有は私たちの距離を近くした。』
二人だけの空間で、年相応の遊びに興じる二人。
私はこの空間をもっと知りたいと思った、と先輩は言います。
この空間を知ることが、彼女をもっと良く知る方法だと思ったから。
私にとって、この場所はとても大事な場所だったから。
しかし、子供がいつまでも"子供"でいられないように、
二人の間にも別れが訪れます。
それは他愛無い子供の遊びでした。
『97・・・98・・・99・・・100』
かくれんぼに興じる二人。
教会のなか、棺に隠れるロリーナ。
しかし、子供らしい隠れ方と言うのでしょうか、
少しだけ洋服の裾が棺の外にはみ出していました。
『・・・( ^∀^)クスクス』
ロリーナに聞こえないように、声を殺して微笑むキリカ先輩。
この時のふとしたイタズラ心が後々の悲劇になるとは・・・
(鍵をかけて少しおどかしちゃおう。)
カチャリ、と棺の鍵を閉める先輩。
『本当はすぐに開けるつもりだった、彼女の困った声が聞きたかっただけだから。』
そう先輩は言います。
しかし、物語の神様は残酷でした。
黒い服を着た大勢の大人たち。
柱の陰に隠れるキリカ先輩。
やがて運び出される棺。
中にはロリーナを入れたまま・・・
『ごおおおおっ・・・』
葬儀場の竈の火が燃えます。
煙が空へと昇ります。
人の魂は、焼かれると煙になって天に昇る、と言ったのは誰だったでしょうか。
呆然と立ち尽くす先輩。
これが思い出、これが先輩の『見られたくない心』。
その頃、自室で物語の執筆に精を出す有人君。
『お兄ちゃん、はいお茶ヽ(*⌒∇⌒*)ノ゛』
紅茶を持ってきたのはきらはでした。
随分熱心ね?と問いかけるきらは。
今日は筆が進むんだ、と言う有人君。
『私、お兄ちゃんの書いたアリスの物語が見てみたいな(*^▽^)』
そ、ソレハ・・・ハズカシイからやめてくれ(*´д`*)と困惑する有人君。
良い対比ですね。
彼は能力者ではありませんが、物語を紡ぐ事が出来る。
自分だけの物語を。
それはある意味、自分をさらけだす事なのかもしれません。
何としても物語を見たいきらはは、上手く有人君の気をそらし
物語を読むことに成功しますが、
ちょうど同じ時にキリカ先輩もアスカの奇襲を受け、隠してきた心を覗かれるのでした。
『私・・・死んでなんかいないよ。』
デモ・・・貴女の中では私は、死んだ事になってイルノネ・・・。
ロリーナが言います。
本当の事を教えてあげる、と。
あの後私は周りの大人たちに助けられたの。
とても怖かったわ。
どんなに叫んでも、なかなか気付いてもらえなくて。
そしてこの出来事が二人の距離を遠いものにしてしまった、と先輩が続けます。
ソレが真実。
でも貴女は、それを認めるのが怖くて、無かったことにしたくて、
『だから私を死んだことにして、現実逃避したんでしょう?』
原書でもニセウミガメは涙を流しながら言いました。
「むかしは、ぼくもほんもののウミガメでしたのさ」
かなり意味合いは違いますが、この場面にピッタリの1節だったので
引用してみました^^
きらは達も教会に駆けつけるのですが、時既に遅しという奴で
先輩の物語はアスカに奪われてしまいます。
有人君は何とか奪い返そうとしますが、逆に返り討ちにされ、
手にしていた自分の物語までも奪われる事に。
そして、ついに反旗を翻すアスカ。
(あ、元々か^^)
『貴方達と組んでいたのは隙をみて物語を奪うためよ』
ナルホドネ(笑)
きらはを助けるべく現れたキサにも襲い掛かるアスカですが、
前回、今回とナカナカの力を見せた心の闇を暴く能力が
どういうわけかキサを庇って立ちふさがったありすには通じず・・・。
『何故、心の闇が現れないの!?』
怯んだアスカは勝負は次回ね、と言い残し去って行きます。
舞台はキリカ先輩の部屋に。
物語を奪われた先輩は、もう能力者ではない、と言います。
しかし、今後は外から有人君達に協力しようとも言うのでした。
そして・・・
『能力を失ったのは、物語を逃避のために使った私への罰だったのかもしれんな』
有人君は強く先輩に言います。
『それは逃避じゃない!先輩を救う物語だった!!』
先輩の心が壊れてしまわないように。
その物語が先輩を救ったのだから。
その頃、一人町を歩くありす。
写真館の前でふと足を止め、飾られている写真に目を留めるありす。
『どうして・・・何も思い出せないの?』
思い出せない、思い出さないと言う事は闇が無いということなんでしょうか。
それとも、鍵穴の壊れた扉と言う事なんでしょうか。
謎が一気にありすに集約され始めた感じです。
原書にはない最終章(13話目)がその鍵を開いてくれるのでしょうか?
*少し真面目なアリスのパロディ*
Mock Turtle にせ海亀 とは?
モック・タートル・スープ(緑色の海亀のスープに似せて仔牛の頭を使ってつくる料理)にちなんだ動物です。
テニエルの挿絵では、頭と後足は仔牛、胴は海亀。泣きながら身の上話を語り、
嗚咽で声をつまらせながら
「海亀スープ」を歌ってくれます。
この“Turtle Soup”は、
ジェイムズ・M・セイルスによる流行歌“Star of the Evening”(1855)のパロディと言われています。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第8話 |
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今回の原書のタイトルはこちらでした^^
“The Queen's Croquet-Ground”
(女王様のクロケー場)
自分が原書を読んだ印象としては、一番の不条理さと
夢と現実を思い知らされた感じのある章だったと記憶しています。
さて、難しい話はこのぐらいにして本題に。
今回のお話は、きらはの心に迫るお話でした。
『きらはちゃんは有人先輩のことが好きなんですの(`皿´)!!』
『妹だって好きな人が他の人に取られたら悲しいですの!!』
キサちゃんの印象的な叫びから始まります。
夜の教会に鐘が鳴り響き・・・
不気味な笑みを浮かべる人影。
そして。。。
ベッドに座り、肩を寄せ合う有人君ときらは。
『カワイイな、きらはは・・・』
『お兄ちゃん・・・(*´д`*)』
カワイイよきらは、と言う何か『いかがわしい』雰囲気の有人君。
(ー'`ー;)ウーム?なんて思って見ていたら・・・
『きらは・・・』
(* ^)(^ *)Kiss♪
ちょ、ちょっと待てぇ~~~ぃい!!
オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!
な、ナニヲシテルンダ君達わぁ!!
驚愕の一場面に驚いていると・・・
衣擦れの音と、エ、ア、ヤア・・・と言う『悩ましげなヴォイス^^』
『ずっと、こうしたかった・・・』
『ワ、ワタシモ・・・』
そして・・・
アアン(~O~;)(;~O~)アアンな展開に!!
ゴシゴシ(-_\)(/_-)コレハナンカノマチガイ・・・ダヨナ?
一応、普通のアニメ、ですよね?
まさか20年前の『くりいむレモン』や『レモンエンジェル』を見ている訳でも無いし・・・
カナリ混乱する自分を余所に物語は進み・・・
『夢・・・?』
ベッドで起き上がるきらは。
その顔には涙の跡が。
自分の願望と欲望がないまぜになった夢だからでしょうか、
その表情は晴れることはありませんでした。
その様子を外から見つめる人影。
『なんて醜い夢・・・』
もしや、この人も能力者?
どうやら、今回のお話に絡んでくるみたいですけれど・・・
『(お兄ちゃんの事は)あきらめないと思っていたのに・・・』
どんより曇り空状態で登校するきらは。
『おはよう、きらはちゃん(*^-^)』といつものように挨拶をするキサ。
どうしたんですの?と首をかしげるキサ。
そんなキサに笑顔を無理に作り、『今日、お泊りしてもいいかな?』と問いかけるきらは。
『もちろんですのぅ~( ^∀^)』と大喜びのキサちゃん。
素直な娘ですね・・・(苦笑)
『少し、お兄ちゃんとは・・・距離を置いて・・・自分を見つめなおしたいって言うか・・・タハハ』
言葉とは裏腹に、なかなか割り切れないものがあるみたいですね・・・。
その後、学食で仲良くデザートを食べるキサ、きらは、キリカ先輩の3人。
きらはのパフェを『じー』と見つめるキサ。
苦笑しながら、食べる?と聞くきらはに
『いいんですの?ヽ(´∀`*)ノヤター』と大喜びのキサちゃんなんですが・・・?
(きらはちゃんの食べた所・・・間接キスですの!?)
そんな小さなキサの野望を見事打ち砕いたのがキリカ先輩(爆笑)
『私も一口もらおう♪』
きらはが口をつけた部分をヒョイパク!!
Fightヾ(°д°)ノFight!!状態のキサ(大爆笑)
全身から"燃える闘魂"をみなぎらせ、キリカ先輩をにらむキサちゃん。
と、そこに・・・
『きらは!』と声をかける有人君。
その後ろには、ありすの姿も。
とたんに顔が曇り空のきらは。
ありすの為に椅子を引き、目の前に座る二人。
(ナンデ・・・ドウシテナノ・・・)
ますます顔を曇らせるきらはなのでした。
そこへ現れる闖入者。
『これはこれは、アリス能力者がお揃いで・・・』
と言う事は、貴女も能力者?と緊張が走る学食。
ところが意に反して彼女は有人君に興味がある、と切り出します。
『君の物語を写す能力だけど・・・』
過去に物語を写した能力者に会ったが、みんな君に感謝していたと伝える彼女。
思わぬ褒め言葉に、嬉しそうな顔の有人君。
そこでだ、と本題に入る女性。
『私も君達の仲間に入りたいのだが。』
厳しい視線を向けるキサ、きらは、キリカ先輩。
対して、それはいいかも^^と賛成の様子の”アンテナ髪”カップル(笑)
『私は反対だ。』明らかに不満げなキリカ先輩。
理由は単純明快でした。
『いけ好かない。』
ナルホド・・・ジツニシンプルダ^^
きっと他にも理由があるんでしょうけれど。
まさか、"女の勘"だとかは言わないでしょうし^^
何で?と不満げな有人君とありすですが、この場はこれでお開きになったみたいです。
放課後の帰り道。
それじゃまた後で、とキサと別れ、帰り道を歩くきらは。
さっきの明るい声とは裏腹にまたも寂しそうな顔のきらは。
その背中に声を掛ける女性。
『私も帰り道こっちだから、途中まで一緒に。』
アスカさん?と驚くきらは。
※彼女の名前です。冒頭の怪しい人物も彼女でした。
肩を並べて歩く二人。
『・・・お兄さんの事が好きなのね』
え・・・?と驚くきらは。
『変な意味じゃなくて、ブラザーコンプレックスってところ?』
『・・・随分ズケズケとモノをいうんですね(〃*`Д´)』
気を悪くしないで、と続けるアスカ。
そして・・・
『美しい物語の裏側には、どろどろした欲望が渦巻いているものよ。』
『忘れないで。物語を奪う事で救われることだってあるという事を。』
奪うことが救い?
???
禅問答のような謎かけを残して去っていってしまうアスカ。
後々、これがきらはにとっての深刻な問題につながって来る訳ですが、
今はまだ、その事を知る由もなく・・・
舞台はキサの家に。
手作りのケーキ(しかもハート型^^)でおもてなしのキサちゃん。
さらに『一緒にお風呂』攻撃!!
こりゃマイッタナ^^と苦笑しながら見ていたら、
『キサちゃんを"ぎゅーっ"てしたらとっても暖かいの(^◇^)』
きらはまでヒートアップ!!
(ワタクシノシンゾウノオト・・・ドキドキシテルノキコエチャウデスノ・・・)
『でも、ワタクシもきらはちゃんを"ぎゅーっ"てしちゃうデスノ(≧□≦)!』
オイオイ^^;
女の子同士、ベッドの上でバトルロイヤルFIGHT!かなと思っていたら、
壁に一枚の招待状が。
『アリスのお茶会?』
緊張に顔を引き締める二人なのでした。
そしてメルヴェイユスペース。
みんなも?と尋ねるきらは。
どうやら全員に招待状が届いていたようです。
差出人の名前は無し。
誰が?とは問うまでもありませんでした。
5人目の能力者が現れたからです。
赤ずきんをモチーフにした能力者みたいです。
チョット待て^^
『赤ずきん』はルイスキャロルじゃないぞ^^;
『アリス能力者』というより『シャルル能力者』じゃないの?
なんて言うクダラナイ突込みはこのぐらいで。
※童話『赤ずきん』の作者はシャルル・ペローです。
モシヤ彼女が?と身構える4人に、私も招待されただけだと答える敵。
そして、ちょうどいい、全員の物語を奪うだけだと言い放つのですが
その視線が有人君を捕らえた時、彼女の表情が一変します。
『オ・ト・コ・・(`曲´♯)』
何故この神聖な空間に穢れた男がいる(大激怒)!!と
有人君に襲い掛かる敵。
かろうじてありすが攻撃を防ぎますが・・・
『邪魔よ、どいてて(ノ-_-)ノ!!』
なんと、きらはが味方であるありすを突き飛ばし、敵と対峙します。
吹き飛ばされるありす。
有人君を庇うように立ちふさがるきらは。
『お兄ちゃんは、私が守るんだから(`皿´)!!』
さらにありすのキーブレードをも蹴り飛ばして・・・
改めて襲い掛かる敵能力者。
きらはも応戦しますが、呆気なく吹き飛ばされてしまい
有人君が窮地に陥ります。
『男なんて・・・このゲスがぁ!!』
一体ココまで男性を憎むこの娘は一体?
何があったのかな?なんて思って見ていると、
突如飛んできた1本の羽根が、彼女を捉えます。
『あうっっ!!』
動きを拘束される敵。
そして現れたのは、6人目の能力者、アスカでした。
『美しい物語の裏にはこうした醜い心があるわ。』
ソレを・・・ミセテアゲル・・・
妖艶な微笑を見せると、白い羽根を撒き、敵の心を開き始めるアスカ。
ミカは可愛いな・・・と言う男性。
※赤ずきんの能力者の娘の名前です。
ホント?と喜ぶ女の子。
ダカラ・・・モットタノシイコトヲシヨウカ・・・
『男なんて嫌い・・・野蛮で、汚らわしくて・・・』
呆然と泣き崩れるミカ。
その顔を見下ろし、自らの能力の説明を始めるアスカ。
『私は物語の裏側にある醜い思いを開いて動きを止め、物語を奪うの。』
ダッテ、ソウデショウ・・・?
『美しい物語の後ろには、必ず醜い心があるのだから。』
『美しい物語は、いわば汚い現実から逃げる現実逃避なのだから。』
その言葉に怒りを露にするありす。
『現実逃避なんかじゃないわ!心の物語はっ・・・!!』
そんなありすの反論に頓着せず、アスカはさらに言い放ちます。
『早くしないと、また暴れだすわよ( ̄ー ̄)』
ソシタラ・・・アナタノダイジナアルトクンモ・・・
そして開かれる心の物語。
今回は結構残酷な感じですね・・・
少しだけ、見ていてツライモノガ。
でも、奪い奪われる事ってこういうことですよね・・・
まして『終わらないアリス物語』の完成を目指すという事は。
預かった物語を書き写す有人君。
その一方で、心が空っぽになったよう、とフワリとした笑みを浮かべるミカ。
物語はイラナイ、じゃあね・・・と言って去っていくのでした。
『気に入らないな、このやり方は・・・』
キリカ先輩の言葉がそのまま、全員の気持ちを代弁しているみたいでした。
図書館を出る5人。
有栖川さんを危険な目に合わせてゴメン、と謝る有人君。
しかし、ありすの怒りはきらはに向けられます。
『私・・・もうきらはちゃんとは組めないかもしれない。』
一歩間違えば、有人君が大変なことになっていたのよ!となじるありすに
きらはもまた・・・
気持ちを抑えることが出来ず、走り去ってしまいます。
その夜、部屋で一人泣き崩れるきらは。
『お兄ちゃんがありすさんと一緒なのも嫌。』
『ありすさんに微笑みかけるのも嫌!!』
(そんな自分がもっとイヤ・・・)
そして、ある決意を胸に、再びメルヴェイユスペースへと・・・
現れるアスカ。
戦いに来たのではない、と言うきらは。
私の物語を、醜い心を奪って欲しいと言うきらは。
少し残酷に見える笑みを浮かべて・・・
『一瞬で終わらせてあげるわ。』とキーブレードを突き出すエリカ。
しかし・・・
その剣を防いだのは、ありすでした。
何で?と驚愕するきらは。
貴女は、物語を奪われる事がどういうことか分かってるの!と叱るありす。
『アリス能力者じゃなくなるのよ!!』
そんなの分かってる!!と言い返すきらは。
有人君も諭します。
『一緒に、アリスの物語を集めようって約束したじゃないか』
ソノタメニ・・・・ノウリョクシャガイレバベンリダカラ・・・?
『私の気持ちも知らないくせに(;´Д⊂)!!』
ついに思いのたけを叫ぶきらは。
その気持ちをミセテアゲル、と言い放ち、羽根をきらはに突き刺すアスカ。
現れたきらはの本当の想いとは・・・
『お兄ちゃんはね・・・"アリス"(ありす)に夢中なの。』
そんなの分かってる、だからきらはが"アリス"になる!
アリスになって、お兄ちゃんのお嫁さんになるの!!
後からやってきて、私のお兄ちゃんを奪わないで、返してよ、私のお兄ちゃんを!!
今まで表に出ることの無かった想いが全て明らかになってしまいました。
その気持ちの深さに言葉を失うキサ、キリカ先輩。
『きらはちゃん・・・本気で(有人君の事を)』
改めてきらはの気持ちに気付かされるありす。
それは有人君も同じだったみたいで・・・
これで分かったでしょう、だから邪魔しないで!!と再度襲い掛かるアスカ。
動けない3人。
『やめろぉぉぉぉ!!!』
きらはを庇い、アスカの一撃を受けて昏倒する有人君。
『お、お兄ちゃん・・・』
きらはは・・・僕がマモルカラ・・・。
そう言い残し、気を失う有人君。
興が削がれた風のアスカ。
後はご勝手に、と言う感じで図書館を後にしてしまいます。
どうやら決着は持ち越し、みたいですが。
翌朝。
ベッドで目を覚ます有人君。
傍らには、きらはの姿が。
そっときらはの頬に手をあてて、改めて気持ちを伝える有人君。
『きらはの想いには応えられないけど、一番大事に想っているから・・・』
分かってる、ワカッテルヨと泣きながら頷くきらは。
大体こんな内容でした。
今回が今までの中で一番まとめにくかった回かもしれません^^
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第7話 |
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今回の原書のタイトルはこちらでした^^
“A Mad Tea-Party”
(お茶会)
※日本語のタイトル直訳は検討した結果、今回はやめました。
やはり、自分としても引っ掛かるものがあったので。
『退屈しのぎ。彼らの感情を揺さぶって、物語を見たいだけさ。』
これは前回我らの”タキオン”先生が(チョットマテ。いつから”我らの”タキオンに?)
言っていた台詞ですが、今回はまさにそんな印象を受けました。
まさしく、彼の掌の上でもてあそばれる有人君達。
自分の気持ちに正直なつもりでも、それすらひょっとすると・・・
『物語に用意された筋書き』なのかもしれませんね。
それと、OPの時計。
1話から見ていたのですが、ちゃんと話が進むと、1時間ずつ時間が進んでいましたね^^
ちなみに時計の針は13時間分ありました。
とイウコトハ・・・
原書は12章ですが、アニメ版は・・・?
ベッドの上で、きらはの写真を見つめるキサ。
表情は浮かないまま。
机の上に、広げられたアリス物語。
開いたページには・・・
『王子はアリスにキスをした。アリスも王子にキスをした。それは心からのキス』
洗面台で顔を洗う有人君。
思い出すのは・・・
3...2...1...
(* ^)(^ *)kiss♪
君は幸せ者ですよ、有人君^^
その後ろを通りかかるきらは。
おはようと声を掛けるのですが、当のきらはは
「( ・д・)アッ……」
心、ココにあらずのきらはなのでした。
それは朝食を作っている間も変わらず・・・
『ところで、どうやって魔法を解いたんだ?』
『キスでもしたか?』
キス、でも・・・
『Σ(T□T)アーッ・・・!!』
朝食の目玉焼きが焦げ焦げに^^;
玄関に訪れるお客様。
『おはよう、ですの(*^-^)』
キサちゃんでした。
どうしたの、こんなに早く?と驚くきらは。
『行くですの(*^-^)』
え?え?え?状態のきらは。
その手を取って・・・
『行くですの(*^-^)!』
どうやら彼女なりに何か思惑があるみたいで・・・
きらはが連れて行かれた場所は、大広場。
人ごみの多い場所。
人それぞれの生活のリズムが流れる場所。
ベンチに腰掛けるきらは。
『今日のキサちゃん、なんだかアクティブ・・・』
そして、キサ。
『人ごみは嫌いですの・・・自分のリズムを、人に押し付けるから・・・』
それでも、きらはの為にアイス屋さんに並ぶキサ。
きらはが大好きなアイスをご馳走する為に。
浮かない顔ではなく、いつもの明るい顔を取り戻してもらう為に。
カフェで人待ち顔のありす。
ふと唇に指を当てて思い出したことは・・・
『(* ^)(^ *)kiss♪』
”あーあ、ヤッテランネエ(σ∵ ̄)゚・.”と言う自分の気持ちはおいといて(爆笑)
待った?と現れる有人君。
ううん、私も今来た所(*^ー°)ノと答えるありす。
そして・・・
『・・・ここのチーズケーキ、美味しいよね。』
『・・・う、うん。』
ギコチナイ二人。
(これじゃ今までと変わらないよ・・・)
(これって、デート・・・ダヨネ)
見事に考えている事が”ばらばら”の二人^^
イイですね・・・若いってコトハ。
意を決し、有栖川さん!と呼びかける有人君。
『は、はひっ(*´艸`)!!』と声が裏返るありす。
『決して本の世界を抜け出す為に、あんなことをした訳じゃないから。』
『そんな”浮ついた気持ち”じゃないから。』
『だから・・・僕の有栖川さんに対する気持ちは・・・そういうこと。』
顔を赤らめるありす。
もちろん、ありすだって・・・
『・・・うん。私も(/∀\*)キャ』
ヒュー(。^з^)~♪
テ、テレルゼ、コノフンイキ^^
見ているこっちの方が(*>∀<*)なんですけど(笑)
その後、店を出て並んで歩く二人。
晴れてお互いの気持ちを確認したのはいいのですが?
まだまだ距離の縮まらない二人なのでした。
ベンチに腰掛け、美味しいアイスを食べるキサときらは。
いつもきらはには明るく笑っていて欲しいと望むキサ。
きらはの為にいつも一生懸命なキサ。
いいムシュメさんです。
・・・今のところは(笑)
と、その目の前に・・・
花束をプレゼントする有人君と、とても嬉しそうに受け取るありすの姿が。
『・・・順番がなんだか逆になったけど。』
『ううん、嬉しい・・・とっても(*/∇\*)』
ぼちゃ・・・ときらはの手からこぼれるアイス。
その気持ちを逆撫でするかのように、メルヴェイユスペースの扉が開きます。
現れたアリス能力者。
茨を武器に使用する敵のようですが、いかんせん・・・
3vs1の上に、”怒ったぞ"モードのきらはとキサ、そして
”幸せ”モード全開のありすには敵うはずもなく。
一応、ありすに一撃を食らわせはするのですが・・・
しっかりありすを抱きとめる有人君もいる訳で。
結局退散してしまうのでした。
その様子を悔しげな顔で見つめるきらは。
キサも、このままではいけないと思ったのでしょうか、思い切った行動に出るのでした。
『トゥルルルル』
有人君の家の電話が鳴り・・・
『もしもし?』と電話にでる有人君
しかし、受話器から聞こえてきた声は・・・
『ハア・・・・アッ・・・ハアハア・・・アアアン・・・アッアアッ、ハア・・・』
何とも”悩ましげな”ヴォイス(笑)
もしかしてコレが噂の『ハアハア(;´Д`)ハァハァ電話』?
と思ったんですが、実は・・・
『・・・、デスノ。』
「ですの」!?
もしかして、キサちゃん?と尋ねる有人君。
『・・・ち、違うんですの!!』
ガチャン!!ツーツーツー。
やはり『ハアハア(;´Д`)ハァハァ電話』じゃないかコレワァ!!(大爆笑)
人と話すのは苦手ですの(´;ェ;`)のキサ。
でも、お手紙ならと思いなおすのですが、そんな時間はないですの!と
カナリお悩みのご様子です。
そしてついに・・・
『珍しいわね、キサちゃんが私を呼び出すなんて(*^-^)』
喫茶店にあらわれたありす。
目の前には、ハンカチをぎゅっと握り締めたキサ。
(・・・頑張らなきゃ、ですの)
でも、プライベートの事に口出ししていいのかな?と不安ももちろんある訳で。
しかし、大好きなきらはの為ならと思い切ってありすに話をきりだします。
『きらはちゃんが・・・』
きらはちゃんはお兄ちゃん子だから、と言うありす。
これがキサの逆鱗に触れてしまいます。
『全然わかってないですの(〃*`Д´)!!』
いくら妹だからって、大好きな人を(他の女の人に)取られてしまったら
悲しいですの!!と言うキサ。
そんなキサの心情を理解したのか、ありすも正直に自分の気持ちを伝えるのでした。
『有人くんが私を想ってくれるように、私も有人君が好きなの。』
『この気持ちは誰にも譲ることなんて出来ない。』
決然とした言葉に気持ちの深さを感じたのか、
あるいは自分の無力さを思い知らされたのか、
雨の中で茫然自失のキサ。
降りしきる雨は一体誰のために降っていたのでしょうか・・・。
傘もささずにずっと濡れていたからでしょう、キサは熱を出して寝込んでしまいます。
キサを心配して駆けつけるきらは。
部屋に入ろうとしたそのとき・・・
『僕がきらはの気持ちに気付いていなかったから。』
その言葉に、思わず動きの止まるきらは。
そして・・・
キサがここまできらはを心配する心情が語られるのでした。
いつも自分を守ってくれるきらは。
人と上手く話せない自分を庇ってくれるきらは。
いつも太陽のような明るい笑顔のきらは。
だから・・・
その気持ちを理解したきらはもまた、懸命にキサの看護をするのでした。
しかし・・・
モシモシキラハサン・・・
画面を見た限りだと、貴女は寝込んでいるキサに何をしたんですか?
あの体勢から『妄想力』をフル活動させて推測すると・・・
『王女はアリスにキスをした。アリスも王女にキスをした。それは心からのキス』
ダッタノカナ!?(まさかね^^)
うん、ココまではドラマティックかな?
翌日、ありすと話をする有人君。
『僕が気がついていなかったばかりに・・・』
ううん、と言うありす。
そして・・・
きらはも何とかいつも通りに戻ったみたいです。
『お兄ちゃんの事を忘れるのは・・・できないかも』ですけれど。
それでいいんじゃないか、と思います。
時間が心の痛みを癒してくれるはずですから。
『あ~でも、何かイライラするゥ~(#`_´)!!』と言うきらは。
きらはちゃんのイライラは私のイライラ(#`_´)と同調するキサ。
そして、再び戦いを挑んでくるアリス能力者。
この人も間の悪い人ですね^^
『私は、今(お兄ちゃんの事で)イライラしてるんだから!!』
『そのイライラをぶつける相手がいたわ!!』
ですのぅ~!!と後に続くキサ。
キャラが違うと文句を言う敵。
結果は言うまでもなく、キサ&きらはコンビの圧勝でした。
おっつけやってきた有人君とありす。
『じゃ、後はヨ・ロ・シ・ク・ネ(`⌒´メ)!!』
しっかり有人君の足を”むぎゅぅぅぅぅぅ”と踏んづけて
有人君に意趣返しをしたのはナイスデス(笑)
そして・・・当然キサ、ですから。
『これが、きらはちゃんの"着用済"水着・・・(*>∀<*)』
コラーヾ(^-^;)
最後の最後でそうきますか、スタッフさん^^;
せっかく今回はキサを見直したのに(笑)
大体こんな感じでした。
今回は、
『キサ⇒きらは⇒有人⇔ありす』の”好き好き関係”を上手く描いているな、と言う印象がありました。
当然、きらはは”プンスカ”かな、と思っていたのですが
意外にも真剣に悩んでいたみたいです。
大好きな人を”取られちゃう”って言うのはそういうことなんでしょうね。
でも、しっかり有人君の足を”むぎゅぅぅぅぅぅ”と踏んづけて
リベンジしていたのはナイスです(笑)
キサちゃんもいい娘でした。
大好きなきらはの笑顔が曇るのは見たくない、いつも太陽のように明るく笑っていて欲しい、
そのために苦手な人ごみの中で美味しいアイスをご馳走したり、ありすに食ってかかったり。
こうした『気持ちの真っ直ぐな娘』は結構好きですね。
(動機がどうとか言う話は別物として)
最後の”きらは着用済”水着コレクションは吹き出しました^^;
もし、”きらはロワイヤル”なるものがあるのなら、
彼女は間違いなく『きらはマスター』になれるでしょう(爆笑)
と言うか、誰もキサには勝てませんね^^
*少し真面目なアリスのお話*
この章で歌われているのは、とても有名な歌のパロディです。
「きらきら光る、お空の星よ」♪
これは誰でもご存知、「きらきら星」ですが、
原書では・・・
"Twinkle, twinkle little bat"
「きらきら光るコウモリさん」
と記されています。
ちなみに・・・
bat(コウモリ)を辞書で引いてみると、
“have bats in the belfry”で“気がふれている”と書かれています。
と言う訳で、この歌を歌っていた帽子屋らしい表現になっている訳で^^;
またコウモリのモデルはキャロルの友人で、
オックスフォード大学の数学教授プライスと言う説があります。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第6話 |
|
今回の原作のタイトルはこちらでした^^
“Pig and Pepper”
(仔ブタと胡椒 )
さて、本題に。
有人君の自宅で、タキオンについて色々と調べものに熱中する
ありす、有人君、そしてきらは。
アリス物語の作者である、O・L・タキオンについては、
かなり謎の部分が多く、ファンの間での推測による仮説も多いことから
信憑性の高い情報はなかなか見つからないとの事です。
その会話の中で・・・
『タキオンには、小さい頃離れ離れになった妹がいるらしいよ』
『タキオンが少女にこだわるのは、ソレが理由らしいけど。』
やはり、アリス好きでつながるものがあるのでしょうか、
何となく”いい雰囲気”のありすと有人君。
と、来れば・・・・
モハヤ、イウコトハナイデショウヾ(≧∇≦)ノ"
『むぅ~(・へ・)、きらはもアリスに詳しくなるもん(`⊿´)!!』
いつものように、"おかんむり"状態のきらはなのでした^^
その時、1冊の本からハラリと落ちる招待状。
差出人はもちろんのこと、場所、時間も記されていない招待状に
少し疑問を持つ3人。
宛先はありす宛てだったみたいなのですが・・・
そういえば、と心当たりがありそうな素振りのありす。
『図書館で誰かに見られていたような気がするの。』
それならと3人は図書館に向かうことにするのでした。
そして舞台は図書館に。
3人のほかには、久々のご登場のキサちゃんとキリカ先輩。
『今回は、マトモなアリス能力者が現れるかワカラナイよ?』と言うきらは。
イイんですの(*^-^)と答えるキサ。
『きらはちゃんに何かあったら、私が守るだけですから^^』
”ぴと・・・”と寄り添うキサ。
見ている側としては・・・
『へいへい、"ゾッコン"って奴ね(^◇^)』なんですけれど。
奥に進む5人。
ところが、肝心の招待主はおろか、人の気配すらない図書館。
???となる5人。
その目の前に、「コッチダヨ・・・」と先導する謎の影が現れます。
その影を追うありす。
さらにその後を追う4人。
追いかけて、追いかけてたどりついた先は・・・
『なにこれ、元の場所!?』
不思議がるありす。
そのとき、目の前にあった鏡が不思議な光を放ち始め・・・
思わず手を伸ばすありす。
当然、異空間に引き込まれる、と言う展開になる訳で^^;
追いついた有人君も異変に気付き、ありすの腕を掴んで引き戻そうとするのですが、
逆に異空間に引き込まれてしまうのでした。
これって、ウサギの穴に落ちたアリスの展開に似てるかな?なんて思いながら見ていると、
二人が落っこちた先はどうやら『アリス物語』の世界そのものだったみたいです。
目の前には本、本、本。
その全てがアリスの物語だったのですが・・・
『文字が反転してる・・・』とつぶやくありす。
さしずめ、『鏡の国のアリス』と言うことでしょうか。
※原作の続編に該当します。読んだ印象としては、かなりシュールなものがありましたが。
ちなみにアリス輪舞曲とは内容も全く異なります。念のため。
でも、アリス好きの二人には心が躍るものがあったのも確かだったのでした^^
その頃、ようやく二人が消えた場所にやってきた残り3人。
鏡の前に落ちていた招待状を見つけ、ありす達が鏡の世界に入ったのでは、
と見当をつけ、後を追うのでした。
きらは達がたどりついた先は絵本の世界。
子供受けしそうな動物達が”熱烈”な歓迎をしてくれるのですが・・・
チョットキリカ先輩・・・?
ヤヴァイ状況で冷静に観察、仮説をまとめてる場合じゃないデスッテ^^
もしかして、原作でなぞらえるなら彼女の立場って『チェシャ猫』?
そういえば、割と論理的にも見えそうな物言いをしてますしね・・・
新しい発見かな、コレハ(いや多分違う^^;)
きらはのピンチにキサも水の剣で応戦するのですが、
この戦闘のやり取りが自分としては今回の見所の1つだったかなと思います。
どう見てもあの攻撃は『水鉄砲』にしか見えないし(爆笑)
そして、現れた双子アリスの1人。
もしかして・・・?
そして・・・
2つの世界の様子をリデルと共に眺めるタキオン。
『・・・私を刺激してくれ。』とは言いませんでしたが(残念)
リデルが問います。
『タキオン様、あの子達をここに呼び寄せたのは何故ですか?』
タキオンの答えは・・・
『退屈しのぎ。彼らの感情を揺さぶって、物語を見たいからさ。』
自分の作品作りの為に、能力者を利用するという事でしょうかね?
今だ謎の多いお人です、タキオン。
見ている自分も・・・
『(タキオン、もっとその謎で)私を刺激してくれ』状態になったのは言うまでもありません。
(かなり意味不明^^;)
その頃ありす達は、アルファベットの森をさまよっていました。
アリス物語なら、ここで襲われるんだよねと言う有人君に、
何でそんなに冷静なの?と少々不満げなありす。
その時、上から降ってきた植物の蔓が有人君を捕らえ、閉じ込めてしまいます。
大変!!と慌ててキーブレードを構え救出に向かうありすですが、
そこにももう一人の双子アリスが。
ちょっと待って、”アリス物語”なら、アリスである私が狙われるはずじゃない、
たしかに私は"ひらがな"の『ありす』で『アリス』ぢゃないけど( ̄へ  ̄ 凸
狙うなら、私を狙いなさいよ!!と有人君を標的にしたことにお怒りの様子です。
ちなみに、きらは達の方に現れた方はクレパスを持っていましたが、
こちらは羽ペンを持っています。
閉じ込められた有人君の救出が出来ないと判断したありすは
ココがメルヴェイユスペースなら貴女の物語を写せば解決ね、
とキーブレードで突きかかるのですが・・・
何故かキーブレードが刺さりません^^;
もしかして、能力者にしか効果が無い!?
あしらうようにありすの攻撃をかわすと、彼女はさらに意味深な言葉をつぶやきます。
『思い出して、アリスの物語』
『アリスの物語?』
『捕らわれの囚人を助けるには、何をすればいい?』
何かピンと来た様子の二人。
そして、お互いを見て赤くなる有人とありす^^
『王子はアリスにキスをした。アリスも王子にキスをした。それは心からのキス』
オーイ^^;
ナンデスカ、このイキナリな展開わぁ!!
まあ、囚われのお姫様の救出は、昔から王子様のキスとは相場が決まってますけど(苦笑)
なるほど、視聴者の知らない間に二人の愛は高まってヾ(*≧∇≦)〃キャッ!!
有人君が構わないなら・・・と上目遣いで”チラ見”のありす(*/∇\*)
ふむ、どうやら・・・と興味津々の自分。
しばらくの沈黙の後、おもむろにホッペをありすに向ける有人君。
そして・・・
(* ^)(*^-^*)ゞCHU
微笑ましいデスね^^
しかし・・・
魔法は解けません。
何で?心がこもってなかったのかな?
その頃のきらは達は・・・
メルヘンな動物達に追われ、とりあえず目の前に現れた『キノコ』の家に避難します。
その家のテーブルに置かれたビスケットに注目したキリカ先輩。
どうやら、有効な対処法を思いついたみたいで・・・
さっそくビスケットをパクリ^^
『美味しい(*⌒∇⌒*)』
何してるんですか(`皿´)と怒る二人に説明するキリカ先輩。
『ここが”アリス物語”の世界なら、動物はビスケットから生まれた存在だ。とイウコトハ・・・』
その言葉をきっかけに『ビスケット大食い王選手権(アリス輪舞曲版)』
レディー、ゴー(爆笑)!!
一方の有人君達も・・・
こんなことになってゴメンね、と謝るありす。
気にしないで、と慰める有人君。
もちろん、このままでは物語が進まないし、どうするのかな?と思っていると・・・
再びありすが口を開きます。
『・・・あの女の子が言ったこと、覚えてる?』
『え?』
『王子はアリスにキスをした。アリスも王子様にキスをした。それは心からのキス。』
『有栖川さん?』
『もう一度・・・試してみよっか^^』
『え?』
『今度は、”心から”のキス』
いつの間に^^;
しっかりムードも作り上げてますし。
改めて、互いの顔を見つめあい・・・
3...2...1...
(* ^)(^ *)kiss♪
※今回は画像があった方が良いですね。
この雰囲気を5倍は楽しめるかと思います。
イイですね(笑)
ソレニシテモ・・・いつの間に二人はそんな間柄に?
ちょっと驚きです。
王子様の魔法のKissのおかげで元の空間に戻れた二人。
きらは達の方も、何とか戻れたようです。
お兄ちゃんの姿を認め、抱きつくきらは。
しかし・・・
『・・・・(¬_¬) フーン』なありすの”視線”に、
そっときらはを引き離すのでした。
そんな二人の様子を敏感に察したきらは。
(お兄ちゃん・・・(´;ェ;`) )
改めて全員の無事を確認し、ココはどこだと見回す5人。
ふと壁に掛けられた肖像画を見て・・・
『O・L・タキオン!!』
そう、ココはタキオンの邸宅だったのです。
よく辺りを見回してみると、他にもタキオンに関する資料が山のように。
ようこそ、と声を掛けながら現れるリデル。
有人君達には、図書館の司書さんとの認識があったようですが、
彼女はあっちの方が副業と言い、改めて自分の本業を口にします。
『私はタキオン様の邸宅の管理をさせていただいているの。』
ついでに・・・
『私を刺激してくれ』の役割も・・・ってコトですよね^^;
ついにタキオンとの面会を果たす有人君。
しかし、正確には目の前にいる青年はO・L・タキオンではなく、
その子孫にあたり、また『アリスマスター』と呼ばれる存在であることを明らかにします。
ここで判明した事が・・・
・タキオンはアリスロワイヤルの管理者であること
・能力者を選定、自ら契約を結びロワイヤルに参加させ、終わらない物語を完成させたい
・リデル、双子についてはシモベのような存在である
・タキオン自身は3冊目の『アリス物語』を出版したい※訳有り
だ、そうです。
そして有人君に目をつけた理由は、その稀有な能力が必要だからだとも説明するのでした。
憧れの人に、大好きな物語の出版の手伝いをして欲しいとまで言われれば、
有人君でなくとも乗り気になるのは当然な訳で・・・
『やります。』
当然、ありすも・・・
『手伝います。』
デモネエ・・・タキオンですから^^;
何かまだ隠し玉がありそうな気がするんですけれど。
そして、屋敷を後にする5人。
キリカ先輩が、有人君に質問を投げかけます。
そういえば、君達はどうやってあの空間から脱出した?と。
口ごもる有人君と照れるありす。
その様子を見て取り・・・
『キスでもしたか( ̄+ー ̄)ニヤリ』と
ズバリ核心を突くキリカ先輩。
ますます様子のオカシクなる二人。
もちろん、きらはも・・・
『むぅ~ ( ̄‥ ̄) = =3 』
その夜自室でアリス物語を読み漁るきらは。
その開いていたページは・・・
『捕らわれの囚人を助けるには、何をすればいい?』
『王子はアリスにキスをした。アリスも王子様にキスをした。それは心からのキス。』
方やタキオンの方も・・・
終わらないアリスを出版するのですね?と問うリデルに
『そんなものに興味は無い。』と言い切るタキオン。
では・・・とさらに問うリデル。
『ああでも言わないと、協力してくれそうに無いからな。』
ヒッドイの(笑)
大体こんな感じの内容だったと思います。
・・・あれ?
原書なら、この章で『チェシャ猫』が出てくるはずなんだけど?
アレレ???
*少し真面目なアリスのお話*
チェシャ猫 (The Cheshire Cat)
一説には英語の慣用句“grin like a Cheshire cat”を擬人化したキャラと言われています 。
また原作では、非常に論理的な会話を行うキャラでもありました。
原作より引用
アリス:すみませんが、私はどちらに行ったらよいか教えていただけませんか。
チェシャ猫:そりゃ、おまえがどこへ行きたいと思っているかによるね。
アリス:どこだってかまわないんですけど。
チェシャ猫:それなら、どっちに行ってもいいさ。
アリス;どこかに着きさえすれば・・・
チェシャ猫:そりゃ、きっと着くさ。着くまで歩けばの話だけど。
ココまで引用
ちなみに原作では公爵夫人とのやり取りがあるのですが・・・
彼女の歌う子守唄「ちっちゃな子には怒鳴り声」は 、
デビッド・ベイツの「優しく説き聞かせよ」 "Speak Gently"のパロディ とも言われています。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第5話 |
|
今回の原作のタイトルはこちらでした^^
“Advice from a Caterpillar”
(芋虫からの助言)
始まりは、謎の双子姉妹の独白から。
1話~4話までのシーンが次々と流れ・・・
そして本編に。
窓辺には黄色い薔薇。
人待ち顔で佇む女の子。
外は降りしきる雨。
そして・・・
アリス能力者同士の戦い。
戦っているのは、ありすともう一人の能力者。
えっと、この人誰(* ̄0 ̄*)???
1話からの伝統、知らないうちに能力者が増えている現象みたいです^^
原作が漫画らしい・・・ので、ファンの人はご存知なんでしょうけれど。
一応公式サイトを見たんですが、
各原画家さんによる、様々なアリス能力者の一人、と言うことナンデスカネ?
なんてつらつら考えていたら、あっという間に戦闘終了。
いつものように、キーブレードを突き立て、心の扉を開くありす。
何度見ても、これは慣れないですね・・・(っΑ')タハハ。
戦いを挑む、勝ち負けがある、物語を奪い奪われる・・・
お話としては問題ないんですが、
『止めて・・・見ないで・・・(つω-`;)』
ソレは違うんじゃない?って感じがするんですよね・・・。
戦う以上、勝ち負けはある訳ですし、
負けた代償も承知していると思うんですけれど。
理屈では割り切れない、って奴デスかね。
タイミングよく後から現れた有人君ときらは。
早速有人君に本を手渡すありす。
『大丈夫、君の物語を奪ったりはしないから・・・。』
「ホン、ト・・・?」
その様子を物陰から見つめる女の子。
どうやらさっきの子みたいですが、謎めいたお言葉を口にします。
『・・・タキオン。』
しかし、有人君も大変ですね^^
『アンデルセン』と呼ばれたり、今度は『タキオン』と呼ばれたり。
そのうち、『イソップ』だの、『グリム』だの
『シャルル・ペロー(長靴をはいたネコ)』だのと呼ばれたりして(笑)
視線に気付いた有人君が物陰を見やった時にはいなくなってましたけれど。
舞台は変り、買い物を済ませた有人君が家路を急いでいると・・・
何故か通いなれた道のはずなのに、知らない場所へと迷い込んでしまいます。
こんなに遠かったっけ?とつぶやきながら、家路を急ぐのですが・・・
途中降り出してきた雨に遮られ、とあるアパートで雨宿りをする事になりました。
そのアパートの住人と言うのが、先ほどの女の子。
お名前は、デリーラ。
有人君をタキオンと呼び、お話をせがみます。
それじゃあ・・・と話し始める有人君。
お話を終えて家路に着く有人君。
自分のお話が思いのほか好評だった事が嬉しかったみたいです。
でも、彼にはスキル『能力者を惹き付ける生体磁石』が標準装備(キリカ先輩談)
ですし、一筋縄では行きそうにもないんですが・・・
次の日も、デリーラの所へ向かう有人君。
きらはも、少し寂しいみたいです。
本屋の前を通り掛かった時に、有人君の姿を見かけたキリカ先輩。
早速ストーカー開始^^;
アノデスネ、キリカ先輩ヾ(^-^;)
それは『犯罪』になりかねないのでわ!?
そして、例のアパートの前で有人君を見失うキリカ先輩。
『白昼夢は嫌いだ・・・』
この時はコレで良かったんでしょうけれど。
昨日と同じように、物語を聞かせる有人君。
コホコホ、と咳き込むデリーラ。
大丈夫?と心配する有人君に微笑みながら、
『明日も来てくれる?』と可愛くおねだりをするのでした。
そして次の日。
『デリ~ラって誰よぅ(`ε´)!!』
恒例の、”プンスカ”きらは登場(爆笑)
病弱で外に出られないから、僕がお話を聞かせていると説明する有人君。
とたんにきらはも・・・
『こほけほん、ごほっ、コホ・・・(*´д`*)』
どうしたの?と尋ねる有人君に、
「きらはも"びょーき"なの(・ε・*)!」
「『お兄ちゃんに会えなくて寂しい病』ですぅ(-д-)!!」
ナンジャ、ソリャ^^;
まあ、確かにビョーキとも取れなくは無いんでしょうけれど(笑)
困った有人君も、隣にいたありすに何とか言ってよ(p_;)とは言うのですが・・・
『あー美味しい(`皿´)』
こちらもこちらで、大変みたいです^^
さらに日は進み・・・
日に日にやつれていく有人君。
少し痩せた?ときらはも心配をするのですが、
大丈夫、と答えてデリーラの元へと向かうのでした。
いつものように、お話をする有人君と、楽しげにその話を聞くデリーラ。
ふと有人君が口を開きます。
タキオンと呼んでくれるのは嬉しいけれど、できれば名前で呼んでくれないかな、と。
自己紹介をする有人君。
『有、人・・・?』
タキオンじゃないのね・・・とつぶやくデリーラ。
それでも、貴方にいて欲しいと彼女は言うのでした。
どうやら、タキオンとは、抜き差しならぬ関係があったみたいですね・・・。
タキオンの部屋で、双子の姉妹が会話をします。
赤い薔薇の花言葉は『情熱』。
白い薔薇は『純潔』。
タキオンが尋ねます。
『では、"黄色い薔薇"は?』
ははーん、ナルホド、ね^^;
スイマセン、ピンと来ちゃいました(苦笑)
その辺は、真面目な話も含めて後ほど。
今日も今日とて、デリーラの元へ向かう有人君。
その様子を窓辺に設置した『有人君監視装置』で伺うキリカ先輩。
そして、おもむろにきらはの元を訪ねるのでした。
『また、お兄ちゃんに何かするつもり(`ω´*)!?』
と身構えるきらは。
モシモシ・・・それは"スペ○ウム光線"の真似?
もしそうなら、手が逆ですけど^^;
・・・ショーモナイツッコミはココマデ。
もう起こっている、と告げてきらはを自室に招くキリカ先輩。
そこにはありすもいるのでした。
有人君の状況を説明するキリカ先輩。
彼は特殊なメルヴェイユスペースにいること、
生気を吸われていること、このままではあちら側の住人になってしまうこと
などを伝え、有人君をデリーラの下へ行かせないよう注意を促します。
ついに、骨と皮状態にまでやつれてしまった有人君。
何か食べなくちゃ、と心配するきらはの言葉も耳に入らず・・・
『もう、3日も会いに言ってない。』
『”まだ”3日だよ?』
『”もう”3日も経つんだ(`皿´)!!』
激昂し、家を飛び出して行く有人君。
きらははもちろん、ありすの静止も効果はありませんでした。
ふと、思い出した言葉は・・・
『恋愛は狂気の神様が盲目の恋の神様を先導しているから、
時に狂気じみた振る舞いを見せる。』
昔読んだ神話の学術書にそんな一節があったような?
後を追うキリカ、きらは、ありすの3人。
先日と同じく、アパートの前で姿を見失ってしまいますが、
これがメルヴェイユスペースなら、どこかに鍵穴があるはずと
アパートの大家さんを訪ねます。
明かされる真実。
『男を待っていたみたいだよ・・・それは、風の日も、雨の日も。』
そうして、雨に打たれて死んでしまった、と大家さんは言います。
その女性の部屋を訪れる3人。
どうやらココが、入り口のようです。
そして・・・
変身(;´Д`)ハァハァを期待している人には恒例の!
某キューティー○ニーを思わせる変身が
キタ━━━(°∀°)━━━━!!
デリーラの元に踏み込む3人。
有人君を返して欲しいという話は当然決裂し、3VS1の戦いに。
『ワタシはずっと待ち続けた。』
『雨の日も、日照りの日も、雪の日も。』
でも、あの人は・・・
『変わらない永遠などない。』
『想いは、変わってしまったのだよ・・・』
だけど・・・
『あの人はワタシにこんなにも楽しい世界を見せてくれた。』
『だからっ・・・!!』
結局、戦い自体はキリカ先輩の手により、終結を迎えます。
現れる物語。
倒れ伏すデリーラ。
そしてその側に駆け寄った有人君。
デリーラは口を開きます。
貴方が来ないって本当は分かっていた、と。
それでも、私と言う存在を知っていて欲しかった、
ワタシの存在を物語に綴って欲しかった、と話します。
君の物語は、僕が紡ぐ、と約束する有人君。
『アリガトウ・・・』と言葉を残し、デリーラは永い眠りに。
その夜、デリーラの物語を読む有人君。
80年にもわたるその想いを涙しながら読み進めるのでした。
そして、タキオン。
傍らのリデルを抱き寄せ・・・
「黄色の薔薇・・・」
「花言葉は『薄らぐ愛』」
「私の創作意欲をかきたてぬ者に、価値は無い。なぁ、リデル。」
「タキオン様・・・」
「私を・・・刺激してくれ」
もしかして・・・ナニをしようと言うんだタキオン?
☆アアン:(~O~;=;~Q~):アアン シビレルゥ ☆
な展開なのか?
と思ってしまったところで『次回に続く。』
コラーヾ(^-^;)
*少し真面目な薔薇の『花言葉』*
黄色の花は中国では『高貴な色』とされているのに
ヨーロッパでは宗教上の争いから不吉な色とされ、
黄色の薔薇なんて「嫉妬・愛の減退」なんて花言葉になっています。
しかし、最近では花言葉は「良い意味を信じよう」という風習がありまして、
黄色い薔薇も最近では「貴婦人の気品」という花言葉に変わっています。
*少し真面目なアリスのお話*
“Advice from a Caterpillar”では
一日のうちに何度も身体が大きくなったり小さくなったりして、
自分が誰なのかわからなくなってしまったアリスは、
イモムシに「ファーザー・ウィリアム」を暗唱してごらんと言われます。
けれどアリスの口から出た詩は、この「ウィリアム父さん、年取った」。
結局、アリスは初めから終わりまですべて間違ってしまうのでした。
実はこの「ウィリアム父さん、年取った」は
桂冠詩人ロバート・サウジーの教訓詩のパロディだったと言われています。
マザーグースでも有名かもしれませんが。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第4話 |
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今回の原作のタイトルはこちらでした。
“The Rabbit Sends in a Little Bill”
(白ウサギ、トカゲのビルを送り込む)
月夜の晩に、空を舞うありす。
その手にはキーブレードと、お茶会への招待状が1通。
向かった先は・・・
燃え広がる図書館、でした・・・。
何でこんなことを?
疑問と戸惑いを覚えつつも、中へと入るありす。
その目の前に広がる光景は・・・
炎にくべられる、"タキオン"のアリスの物語なのでした。
『やめて!何でこんなことをするの!!』
相手の能力者に詰め寄るありす。
しかし、相手から返ってきた返事は・・・
”ごおっ”と言う音とともに、さらに燃え広がる書物。
アリス能力者である以上、こんな事をするはずが無い、とは思いつつ、
ありすはもう一人の能力者に対峙するのでした。
『・・・もっと、”アリス”をキレイにしてあげる・・・。』
そうつぶやき、炎を繰り出す能力者。
今回の敵は、”火炎”を操れる能力を持つようです。
キーブレードとは相性が悪いみたいで・・・
何度かの攻防の後、ついに敵の火炎がありすを捉えます。
炎に照らされる瞳に見つめられ・・・
(これがホントの”灼眼”のシャナ!?・・・違うだろ、おい^^)
覚悟を決めるありす。
ところが、この敵もまた、心の物語を奪う事が目的ではなく・・・
やがて、有人、きらは、キサの3人がやってきます。
窓を突き破って、外に放り出されるありす。
有栖川さん、と心配する有人に・・・
あの娘は・・・と言い、気絶してしまうのでした。
そして、次の日。
校庭で4人仲良く昼食をとっている時の事。
『あの娘、何かアリスを”憎んでいる”みたいだった。』と言うありす。
能力者なのに、そんなことがあるの?と、問い返す有人君。
私だって、そういうことあるよ(*^▽^)と言うきらは。
『お兄ちゃんが、あんまり”自分だけのアリスの物語”に熱中している時なんかはぁ・・・』
『本を"燃やしたく"なっちゃう時だってあるもんψ(`∇´)フフフ・・・』
有人君、君は”幸せ者”なんでしょうか??(-"-)??
当然キサちゃんも言ってくれます^^
『その気持ち、良く分かりますの。(^-^ ) ニッコリ』
『だって、きらはちゃんがアンマリにも"有人先輩"の事ばかり言ってるとぉ・・・』
『・・・(有人先輩を)"燃やしたく"なりますもの(⌒-⌒)フッフッフ・・・』
・・・刺されないようにね、有人君^^;
なんて、笑いをこらえながら見ていると・・・
”ごっつん(°Д°)イタ!!”とスゴイ音が。
どうやら、木に頭をぶつけた娘がいたようです。
しかも、ワザとなのか、"天然"なのか分かりませんが・・・
その後も何度もゴッツンコ^^
どうやら、相当の方向音痴の女の子みたいです。
ところが、ありすには見覚えがあったみたいで、
『あ~~~っっ∑( ̄□ ̄;)!!』
そう、昨日図書館を炎上させた、あの能力者だったんですよ。
※有人君が到着した時は、燃えていたのが嘘のように、スス1つなかったんですよね。
何でここにいるのよ( ̄へ  ̄、と詰問のありすに驚いたのか、
”ぎゅっ”と有人君の袖にしがみつく女の子。
今度はきらはが『あ゛ぁ~~~ッッ!!』
チョット、ナニシテンノヨゥ(`皿´)とこちらも大激怒^^;
当の本人は・・・
『・・・ヒョイパク、ヒョイパク(-。-)』
きらは達のお弁当や、デザートを黙々と食べ、
最後にジュースを”ちゅ~♪”
全く人の話を聴いていません(笑)
『お兄ちゃんの為に作ったフルーツサンドが(TεT)』byきらは
『きらはちゃんの為に焼いたスコーンが(ΡД`q)』byキサ
・・・南無ぅ~^^;
かたやその様子を研究室から眺めるキリカ先輩は・・・
『実に興味深い。やはり有人には、能力者を磁石のように惹き付ける力があるようだ。』
うらやましいぞ、コンチクショー・・・と言うのは冗談ですが(笑)
名前を尋ねると・・・
『・・・アンデルセン。』
コラー(^◇^)
とことんトボケタ女の子です。
結局、有人が気に入ったのか、下校する時もベッタリ^^
後ろを”ムスッ”とした顔で付いていくありすときらは。
もちろんキサも一緒でした。
しかも・・・
(お兄ちゃんの側にいるのは私だけだったのに(`エ´) )
気が付けば、自宅のテーブルに陣取り、食事まで!!
さらには・・・
『何でミンナまでいるのよぅ凸(▼▼怒)』
そう、そこにいたのは『自称』アンデルセンだけでなく・・・
ありすはもちろん、キサ、さらにキリカ先輩まで^^
しかもキリカ先輩に至っては、my枕まで持参している手際のよさ。
さすが、研究者は違いますね・・・(感心するところが違うか)
もう、みんな出てって!と家から追い出すきらは。
やっと二人きり・・・^^と思いきや、
今度は目的の”お兄ちゃん”の姿が見当たりません。
ドコに行ったの?と探し回るきらは。
どうやら、自室を見たい、と言ったあの娘に付き添っていたみたいです。
可愛い顔して寝ているアンデルセン。
その様子を見て、またも”プンスカ”状態のきらは。
(私だけの『特等席』だったのに・・・)
小さかった頃から、眠れない時は有人君のベッドに潜り込むのが習慣だったみたいですね(苦笑)
ブラコンも、ここまで来たら免許皆伝です^^;
結局・・・
有人君の袖を掴んで離さない小さな手に、しっかりと”ぬいぐるみ”を身代わりにして、
有人君を引き剥がすきらはなのでした。
その後ベッドの中で、アレコレと考えるきらは。
あの子がお兄ちゃんにベッタリなのは、何か企んでるはず。
あの子も能力者だから、物語を奪ってしまえば、もうお兄ちゃんにも近づかないはず^^
早速行動を開始したようです。
実はこの前に、ありすに忠告されているのですが・・・
(貴女では、あの子に太刀打ちできないわ)
そんな忠告も、大好きなお兄ちゃんの為ならどこ吹く風、と言った感じでした(爆笑)
そして舞台はメルヴェイユ・スペースへ。
※アリス能力者だけが開ける空間だそうです。但し有人君は例外みたいですが。
この前と同じように、アリスの物語を焼き尽くす女の子。
果敢に挑みかかるきらはですが、やはり武器の系統がありすと同じだからでしょうか、
たちまち劣勢に。
そこへ飛び込んできたのは、有人君をはじめ、ありす、キサ、ミニキリカ先輩達でした。
有人君をみて、少女がポツリとつぶやきます。
『アンデルセン・・・(´ー`)』
どうやら、彼女の名前ではなく、大好きな童話作家のイメージを有人君に見ていたようです。
キリカ先輩の話では、アンデルセン能力者ではないかとのこと。
(いないみたいですけど^^)
どうやら、望んでこの世界に来た訳ではなく、紛れ込んだと言うのが正しい感じのようです。
きらはをかばい、戦闘に参加するありす。
今度は、本気で挑んだみたいですが、やはり武器の相性の問題もあるのでしょう、
防戦一方の状態に。
そして・・・
『もっとキレイなアリスを見せてあげる・・・』
そうつぶやき、炎を向けた先は、有人君の「終わらないアリスの物語」の本でした。
とっさに本を庇おうとするきらは。
その華奢な体に放たれる炎。
それを食い止めたのは・・・
『きらはちゃんをアブナイ目には会わせませんの( ̄へ  ̄ 凸』
きらは親衛隊長、キサちゃんでした。
彼女は水を操る能力者。
火と水、相反する二つの能力の激突は・・・
『きらはちゃんは、私がマモルですのゥォー!(ノ゚д゚)ノ ウォー!』
想像力は想いの力。
想いの力が強い方が勝つ、と言う訳で・・・
勝負に勝ったのは、キサちゃんでした。
少女の胸に水の剣を突き刺すキサ。
『・・・どうすればいいんですの?』
あのねえ・・・(苦笑)
それでもどうにか心の鍵を開け、物語を奪取するキサ。
その本を有人君に手渡すのですが・・・
書き写す事はしない、と言い、良ければこの物語を読ませてもらえないかな
と少女に尋ねます。
ボクはまだ君の事何も知らないし・・・
そして、物語を読み始める有人君。
多分、お母さんと思われる人に大好きな童話を読んでもらっていたこと。
アリスの物語が好きだったこと。
だけど、その大好きな本を読んでくれた”お母さん”は、
『しらない男のひと」と何処かに行ってしまったこと。
だから、アリスが嫌いになった事。
そうした物語が切々と綴られていたのでした。
やがて物語を読みおえた有人君は、こう言います。
『これは、終わらないアリスにはつながらない』と。
物語を少女に返し、改めて名前を聞く有人君。
『・・・灼眼のシャナ。』
ではなくって^^
『・・・アカネ。』
そして、ありがとう、と答えるのでした。
一方、謎の青年は・・・(この人がタキオンらしいです)
アンデルセンの名前が出たことにかなりご立腹のようです。
何でなのかは、まだ分かりませんが^^;
また、アカネを誘い込んだのは、双子の仕業とも判明!
この娘達もまだまだ秘密を小さな体に隠しているみたいですね・・・
ソレニシテモ・・・
きらはが面白すぎの第4話なのでした^^;
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第3話 |
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今回の原作のタイトルはこちらでした^^
“A Caucus-Race and a Long Tale”
(コーカス・レースと長いお話 )
それでは本編の感想に。
『3杯目のお茶が冷めてしまう』
『3つ目の席も空っぽ・・・』
謎の青年と、リデル、と呼ばれる女性。
そして・・・見た感じ双子に見える女の子達。
今の時点では、それらが何を意味するのかは分かりませんが・・・
冒頭はこんな感じで始まりました。
そして、舞台は学園に。
金色の髪をなびかせて、颯爽と歩いてくる一人の女生徒。
ココまでは良いんですけれど・・・
何故、画面に”オッ○イ”のどアップが!!
激しく、ウーム(ー'`ー;)イイノカ・・・と考えていたら、
画面は"一瞬"で切り替わり・・・
(スコシ・・・ザンネン・・・カモ・・・シンナイ・・・)
『お早うございます、キリカ先輩!!』と黄色い声が。
どうやら、周囲の女生徒のハートもヾ(≧∇≦*)〃状態のようです。
『ああ・・・』と手短に返事を済ませ、立ち去って行く先輩。
キリカ先輩って、カッコイイ(*´∀`*)の女生徒達。
どうやらタダの『おっ○い星人』(古っ!!)ではないみたいです^^
その頃教室では・・・
自分だけのアリス物語を熱心に執筆中の有人君の姿が。
今までの出来事を思い出す有人君。
『ボクに、あんな力があったなんて・・・』
少しだけ誇らしげな微笑を浮かべつつ、一層執筆にも熱がこもります。
そこへ、桐原君、と声をかけるクラスメートの姿が。
『篝木先輩が呼んでるわよ』
???の有人君。
どうしてボクが??と疑問符を浮かべるのでした。
その後、中庭でありす、きらはと一緒に昼食を取る3人。
そこで二人に質問を。
『篝木先輩って誰?』
返ってきた答えは・・・
高等部に在籍しながら、飛び級で大学院に進学した才媛で、容姿端麗の人。
おまけに、女子生徒の人気もズバヌケテル^^との事でした。
しかも、専用の研究室まで持っているとの事。
・・・真面目にただの『おっ○い星人』ではない人なのでした(苦笑)。
そんな人が何でボクを?
余計に混乱する有人君。
そして、その有人君を心配そうに見つめるきらは。
「・・・・」
舞台は変り、研究棟の廊下を歩く3人。
研究室にたどり着いて・・・
有人君がまず発した言葉は、
『何、これ・・・( ゚д゚)ポカーン』
スゴイ散らかりようの研究室。
書棚に入りきらない資料や文献が所狭しと山積み状態で、足の踏み場もありません。
見ている自分には・・・
ま、そういうものだから、と納得するものが^^
※実は自分も仕事の関連上、書物ではないんですが、
記録媒体とPC、関連資料に埋もれた場所で仕事をしていますので、
こうした雰囲気の方が正直落ち着くんですよね・・・。
(望んでこうしてる訳ではないんですけれど)
話を元に戻して、と。
どうにか足を踏み入れ、奥へと進む有人君。
部屋の奥では、窓際にたたずみ、読書にふけるキリカ先輩の姿が。
その姿に、少し頬を赤くする有人君。
一方先輩の方も・・・
ようやく来たな、と手を差し出します。
その手をギコチナク握り返す有人君。
その後、先輩はイキナリ、有人君の耳に口を寄せ・・・
『ワ・タ・シは、君に興味がア・ル。』
シッカリと、胸も”ぐりぐり”押し付けながら(笑)
これには有人君も・・・
ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァア!!
・・・見ている方は(*´д`*)ハァハァかもしれませんけれど。
その様子を見たきらはもまた・・・
『お兄ちゃん、ダメえぇぇぇぇぇヽ(`Д´)ノ!!』
と高速タックルを敢行!
何故かきらはの足に差し出されたもう1つの足。
当然、この後は・・・
”どんがらがっしゃ~ん!!”
有人君ごと部屋のPCを巻き込んだ大惨事に^^
データがパァになってしまったと言うキリカ先輩。
私悪くないもん(`ハ´)というきらはを何とかなだめて、
先輩に謝るのでした。
もちろん、先輩もタダでは起きない人のようで・・・
『私の研究に協力してくれたら、問題がないのだが』
とさらに詰め寄ります。
先輩曰く、ノーベル賞受賞(予定)のこの研究に協力しない理由がないとは言いますが、
どうも曲者っぽい感じは拭えず・・・
と、そこに口を挟むありす。
「どうして、有人君なんですか?」
「どうしても彼じゃないとイケナイ理由でもあるんですか?」
と先輩を問い詰めます。
それはな・・・と先輩が取り出したのは、
例の鍵でした。
先輩も、アリス能力者!?と驚きながらも
変身するありすときらは。
※今回は変身シーン有でした(笑)
しかし、どう見ても”キューティーハニー”なんですけどねえ・・・。
『この頃流行の女の子、”お尻”の小さな女の子♪(きらは)
(中略)
今時人気の女の子、プクッと”ボイン”の女の子♪(ありす)』
思わずあの曲を思い浮かべてしまった自分って一体・・・?
先輩は、風の能力者だったようです。
キーブレードをかざし、有人君を守るように立ちはだかる2人。
ところが、当の先輩はと言うと・・・
戦う気がないのはもちろんでしたが、その姿も・・・
何と、小さな女の子サイズに(爆笑)
これにはきらはもバカ負け^^;
「か~わいい(^^)」と思わず頭をナデナデ。
そんなやり取りの後・・・
理由を話し始める先輩。
本来、この空間で女性以外の人物を見たことがない事。
有人くんが何故、この空間に入ることが出来たのか、と言うこと。
そして、何故・・・アリス能力者が『心の物語』を集めなくてはいけないのか、と言うこと。
また、このゲームに囚われた人達を、アリス・シンドロームと呼んでいること。
その解明の為に、有人君の持つ特殊な能力に興味を示した事が理由だったそうです。
結局先輩の研究に協力する事になった有人君。
しかも、24時間監視とのお話に・・・
アレコレと”イケナイ妄想”をする有人君なのでした。
(きらはも、猛烈に反対してました)
画像があれば、結構笑えます。
画像については、他のブログ様を見ていただければ分かります^^
何を勘違いしている、と当然たしなめられて・・・
その手に腕輪をはめられるのですが・・・
「この腕輪は、君が興味を示したものに反応する」
即ち・・・
『好きなものってこと・・・?』
きらはの目が、ありすの目もキラーン!と輝くのでした。
その後舞台は有人君の家に。
部屋でオメカシ中のきらはちゃん。
これが始まると長いんだよな・・・とボヤキつつ、支度が整うのを待っている有人君。
仲イイですね・・・二人とも。
この辺りはホンワカ見ていられるんですが・・・
『お待たせ~♪』
と、登場したきらはの姿を見て・・・
『短すぎないか、ソレ』
と視線のやり場に困る有人君。
しかし、腕輪は正直みたいで・・・
『ピカーン!』
それを見て、ご機嫌のきらは。
思惑は成功したみたいです(苦笑)
その後、美術館を回る二人。
想像力を掻き立てられる、と喜ぶ有人君。
もちろん腕輪も・・・
と、そこに現れたありす。
彼女もまた偶然美術館に足を運んだようです。
その後は3人仲良く・・・とは行かないのがお約束な訳で(笑)
『お兄ちゃん、ありすさんとばっかり・・・』
プンスカ状態で後ろから付いてくるきらは。
イイですね、このストレートさ加減。
可愛らしいものがあります。
それから、きらはの大作戦が始まるのでした。
まず最初は、人形劇。
有人君の好みのものだったみたいで・・・
腕輪もキラーン!
早速、勝ち誇るきらはは、ありすに対して・・・
『どっちがお兄ちゃんの「好きなもの」をどれだけ知っているか勝負よ(`皿´)』
と半ば強引に挑みかかります。
(ヤキモチかな・・・^^)
なんて最初は気軽に付き合っていたありすですが・・・
気が付けば段々エスカレート。
これには有人君もホトホト困ってしまったようで・・・
アリス関連のところに案内してくれるのはいいけど、とたしなめますが、
全く聞いてくれない状態。
トホホ・・・な有人君なのでした。
そして翌日。
図書館で一人読書をするありす。
(何で昨日はあんなにムキになったのかしら・・・)
少しだけ自分の行動が意外に、そして恥ずかしく思えたみたいです。
図書室を出ても、その考えは頭から離れず・・・
その足は自然と先輩の研究室に向かうのでした。
研究室で、腕輪の成果について考えをまとめる先輩。
どうやら、好きなものに対する純粋な気持ちが鍵だ、と当たりを付けたようです。
五感の元にある感じる心がキー、という事でしょうか。
そして、後から現れた有人君にもこう説明するのでした。
腕輪の目的は、終わらないアリスの物語を「写す」事にあったと。
全ての心の物語を集める事で完成する、終わらないアリスの物語。
それがあれば、どんな願いも叶う、と言われていること。
だから、その物語と同様の力を持つ『複製本』が作れるのなら・・・
『全ての人が幸せになれる!!』
嬉しそうに有人君は言うのでした。
ちなみに、ありすの目的は至極単純で・・・
『終わらないアリスの物語』を読みたいと言うものでした^^;
きらはは・・・言うまでもありませんね。
『お兄ちゃんの為・・・』
ここまで慕われれば、有人君も本望でしょう(笑)
キサの報復が怖そうですけれど。
研究室を後にした3人。
有人君はそれでいいの?と問いかけるありす。
『ボクは、好きなアリスの物語を書ければかまわない』と答える有人君。
そして・・・
『そのおかげでみんなが”幸せ”になれるなら』と
楽しげに言い切るのでした。
そんな有人君を見たありすもまた・・・
少しだけ頬を赤くするのでした。
ちなみに・・・先輩はと言うと、
この後有人君の近所に引っ越してきちゃいました^^;
この方が何かと便利だからな、と相変わらずのマイペース振りで。
どうやら、きらはの苦労がもう1つ増えてしまったようです。
*少し真面目なアリスのお話*
原作タイトルが第3章「コーカス・レースと長いお話」だったので、
今回はかなり長めに感想とあらすじを載せてます^^
原作では、物語の舞台となったピクニックの話に該当するのですが、
そこではアリスはアリス本人のままで、
キャロル(チャールズ・ドジソン)はドードー鳥として戯画化され、
ロビンソン・ダックワースはあひるとして、ロリーナ・リデルはインコとして、
イーディス・リデルはワシの子として、登場しています。
これらは全て本名からつながる言葉遊びとも言われているとか。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第2話 |
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ルイス・キャロル原作の章のタイトルを紹介する事にしました^^
※第2章のタイトルは涙のプール “The Pool of Tears”です。
本編は、何と言うか・・・?
大好きなきらはの為に、彼女の顔をしたクッキーを焼く友人のキサ。
しかも、香り付けまできらはの”香り(かほり)”に合わせると言う凝り様。
さらに彼女の計画はエスカレートし・・・
な、何と”キス”まで敢行!!
狙いはきらはちゃんとの『間接キス』(;´Д`)ハァハァ
見ている側としては・・・
『グレイトゥ!』(by種(S○ED)に出ていたあの人)
な感じでした。
いわゆる秘密の花園?的な少しだけアブナイ展開から始まったのですが・・・
突如、『ピキーン!』(ニュー○イプ)と何かを感じ、窓の外を見るキサ。
姿は見えずとも、その存在は感じたようで・・・
『何度来ても、答えは同じですわ!』
どうやら、彼女にも何やら一波乱ありそうな予感が。
それはスグニ明らかになるのでした。
舞台は変り、有人君の自宅に。
大荷物に少々お疲れ気味の有人クン。
どうやら前回すっぽかしてしまったきらはの「お買い物」に
付き合わされたようです。
こんなに買い物をするとは思わなかった、とコボス有人クンに、
きらはは・・・
『あーら、この前約束を破ったのは( ̄ー ̄)?』
と少々嬉しそうなお顔^^;
その時、大荷物に紛れて1枚の招待状が舞い落ちます。
宛先は「ありす」宛て。
内容は、アリスのお茶会のお誘いでした。
※シャレではありません。念のため(笑)
ココで読むの?とのきらはの問いに、
部屋で読むから、と言い残し自室へ向かう有人クン。
少し寂しげな表情を浮かべるきらは。
(お兄ちゃん・・・)
そんな空気を一変させたのは、キサちゃんでした。
その手に、『きらはちゃん好き好き大作戦』(勝手に命名しました)の切り札である、
手作りクッキーを携えて。
その頃、部屋で招待状を読む有人クン。
どうやら、アリスゲーム(あ、違った。公式サイトではアリス”ロワイヤル”だった)
の果たし状を兼ねているようです。
つまり、ありすは何処かで別のアリス能力者との戦いを始めている訳で・・・
招待状には、もう1通追伸のメモがありました。
『協力してくれるって言ったわよね(・∀・)』
早速、ありすの所へ向かう有人くん。
一方、きらは達の方はと言うと・・・
『可愛い~^^食べるのモッタイナイナ(*^-^)』(きらは)
「え゛っっ(´Д`)。ソ、ソレヂャア、ワタクシのキ、"キス"が・・・』(キサ)
早くも作戦失敗?なんて思っていたら、
それはアリマセンでした^^;
一口、クッキーを口にするきらは。
思わず、『間接kiss』フォ━━ヽ(●∀●)ノ━━━ッ!!
状態のキサ。
オメデトウゴザイマスなどと、
画面の外からお祝いの言葉を述べる自分がいるのでした。
いよいよ、白百合的展開まっしぐら?かなと思ったその時・・・
外へ飛び出す有人くんを見て、自分も、と家を飛び出していくきらは。
テーブルの上には、食べかけのクッキーが一枚。
キサちゃん、落ち込んだのかな?と思いきや・・・
意外や、嬉しげな表情のキサ。
これは絶対何か企んでるな・・・と言う感じなのでした。
招待先の場所に辿りついた有人ときらは。
ここで待っててくれ、と言う有人クンに、きらはは、
自分も行く、と言います。
そこで有人クンは、妹を心配しつつも、
何故きらはがアリス能力者になったのか?
と、当然の疑問を口にします。
それは言えない、と口を閉ざすきらは。
話してしまえば、能力を失うから・・・と言うのが理由のようです。
そして、館(内部はやはり図書館でした)で激しい戦いを繰り広げる
ありすともう一人の能力者。
前回とは違い、今度の相手は少々手強いようで・・・
ピンチのありすを救ったのは、きらはでした。
『私の力も見せてあげるわ!』と勇ましく相手に挑みかかります。
「な、何だ、この力は・・・」
驚愕する相手の能力者。
私はお兄ちゃんの為に、戦う・・・。
それがきらはの想い。
それがアリス能力者の力のバロメータなんでしょうか?
想像力が創造力になる、とはOPのナレーションの台詞ですが、
『想いだけでも、力だけでも、駄目なのです』(byピンクちゃんの人)
きっとそういうものなのでしょう。
圧倒的な力を見せ、見事に相手の胸にキーブレードを差し込むきらは。
「やめて、心を覗かないで・・・」
やはり懇願する相手。
その目には、うっすらと涙が・・・
躊躇するきらはに、ありすは「やらなきゃ自分がやられる」と非情とも取れる言葉を発します。
やがて現れる相手の心の物語。
その時、その様子を見ていた有人君が思いがけない行動に出ました。
何と、物語を書き写し始めたのです。
「アリスの物語は大好きで、何度も書き写した。だから・・・」
「それに、相手から心の想い出(物語)を奪うなんて駄目だ!!」
程なく物語を写し終え、相手に返却する有人くん。
感謝の言葉を述べて、消えて行く能力者。
勝手なことをしてゴメン、と謝る有人くんに向けられた言葉は・・・
『スゴイよ、有人クン!!』
そう、彼の写した物語は、ありす達が奪ってきた物語と同様、
心の物語を再現できる力を持っていたのでした。
こうした方法なんて思いつきもしなかった、と素直に感心するありす。
だから有人くんがこの空間にも入れたんだ、と納得の表情を浮かべます。
※どうやら、男子禁制の空間みたいです。
これからは、奪うのではなく、綴って行こうと提案する有人くん。
きらはも当然協力の意思を表します。
その様子を物陰から見ているもう一人の能力者・・・。
舞台は変り、学園内に。
お弁当を持って、有人クンを待ち伏せ?するきらは。
ところが・・・
「おにい・・・」
目の前を歩いていたのは確かに有人クンですが、お隣には『ありす』の姿が。
どうやら、ありすにも同じ質問をしていたようです。
・・・当然返ってきた返事は、きらはと同じ答えでしたが。
寂しげな表情のきらは。
ナカナカ上手く行かないものだな・・・なんて思っていると、
そこにキサが現れます。
最近元気ないですわね、ときらはを気遣うキサ。
そんなキサの思いやりが通じたのか、一緒にお弁当を食べようと言うきらは。
ヽ(≧∀≦)ノ状態のキサ。
その一方で・・・
『私のきらはちゃんにこんな表情をさせる人なんてみんな嫌い。』
少しだけ暗い情念が宿ってしまったようです。
その後、最初にもあった謎の声の呼びかけに応え、
アリス能力者となるキサ。
もちろん、彼女の標的は・・・ありすでした。
物語なんてどうでもいい、と憎しみにも似た感情でありすと戦うキサ。
しかし、場数の違いもあり、あっさりとキーブレードを突き立てられます。
そこへ間一髪現れた有人くんときらは。
彼らのおかげで、キサの物語は奪われずに済むのでした。
結局、きらはに協力する(一緒にいられる)と言う理由で
ありす達と行動を共にすることにしたキサ。
一方、前回のラストに出てきた怪しげな青年も・・・
「物語を写せる人物」の登場に、いたくご満悦の様子です。
また、キサはといえば・・・
自宅の『きらはグッズ収集棚』を見て・・・
こちらもフォ━━ヽ(●∀●)ノ━━━ッ!!
・・・なのでした^^;
感じとしては、”えっちぃ”展開の裏に
シリアスな部分を織り交ぜていた、と言う感じもしました。
『残酷な童話たち』と言う本がありましたが、
あんな感じもしましたね・・・。
鍵姫物語永久アリス輪舞曲 第1話 |
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第1話の感想を。
※マンガの原作があるようですが、『全然』知りません( ̄ー ̄)
『アリス』に憧れ、アリスの物語を紡ぐ少年。
舞台は中世風の町並みでした。
今日はココまでと、執筆をやめて眠りに付こうとしたその時・・・
「綺麗なものは、いつも遠くにあるんだな・・・」
ポツリとつぶやく少年。
そして、窓の外を飛ぶウサ耳少女が一人。
「アリス・・・?」
どうやら少年の想い人らしく、慌ててその後を追いかける少年。
間違いない、僕の思い描いていたアリスだ、と感動の声を上げながら。
やがてたどり着いた場所は少年の通う学校の図書館でした。
アリスはどこ・・・?と辺りを見回す少年。
突如、静寂な雰囲気を破ったのは、
鍵のような剣を持って戦う二人のウサ耳少女の姿でした。
「な、何だ一体・・・?」
どうやらココは一種の特殊空間のようで、普通は侵入できない場所のようです。
呆然とする少年に、一撃を食らったウサ耳少女が激突!
当然のごとく『下敷き』状態の少年。
コレがホントの「尻に敷かれる」?状態かなと
イラナイ突込みを考えつつボーっと見ていると、
さらに「お約束」のシーンが追加(^∀^)
上から落ちてきた本が少年の頭をゴッツンコ^^
思わず少女の胸にお顔ダイブ状態。
ウ、ウラヤマシイ・・・ぢゃ無くて!!
その後に訪れた展開は・・・
少女の胸にキーブレード(?)を突き刺し、鍵を開ける仕草をするもう一人の少女。
すると・・・
刺された女の子の体から、突如として現れた1冊の本。
『やめて、心を覗かないで・・・』と懇願する少女。
こう書くとシリアスなんですけど・・・
画面の中の女の子は結構『やらしい』顔っをしてるんですよね(≧□≦)
何となく、「創世のアクエリオン」を思い出してしまったのは自分だけでしょうか?
どうやら、これを奪いあうことが彼女達の目的のようです。
本の中の1枚のページを破りとる勝利者の少女。
彼女の顔もまた、エクスタシー状態(苦笑)
やがて、早く立ち去りなさいとの言葉を残し、不思議な少女は姿を消すのでした。
『何だったんだろう・・・?』
疑問を抱きつつ、家に帰る少年。
と、家の前で待っていたのは少年の妹君のようでした。
どうも、兄のことがとっても心配のようで、外で帰りをずっと待っていたようです。
出かけた理由が『アリス』に関係あることを知るや否や・・・
とたんに『おかんむり』状態に。
どうも極度の『ブラコン』のようです(笑)
実はこの後、この出会いが物語を紡いで行く訳で・・・
舞台は変わり、学校に。
図書館で『アリス』の書物を読みふける少年。
少年に声をかけた少女がいるのですが、その少女こそが
昨日、図書館で激闘を繰り広げていたあの『アリス』なのでした。
昨日の出来事を聞く少年。
名は有人と言うそうで、『アリス』の少女は「ありす」(そのまんまやん!!)
と言うそうです。
また、あのウサ耳ルックは「コ○プレ」ではなく・・・
アリス能力者の姿らしいとの事。
また、物語を奪い合うのは、有人の好きな『アリス』に関連があるものだとか。
著者であるタキオンが残した書物が『アリス』
2冊まではその存在を確認出来ているそうですが、実はもう1冊「終わらないアリス」
の物語があるそうで、その物語を求め戦うのが昨日のバトル、と言うことだそうです。
アリスの物語を自分でも執筆している、との有人の話にいたく興味を示したありす。
たちまち打ち解けたようですが、
その存在を少々「じぇらし~」の視線で見つめる女の子が一人。
それは、有人の妹、翠星石・・・じゃなくて「きらは」でした。
自分が書いているアリスの物語を見せたいと、ありすを自宅に誘った有人クン。
お、中々積極的・・・と思いましたが、実は彼自身にとっても意外な言動だったようです。
しかも、舞い上がっていたのでしょうか、
先約の「きらは」とのお買い物の約束は「ドタキャン」に
なってましたし^^
この後は、当然お約束の展開が待っており・・・
『BOO~BOO~』状態のきらはをなだめる有人なのでした。
「私、やっぱり帰るね。」と帰宅してしまうありす。
せっかくアリスが好きな仲間が出来たのに・・・と彼女を追いかける有人クン。
そして、またもや突然訪れた異空間への誘い。
新たなアリス能力者との戦いが幕を開けたようです。
「へんし~ん^^」するありす。
しかし・・・あの変身シーンは・・・イイのかなあ??
『キューティーハニー』みたいでしたが^^
「胸」と「お尻」にスポットを当てているのはスタッフさんの趣味でしょうか?
始まるアリス能力者の戦い。
相手は、意外な人物でした。
なんと、有人クンの妹、きらはだったのです!
(もっとも、ありす自身は気が付いていたようですが)
激しく激突する二人。
互いの心の物語を賭けて・・・
やがて勝負は付き、きらはの胸にキーブレードが突き立てられます。
「やめろぉぉぉ!!」
とキーブレードを引き抜く有人くん。
きらはがアリスの戦いに参加した理由とは、大好きなお兄ちゃんの為に
幻の「3冊目のアリス」を手に入れたいとの願いからでした。
健気ですね・・・。
結局、共闘する事になった二人。
どうやら凸凹コンビの誕生の瞬間のようです。
そして、1話の締めは・・・
不思議な雰囲気をもつ双子の少女と、どこか浮世離れした感じのある青年。
どうやら物語のキーマンのようですが・・・。
しかし・・・鍵姫と付いているだけに・・・
まさか「キーブレード」とは思いませんでした^^
キングダムハーツみたいですね(笑)
ちなみに1話のタイトルが「Down the Rabbit-Hole」、
「ウサギの穴に落ちて」だったので、少しモチーフとなった作品についても少しだけ。
※ルイス・キャロルの原作の第1章のタイトルでもあります。
*少し真面目なアリスのお話*
ルイス・キャロルの原作で知られていると思いますが、
実はこの作家が数学者でもある事はあまり知られていません。
原題はAlice's Adventures in Wonderland(不思議の国でのアリスの冒険)
ですが、日本では省略形であるAlice in Wonderland(不思議の国のアリス)
の方が著名なようです。
イングランド、オックスフォード近郊のフォーリー橋から始まり、
5マイル離れたゴッドストウ村で終わった旅路の途中で、
アリスという名前の女の子の冒険の物語を即興で少女たちに語って聞かせた事が
今も語り継がれている小説の元となっているとか。
ちなみにアリスのモデルは実在の人物です。
ロリーナ・シャーロット・リデル
アリス・プレザンス・リデル(この女の子が一番知られているのではないでしょうか)
イーディス・メアリ・リデル
の3人と言われています。