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ef - a tale of memories. 第12話(最終話)「love」  
2007 12 23
Sun 04:20:02
ef - a tale of memories. 第12話(最終話)です。

物語の印象点

・とても良かったです(感涙)

前半を千尋編のクライマックスにあて、後半を後日談にした
最終回。

これで良かったと視聴終えたときに感じましたし、
2期があるなら見たいかな・・なんて贅沢な気持ちにもなりました。

蓮治君に全てを捧げた後、屋上で涙ながらに日記を
綴り、そして・・・出会いから今までのページを全て破り捨てた千尋。
夢をくれた彼に出来る、自分なりの恩返しとして。
好きだから、愛しているから彼の重荷にはなりたくない。
そう、一人で結論付けた上での行動。

けれどそれって・・・やっぱり違っていたと。
失ったのなら、もう一度やり直せばいい。

何かを成し遂げる、と言うことはまず最初にイメージする事。

次に行動すること。そして・・・訪れたチャンスをモノにすること。
それらを偶然と必然と言うのなら、蓮治君と千尋が出会ったのも
また必然であり。

手から溢してしまった想いがあるなら、もう一度紡げばいい。
覚えていてくれる人がいる限り、
その人は【いなくなった】事にはならないから。

屋上に上がり、今までの事を思い返す蓮治君。

そして一陣の風が吹き・・・
あの時と同じ、紙ヒコーキが空を舞ったとき・・・
彼は知らず走り出していました。
バラバラになった記憶でも、そのひとかけらが
1ページがイメージを形作り、そして世界が生まれる。
それで足りないのなら、何度だって自分が思い出させて見せる。

街を走り、噴水に飛び込み、屋根に上り・・・
欠けた記憶のページを集める蓮治君。

そして・・・その偶然は必然に変わりました。

あの駅で、変わらず空を見上げていた千尋。
僕が思い出させて見せるから、とボロボロの姿でつぶやく蓮治君。

「駄目でした・・・」
13時間って、とっても【長い】んですね・・・
忘れようとしても、思い返してしまうんです。
何度も、何度も。
蓮治君の事を・・・・

良い終わり方じゃないですか、コンチクショウ(*^-^)♪
なんて思ってもしまいましたね・・ホント。

後半はそれぞれの旅立ちと言うか、後日談的扱いでした。
色をくれた彼女と共にあることを選んだ紘君。

撮りたいものの真実を見つけた京介と、
自分から歩く事を選んだ景。

そして・・・夢をくれた人と、夢を忘れずにいた女の子の邂逅。
それは45秒間の奇跡。

そして・・・・優子さんと火村さんのもう1つの物語。
原作、漫画、アニメをつなぐ良いお話を見せて頂きました。
群像劇の手法でありながら、それぞれの物語が瓦解せず
最後まで独立しながらも、統一された1本のつながりに
なっていたのは凄いな・・・と私的には感じてますね(*^-^)♪

3ヶ月間、素敵な御伽噺を見せて頂きました。
スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした・・・
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ef - a tale of memories. 第11話 『ever forever 』 
2007 12 17
Mon 20:23:53
ef - a tale of memories. 第11話です。

物語の印象点

・綺麗な、想い出のままで。

千尋編クライマックスですね。
そして来年5月発売の原作後編へつないでくるであろう、
そんな流れを。
原作では是非、ハッピーな結末を迎えて欲しいかな?なんて
素直にそんな事を感じてました。

13時間の記憶しか保てず、12年の記憶しか持ち得ない少女の
描いた夢。
その手で、物語を書き上げることは一人の少年によって
完成することになりました。
が、元来小説のあり方と言うのは・・・
自分の血肉を切り売りして作り上げるもの。
本編の例えに即して言うのであれば、予め12年と言うサークルと
13時間の行動範囲を決められた羊にとって、その中の草を食べつくす行為に
等しいものでもあって。

食べつくした羊はやがて・・・死んでしまいました。
小説を絵に例えるなら、描いた物語の中の人物は生き生きとその世界を
楽しんでいますが、それはあくまでも作者たる自分が思い描いた事。
ふと絵から目線を外してみれば・・そこには自分ひとりだけ。
その世界には少女は一人。だから少女は神様だ。
神様だから、何だってその世界を描く事が出来た。
けれど、神様のいる世界には・・・・神様は一人だけ。
寂しさを知ったとき初めて・・・その世界を永遠のものにしたかった。
人の中に残る想い出は・・・いつまでも綺麗なままでいられるから。

そういうことだったのかな・・・なんて感じました。

たった1日だけの恋人としてのデート。
映画に涙して、ゲーセンの人形欲しくて駄々をこねて、
そして・・・プリクラで写真を撮ってみたり。
どこにでもありそうな光景。

最後は海に行くんですよ、と可愛らしく告げる千尋。
海岸を二人で眺めながら、思い出すのは今までの出来事。
このまま明日が来なければ、と言う願いは視聴している人にも
蓮治君にも同様だったでしょうし。
けれど、それじゃ前には進めない。
足枷になりたくないから、幸せだと思うときに自分から別れを告げる。

そうして結ばれた二人・・・って書くとまあ綺麗なんですが・・・
いきなり屋上野外プレイですか(*^-^)アッハッハ!
そりゃ早すぎです!
手順端折りすぎです(大爆笑)
しかもご丁寧に洋服畳んで、髪留めまで丁寧に外しちゃってまあ^^;
眼帯だけはとらなかったんですね、千尋さんは(苦笑)

ま、その辺はさておくとして。
思い残すことなく、想い出を蓮治君に刻んだ彼女。
後は自らの気持ちに精算をつけるだけ。

そう、出会ってからこれまでの日記を・・・・破り捨てる事で。
「これで蓮治君を知る私は消えました」
これで、さよならです。

こういう終わり方ってないだろ、悲しいよ!と
蓮治君は叫びました。
けれど視聴していたワタシからしたら・・・
これでよかったんじゃないかと言う気がしてるんですよ。
報われるばかりが恋物語じゃない、別れて始まる恋物語も
きっとあるんだろうと。
重荷になりたくないから、綺麗なままでいられるうちに
お別れを告げる。
そういう彼女の真摯な気持ち。
そこが美しかったから、ですかね・・・

次回はついに最終回。
どんな終わり方を見せるのか、それが楽しみですね・・・。
ef - a tale of memories. 第10話 『I'm here 』 
2007 12 09
Sun 11:37:36
ef - a tale of memories. 第10話 です。

物語の印象点

・ワタシハココニイルヨ。

今回は千尋のお話はお休み。
代わりに、みやこ編の話の完結を
見せて頂きました(*^-^)♪

ようやく得られた温もりと、音のある世界。
もう手放さない、手放したくない・・・
だから私だけを見ていて欲しい、他の事なんか気にしないで。
代わりに私も貴方だけを見ていてあげる、貴方だけの私になる。
そういう関係。

それは、景にも表裏一体のお話。
彼女もそうだったから。
表立って口には出来なかったけれど、ずっとお兄ちゃんの側にいて
これからもそれが続くと思っていた。
そしていつか恋人になって、結婚して、子供が出来て・・・
夢、と言えばそうだったのかもしれないけれど。
何となくそう思っていたし、それが当然で世界の全てだと思っていた。

だから、その世界を崩してしまう人が憎かった。
本当は、答えを聞くのが怖かったからかもしれないけれど。
もし、もしも望んでいた答えと違ったら?
もしも自分を選んでくれなかったとしたら?

それは紘の問題であって。
同時に景の、みやこの問題でもあったことだから。
誰かを選ぶ、と言うことは誰かを泣かせた代償で対価だから。
痛さを伴うのは、その痛みに見合うだけの幸福を得た証拠だから。
そこから逃げ出す人に、望む幸せなんてない。
得られるのは、半端な幸せだけ。

どうしますか?と優子さんはみやこに、紘に、景に問いかけます。
かつて望んで得られなかったものを、もしかしたら
彼らが答えを持っているかもしれないと願いを込めながら。

夢をかなえたけれど、色がなかったのは自分の立ち位置の問題だったと
気付いた紘。
ケジメをつけず、ただ問題を先送りにしていたと気がついたとき
彼は初めて・・・泣いている女の子に気がついたのかもしれません。
そして、本当に泣かせたくない女がいることに。

景のことも大事だけれど、お前は俺の大切な【女の子】なんだよ。
けれど、あいつは・・・みやこは【大切な女】なんだ。
怒ったり、拗ねたり、泣いたりするけれど、
あいつは、泣かせてみたい、怒らせてみたい、自分のものにしたい・・
そう、思える女なんだ。
そこが景とは違うんだ!

なんて風な言い回しはしてませんが(*^-^)アッハッハ!
後半の電話ボックスでのやりとりと景とのやりとりは
そういうふうにワタシには見えたんですよね・・・

しかし電話ですが・・最初は恨み言、次は逆切れ、最後に
甘えた一言を話す前に・・・そこで度数無くなりますか普通(大爆笑)

まったくもう^^
で、最後に町中の公衆電話を探し回った彼と再会、
心のこもったキスでフィナーレと。
うーん、舞台演劇みたいな終わり方でしたから・・・
今回はまあヨシとしましょうか(*^-^)♪

11話は千尋の物語も進むようですし、こっちも
いよいよグランドフィナーレですね・・・
実に楽しみなのですよ。
ef - a tale of memories. 第9話 『forget me not』 
2007 12 04
Tue 22:15:18
ef - a tale of memories. 第9話です。

物語の印象点

・再出発、到着、乗換え

今回の物語は3人のお話の到達点、分岐点それから・・・
再スタートと位置づけられる御話でした。

まずは千尋の話から。
4年間の記憶を全て失い、混乱する彼女。
それが等身大の彼女だと、説明され驚愕する蓮治君。

だから踏み込むなといった。
 だからこれいじょう関わるなと言った。
その結果がこれだ。

どうする?と問われた時。
彼が答えた言葉はなく、ただ・・・怒りと哀しさをぶつけるだけで。
何も出来ないのはもちろん分かっているけれど、
それだけじゃ悲しいから・・
だからもう一度、何度だって彼女の失ったモノを取り戻してみせる
そういう決意を見せてもらった気がしました。

日記を読み返すだけの苦痛を4年間、欠かさず続けてきた彼女。
読み返せば、徐々に記憶は巻き戻る。
物理的に辛いのは千尋の方だけれど。
精神的に辛くなるのは・・・蓮治君の方でした・・・。
日記をぶつけられ、流れた血と傷はいずれ消えるけれど。
13時間の縛りと12年の記憶しか持ち得ない彼女との
今後は、未来があるのか。それとも・・
永遠に続く牢獄なのか。

そういう切なさを持ってましたね・・・。

・みやこさん・・・確かに勝ったんですが(苦笑)

やっちまいましたよこの人www
公衆電話で愛しの人を待つわけですが・・・
テレカ、だんご大家族じゃないですか(大爆笑)
どういうつながりがあるんですか監督ぅ!!

と、お馬鹿な話は放っておいて。
海沿いで二人、ポツポツと会話を交わす中・・・
初めて等身大の素顔を見せたみやこ。
根無し草だからさ・・・と自分を評し、
二人で逃げようか、と持ちかける彼女。

逃げたその先に何があるかなんて分からないけれど。
貴方と一緒なら・・・と言えば、
どこかの演歌な叙情になりますけどね^^
けれど、それは解決にはならないんですよ。
だったら、つなぎとめて欲しい。
そういう思いをこめたキス。

そして今度は、紘からのキス。
「うるさい女を黙らせる方法、これしか知らないから」
そして、御約束の地へ行ってしまう訳ですか(苦笑)
あのねえ・・・それって皮肉な見方をすれば
単に傷のなめあいと言うのですよ、みやこくん(*^-^)♪
体はいくらでも簡単に、深くつながれるものだけれど・・・
心は、ね・・・

景。
こちらはと言えば、京介との会話に
少しだけ進展が。
先を行くお兄ちゃんの背中がどんどん遠くなる・・と言う
彼女に対し、それでいいんじゃないかと言う彼。
追いかければいい、目的を見つけ、夢をかなえたヤツが
先を走るなら、どこまでも追いかければいい。
そういうものだろ、と自然な気持ちを伝える彼。
思いやりも、まして同情もない一言に聞こえたのですが
そこが彼の魅力なのでしょう。
あるがままを、素直にあるがままに。
自分が景に惹かれる気持ちをそのまま受け入れ、
かつ景の気持ちを知りながら、その行くべき先をきちんと
指し示す。
そういう部分がこの二人ならではの良さなのかもと
思うのですよ。

まさかのCパートでリベンジを食らうとは
思いませんでしたけどねw

再び千尋。

記憶もあらかた取り戻し、
もう一度あの場所から、再出発を。
記憶を失いかけたとは言え、かつて蓮治君に
抱いた気持ちはちゃんと残っていると言う千尋。
積み上げた積み木。
感情と言うのは、積み木のようなものなんでしょう。
多分、恋愛ごとに関してはなおさら。
一つ一つ記憶の積み木を積み上げて、完成に近づけていく。
崩れてしまったなら、もう一度積めばいい。
けれど、それは【当事者】ならそうなのでしょうが・・・
積みあがったものを完成直前に壊され、また積み上げていく
過程を何度も何度も見せ付けられる蓮治君には・・・
それってどうなのでしょうか。

海岸に残っていた砂のお城の残骸が、
何故か二人をあざ笑っているように見えたんですよね・・

・みやこさん、強烈なリベンジ。

どこかのスクールな日々ですか?と言いたくなるような
そんなオチが。
あのねえ・・セックス三昧の日々は別に若さゆえと言うことで
まあいいんですが・・・
下着ぐらい片付けましょうよ(大爆笑)

爛れた毎日と言うか、これは年頃の乙女には強烈ですね・・
景には2重の意味でなおさら。
前回の意趣返し、さらに強烈なパンチでカウンター
食らった感じでしたしね・・・・(涙)

ゲーム的に言えば、「最初」を奪われたというのは
一番切なく、悲しい描写にもなるんでしょうが。

10話以降の話が気になりますね・・・
ef - a tale of memories. 第8話 『clear colour 』 
2007 11 25
Sun 19:23:17
ef - a tale of memories. 第8話 です。

物語の印象点

・曇る心

呼び続けてついに99件に届いた履歴。
思い出した温もりは、再び色を失ってみやこの世界を
白と黒の色合いに染め上げる。
携帯を投げ捨てても、どんなに涙しても・・・
今は届かないその気持ち。
それならば会って確かめるしかない。
声が届かないなら、直接その身で、目で確かめるしかないから。

景。
紘がいない留守の間に着歴を消去、ついにみやことの訣別を
自分の手で下した。
それは自分とお兄ちゃんとの間には誰も入って欲しくない
ただの我儘とも知っていながら。
けれど、これで彼は自分だけを見てくれるはず。
今は追いかけるだけだけれど、いつかきっと・・・

叩かれるドア。
入浴中の景はとっさに一計を案じた。
既成事実、と言う嘘を盾にして。
大人になりきれない少女の心にはそれで充分なトドメになった。
そうして、みやこは・・壊れた。

・代償

千尋と蓮治君。
あれからも図書館を利用し、コツコツと作業を進めて行く二人。
手製のお弁当を美味しそうに頬張りながら、
自分にもそれが作れるだろうかと問いかける千尋。
今度教えようか、という蓮治君。
けれどその時、彼女が何をその微笑の後ろに隠していたのか・・
それを、彼はまだ知らない。

紘。
妹の怪我を案じ、たまには仕事の手を休めるかと
とりとめのない提案を景に。
大喜びの景。
ようやく取り戻した自分たちの時間。
それがしばらくの間であっても、もう邪魔は入らないから。

再びみやこ。
瓦礫の山にうずくまり、色を失った悲しみにくれる中、
あの不思議な女性が現れ、謎めいた言葉をかけて去っていく。
暖かさを知らなければ良かったと彼女は言いますが、
それは間違っている訳で。
暖かさを求めて、種はきっと飛んでいくんですよきっと。
そこに芽吹く、新しい暖かさを求めて。
今は寒風が吹いている中であっても、それはずっと続く訳じゃない。
それに・・・本人にきちんと確かめたわけでもない。
それを確かめてからでも・・・遅くはないから。

京介

追い求めるもの。
景を載せての紘との帰り道、紘に舞い込んだ1本の電話。
新たな仕事の話に、怒りを露にする景。
二人の時間が増えると、そう思ったのに
またこの人は自分を痛める仕事に戻ろうとしている。
けれど、それは待っている人がいるから。
かつて交わした妹たちとの約束を果たし、
そして夢をかなえたことへの代償でもあるのだから。

京介にはそこが良く分かっていて。
あいつは俺たちよりも遥かに先を行っていると評し、
自分と景は似たものなのだと諭しました。
二人ともまだ、夢を追いかける人たちだから。
その心情に何か打たれるものがあったのか、
彼の作品を改めて見直す景。
何故彼がそんなことを言ったのか。
その答えを導く事できっと・・・自分も追いつける気がしたから。

千尋。

進路に惑い、やることが見えないと言う蓮治君に
強い否定の言葉を。
「13時間しか覚えていられない自分だって」
こうして小説を完成させられそうになっている。
そのきっかけをくれた貴方に、どうして出来ない事があろうかと。
それだけ彼の存在が彼女の中でも大きく、そしてより確かなものに。
となれば、次に彼女の望むことは何か。
日記はあくまで【起きた事】の羅列。
出来事の積み重なり。
存在が自分の中で大きくなると言う事は、
より仔細な事柄を求めようとする事になるのは必然。

身を削り、時間を削ってまで彼の事を覚えておきたい。
それは童話の女の子のように。
絵に映る男の子、結婚相手に見立て
自身の中の物語に組み込むかのように。
絵だけでは満足できない、もっと感触をそして・・
暖かさを知るかのように。

けれど13時間の縛りは残酷なもの。
つなぎ止めようとした記憶は器から溢れてしまえば、2度と元には戻らない。
12歳の、あの事故当時の千尋に戻ってしまった彼女。
それを目の当たりにする蓮治君。
「これが・・・千尋?」
そう、これがありのままの千尋。
そして、蓮治君を忘れまいとした千尋でもありました・・・。

いよいよ持って3人の物語もクライマックスに走り出してますね^^
原作ゲームの後編は来年5月頃の発売と聞いてますし、
そちらも楽しみですが、是非コンシューマ移植も行われて
欲しいものです。
ef - a tale of memories. 第7話 『I... 』 
2007 11 18
Sun 05:35:57
ef - a tale of memories. 第7話です。

物語の印象点

・伝え手と受け手のイメージの差異。

今回の物語の主役は蓮治君とみやこ。
景のお話はちょっと一休みと言うか、Cパートで
強烈なパンチを食らわしてました(*^-^)♪

30分通しての印象としては、
いわゆる伝え手と受け手のイメージの差異。
それが人間関係においても、同様であるという事を
感じられた御話でもありました。

最初は蓮治君と千尋のお話から。

着々と仕上がりつつある小説の構想。
火を扱う事を覚え、やがて狼煙を上げる事を試し、
それが雲のようだと感じ、実際に同じものかと確かめてみる。
結果は目と喉をひどく痛めただけ。

そんな少女のイメージを、千尋は『ずれている』と捉え、
蓮治君は「可愛らしいエピソード」だと捉える。
それ自体に何ら意味があるのではなく、問題とするなら
同じものを見つめながら、こうも受け取るイメージ
あるいは伝えようとするイメージに違いが生じると言う事が
一番の怖さだったのかもしれません。

ましてこれから何物かになろうと考えている蓮治君にとっては。
小説を書きたいと願い、千尋の為にと手伝いを申し出る。
共同作業とも言える中で、イメージの共有を出来ないと言う事が
彼にとっての、何か心の痛みを掘り起こしたのかもしれません。

自分はこう思っているのに、相手はそれを違うという。
それは自分に確たるものがないからなのだろうか。
それとも、彼女の伝えたい事をキチンと理解していないからなのだろうか。
多分、そんな風に。

それからも小説の筋は進んで行き・・・
やがて少女は絵を描く事を覚えました。
描きだした絵の中には、一人の少年が。
何枚も、何枚も描かれる絵。
けれど、彼女はそこで気がついたのです。
それは「人間の絵」に過ぎない事に。
動いて、話して、触れられる人ではないということに。
完成すると言う事を知り、初めて客観的な判断を下せるようになった少女。
けれどそれすらも・・・

それは、神様がそう弄っているから。
千尋の事、そのものですね・・・。

そして海。
唐突な千尋の一言。

「キス・・・したいですか?」
恋人として・・信じている人だと思います。
今までこんなに信じられた人はいないと思います。
だから・・恋人として、キスしてもいいです。
そう今の千尋は言いました。

けれど蓮治君の感じるものはそうではなくて。
何故彼女は嬉しそうじゃないんだ、照れないんだ!
淡々とただその場面を描写するかのように。
本当ならそういう事はもっと、情を込めて・・・と
思ったのでしょう。

ソレハ、カミサマガソウイジッテイルカラ。
13時間の縛りの中で、そう言わせる何かを用意していたから。
きっと、神様がそうしなさいと決めていたから。
物語の俯瞰的な眺め方の一つですよね(*^-^)♪
キャラに用意された言動すら、予め【作者】と言う絶対存在に
用意された台本を話しているだけのことで。
決してそのキャラの【心からの想い】ではないと言う様な。
感じ方は人それぞれでしょうけれど、私的にはそんな風にも
思えるんですよ・・。

そしてBパート、みやこの物語。
前回の流れをみやこの視点から追いかける形での話。

家族がばらばらになった事で、彼女の世界から
音と色が消えてしまった世界。
故に本心を偽り、ただ奔放にあるがままに生きてきた彼女。
そんな色のない世界だから、別にそれでも良かった。
けれど、今は色があることを知っている。
音をくれた人を知っている。
だから・・・知ってしまった今、それを手放してしまう事なんて
もう・・絶対に出来ない。

紘君との待ち合わせに急ぐみやこ。
浮き立つ気持ちはそのまま携帯のメールに載せられて、
彼の元へと流されていく。
どんな話をしようか、どんな所へ行こうか。
そこには色が、音が溢れているから。
私がいてもいい場所だから。

けれど返って来たのは「電波の・・」と言う
つれない機械音。

最初は寝坊かなとも思った、だからちょっと拗ねてみた。
けれど、届かない。
今度は少しだけ怒ってみた。
だけど、通じない。
それならと、泣き落としにかかってみた。
それでも、返って来なかった。

居場所を失う事の恐怖は自分との心の戦いでもあり。
そして彼女はそれと戦う事を恐れ、ただ彼に縋る事を選んだ。
ただひたすらに通じる事だけを願って。

カタカタ、カタカタと・・・。
気がつけば99件に及ぶメール。
それでも届かなかった・・・・。

実際は紘君が景を迎えに行った際、自宅に携帯を
忘れていったと言うだけのシンプルなオチ。
会って話せば、すぐにでも解ける誤解。
けれど景とのやりとりを挟んだ今のみやこには・・・
届かないと言う恐怖は、そのまま【自分が消える】と言うことへの
怖さにもつながるわけで。
その辺を8話以降、どう見せてくれるのかが楽しみでもありますね^^

何せ景が・・

プチ!

電子音「リレキヲショウキョシマシタ」

・・・・ガクガクブルブル。
ef - a tale of memories. 第6話 『rain』 
2007 11 11
Sun 06:40:23
ef - a tale of memories. 第6話です。

物語の印象点

・対決

今回は景とみやこの物語がメインでしたね。
蓮治君と千尋のお話はちょっとだけ一休み。
京介の物語はその裏で少しだけ進展を始めてきたみたいです。

冒頭からのみやこと景の対峙。
貴女の存在を、お兄ちゃんの中から消してみせる。
そう言い切った強い決意。

それほどまでに、ずっとずっと想っている気持ち。
根無し草ゆえに、居場所を奪われる事への怯えを
みせるみやこ。

【消える】と言う言葉に、改めて危機感を募らせる彼女。
一見破天荒な振る舞いを見せる彼女にとって、大事なものとは
【いてもいい場所】ということになるんでしょう。
それが紘だった。

景とはまた異なる理由で。

京介との話。
創作へのスタンスについて、真っ向からぶつかり合う二人。
プロである以上、好きなことだけ描いてはいられない、
縛られた枠の中で、最大限の自分の求めるものを作り出すという話。
そして、あくまで自分が撮りたいものだけを目指すと言う話。
どちらの意見もこれ、正しかったりするんですよね実は。
最大公約数を求めるか、最小公倍数を求めるかと言うような
違いがあるだけで。

大きいことは、自分の信じている気持ちを曲げず
きちんと相手に伝えきっている部分。
景にはその部分がどうしても足りてなかったと。

ただ彼女もゼロサムで物事を考える部分もあるみたいで、
1人を恋するなら、他の人は忘れなければいけない、
みたいな考えもしていると思うんですよね。
誰かを好きになった自分を、彼は好きになってくれた。
これ、書き方が難しいんですけれど
それでいいんだということにいつ気が付かせるのか、
スタッフさんの見せ所を楽しみにしたいですよね。

最後のバスケの試合。
これに勝ったら、気持ちを伝えようと思っていた彼女。
けれど、それはするりと手の平を抜け出してしまって・・・

1度駄目だからもうだめだってことじゃない、
諦めなければ何度だって、届くまで頑張ればそれでいい。
そういうことなんですよね・・・彼女の物語は。
ef - a tale of memories. 第5話 『outline』 
2007 11 04
Sun 05:21:59
ef - a tale of memories. 第5話 です。

物語の印象点

・自己完結の矛盾を打ち破るのは。

千尋にとっての世界は4年前で閉じていました。
手の届く範囲は、その鎖に囚われた半径の2乗。
手にする事の出来る食べ物は、13時間の記憶。
けれど、13時間を食べつくしてしまった後・・・
その檻の中の動物は、一体何を食べて生きていくのでしょうか・・・。

そんな謎を投げかけての始まり。
けれど、籠の中の小鳥は、大きな空をもう一度羽ばたく事を夢見ていました。
だから、その籠を開けてくれる人がいるのならもう一度だけ信じてみたい。
かつて願い、31度の挑戦を繰り返したあの夢を。
小説を書き上げると言う夢を。

彼女に足りないものを補うのは蓮治君。
途切れがちな記憶の修正を行い、行間をつくろってくれる彼。
人は一人じゃない、二人で一人なんだと気付かせてくれる。
そんな事をツラツラ考えてもいましたね・・・。

と言うのは、恐らく景にもそうなんでしょう。
4年前の千尋の事故。

漫画家を目指すようになった紘のきっかけは千尋から。
景だけの彼、ではなく二人の紘だったから。
それを言い出せず、ずっと寂しい想いをしていた彼女。
ある日彼女は千尋を出し抜き、彼を海へと誘いました。
それが事故へつながった・・・。
私のせいだ、と自分を責める彼女。

それからなんでしょう、より自分の気持ちを素直に言い出せなくなったのは。
それ以外のことであれば、もっとストレートに時に過激に言い出せるのに。
どうしても彼への気持ちだけは素直に告げる事が出来ない。
誤魔化し半分の気持ちは、当然相手にも届かない。
だから・・彼女の笑顔はいつも・・どこか悲しい。
そういうお話でもありました。

京介。
かつて彼の母がつかんだ小さな小さな夢。
憧れの監督の映画に1場面でも出演できた事を喜ぶ母親。
小さくてもいい、自分だけの夢を掴みなさいと言う母親の言葉は、
【撮りたいと思うものを撮れ】と言う形に昇華され、
今その被写体を捉えている。

その少女の世界には、彼女独りしかいませんでした。
周囲はぐるっと巡れば一周できてしまう島。
住まいにはたくさんの本がありました。
人にとって大事な事が書かれています。
でも、それは一人で住まう彼女には不要なもの。
何故なら、その世界では彼女が正しく、そして間違っているのだから。

自己完結の抱える矛盾。
それを鋭く、あるいは優しく、あるいは唐突にさらけ出した役目は
誰なのか。

それはみやこであり、京介であり、そして・・蓮治君なんでしょう。
5話のターゲットを千尋を中心に絞り、景の話を少しだけ進める形で
これまでの、そしてゲームから続く流れをきちんと説明しきってますね・・・^^
良い形で6話につないできたと思います。

うーん、次の話が待ち遠しいですよ・・・。
ef - a tale of memories. 第4話 『honesty』 
2007 10 28
Sun 13:13:11
ef - a tale of memories. 第4話です。

物語の印象点

・転

今回は3人のパートを30分の流れで連結、efとしてのストーリーを
進めて来た感じですね・・・。

小さな頃の一言をきっかけに、漫画家の道を歩む紘治。
見事それを実現したのはいいものの・・・
『それは【誰の為に?】』と考え始めた時点から、
彼の世界から色はなくなってしまって。

景にとっての為?と言えば最初はそうだったのでしょうが、
それも違うような気がしてならない。
追いかけているその先で待っているのは・・・多分、あのやかましいぐらいに
世話焼きの妹分じゃない。

そういう意味合いでは、等身大の彼を見つめ、同時に自由奔放な
振る舞いを見せるみやこは彼にとって・・
屋上で見上げる空のように、眩しい存在なのかもしれません。

けれど、二人にとって共通する事柄は『根無し草』であると言う事。
根を張る部分がない、と言うことは逆に言えば・・・
どこにでも行ける反面、居場所もないということでもあって。
そんな二人が根をきちんと下ろすとき、一つの恋物語に幕が下りるのかなと
30分を視聴しながら感じてました。

同時に景の視点を追っていくと・・・
これ、先にゲーム本編を知っているからですね多分(苦笑)
好きな気持ちはそのままに、今の誰かを好きになる気持ちを
大切にして欲しいと言うことを描こうとしているなと感じました。
今は好きなお兄ちゃんが別の人と仲良くしている部分に
心を痛めている描写が多いですけれど、キーマンとなる京介が
これから絡んでくる事で、彼女の中で大きく変化する部分が
出てくるんじゃないかと思うのですよ。

誰かを好きになるということは、他の誰かを愛さないってことではなく
【誰かを好きになっていた】自分を含めて、
今の【貴方を】好きでいる気持ちが大事な事なのではないかと。
そんなメッセージをも感じ取ってますね(*^-^)♪

最後に蓮治くんと千尋。
この二人については、何も無いところからその物語を紡ごうと言うのが
ありますよね(*^-^)♪
今を覚えていて、明日にはそれを忘れてしまうのなら
それを物語として紡いでいけばいい。
記憶を留める行為から、記憶を紡いでいく行為へと。
1日1日の出来事の連鎖を、文章に綴っていく事。
それって人が【生きている】ってことになるんじゃないかと
思うんですよね・・・。

ただ、単なる同情からそれを言うのなら、自分にとって
それは辛すぎる一言。
そう千尋は言います。
けれど、彼は、蓮治君はそうではなくあくまでも
彼個人の好意からそう彼女へ告げたからこそ、ちゃんと届いたわけで。
『キスしてもいいかな?』とは唐突な言葉でもありましたが、
今の千尋にきちんと今の自分の気持ちを伝えたいと言う意味で、
良い台詞を選んできたものだなとも感じましたね・・・。

5話もますます気になるじゃないですか、この群像劇は^^
ef - a tale of memories. 第3話 『paradpox』 
2007 10 24
Wed 05:53:28
ef - a tale of memories. 第3話です。

主観的あらすじ

久瀬修一は世界的に有名なヴァイオリニストだが、
蓮治にとっては親しい隣人であり、歳のはなれた友人だった。
蓮治はその友人との久しぶりの再会を純粋によろこんでいた。
一方、映画人として純粋でありたい自分と
周囲とのギャップに悩む映研部員・堤京介は、
周りとの関係でなく、自分自身を見つめ直すことで
忘れかけていた「何か」を思い出し、ひとつの決心をする。

物語の印象点

・分岐

13時間の記憶を頼りに、日記を綴る少女。
起きてしまえば、覚えていた事もすべて消え去ってしまうから。
【自分と言う存在】を日記に留めて、消えないように、
せめて大切なものをいつでも思い出せるように。
そんな彼女にとって、何よりも重く大事で大切なものが
【約束】と言うキーワードでした。

昨日の自分と約束して、今日の自分と再会する。
【約束】はその過去と今の自分をつないでくれる大切なキップだから。
何気ない日常の連続は、【記憶】をキチンと留めてるからこそ
当たり前のように感じられる事。

もしもそれらを失った時は・・生きているのか、それとも死んでいるのかさえ分からない。
そんな、存在ともいえるのかわからないのが・・・自分だったとその少女は言います。
物悲しい物語の中に、キーとなる存在【記憶】をキチンと織り込んで
前作、次回作へつないでいる印象もありますね(*^-^)♪

そんな、一日一日を真摯に生きようとしている彼女に、共感、あるいは
同情めいた何かを感じ取った蓮治君。
せめて自分に出来る事を・・と誓い始める物語でAパートは
幕を閉じていました。

その流れを受け、始まるBパート。
当たり前の、けれどどこか空虚な自分たち。
仕事に追われ、自分を見失いかけている紘、そして京介。
紘の前にあらわれた、天衣無縫な女の子、みやことの出会いは
確実に彼の中の何かを変えつつあるようです。
それは景にとってもそうなのでしょう。
紘が変わっていく様子と言うよりも、むしろアニメ版でお話を追うのなら
景の視点から追っていく方が面白そうな感じもしましたね(*^-^)♪

今までの生活の中に、突如として闖入してきた存在に戸惑いつつ
その生活を守りたいとついみやこに対する嫌悪感から
彼女を非難してしまう景。

そして京介もまた・・。
改めて自分のファインダーで捉えたいものを見つけるため、
部活をやめ、彼女とも別れる決意を固めた彼。
千尋と言う存在が、みやこという存在がふりまいた、
それぞれの物語に投じた小石。

その広がる先はどのように絡み合うのか・・・
今回も良い物語を見せてもらいました^^
想像の余地が広がるいい仕上がりだと思うのですよ。

4話もますます楽しみですね・・・
ef - a tale of memories. 第2話 『upon a time』 
2007 10 14
Sun 07:57:22
ef - a tale of memories. 第2話です。

主観的あらすじ

新藤景の一日は幼なじみの広野紘を
「たたき起こす」ことから始まる。
プロのマンガ家として活動している紘は、
そうでもしないと眠気に負けて平気で学校をサボってしまうからだった。
一方、ハーフの青年・麻生蓮治は
いつものように駅を訪れ、
駅で読書などをして時間を過ごしている新藤千尋と会っていた。

物語の印象点

・2組かと思いましたが、3組みたいですね(*^-^)♪

1話を見ていて思ったのが、2組のカップルのお話になるのかなと
思っていたんですよ。

ところが、京介(カメラマン)が舞台に上がった事で
どうやら見方としては3組の群像劇と切り替えた方が良いみたいですね^^

みやこ、景、千尋の3人のヒロインですか。
絵に憧れ、本当に撮りたい物を見つけ、何度も繰り返す出会いと恋心の芽生え。
それらを同時に進行させているわけなのですね・・・なるほど。

夢をかなえたヤツは、夢を見ていた(過去の自分に)責任を持たなくてはいけない。
いい台詞じゃないですか(*^-^)♪
そんな風に感じつつも、どこか足りないもの、抜けている色を感じる主人公に
1つ色を描き加えることになるのがみやこと。

破天荒な振る舞いが、どこか無味乾燥な生活の中に色を添えてくれる。
って感じですかね?
それと同時に、みやこが登場することで揺れだす景の感情と、
カメラを回し続けながらも、どうしても本当に撮りたいものを見つけられない
カメラマン。
そんな彼がふと見つけた被写体、景。
純粋に映画への想いをぶつける彼と、景のやりとりも
3話以降は含まれていくんですかね?

そして眼帯女と蓮治君。
記憶障害により、13時間しか現在の記憶を保てない少女。
昨日の私と約束して、今日の私に会いに来てくれた。
意味不明な物言いの裏付けがこれで取れましたね・・・
手にした日記帳は、その記憶を留めて、書き留めておくためと言うことですか。
今こうして出会い、交わした話も半日もすれば忘れてしまう。
それを繰り返す事が、とてもツライ・・・
そして夢見るのは、いつか自分だけの物語を書いてみたいということ。
書き留めたその日記がいつか、1つの物語となるように。

良い感じですね(*^-^)♪
話が散ってしまいがちですけれど、ゆっくりと筋を追っていけば
何とかお話も分かりますし。

うーん、3話もかなり気になりますね・・・
そういえば、漫画(コミック版)もあるんですよね^^
これは一度目を通しておこうかな??
ef - a tale of memories. 第1話 『eve』 
2007 10 07
Sun 03:41:27
ef - a tale of memories. 1話です。

主観的あらすじ

広野紘と新藤景は幼馴染の間柄。
紘はクリスマスの夜、景のパーティーに呼ばれていたが、
ふとしたキッカケで宮村みやこと遭遇し、
紘はマイペースなみやこに振り回されるはめに。
紘のクラスメイトで映研部員の堤京介はクリスマスの街を撮影中、
雑踏の中に少女の姿を見つけキャメラを向けるが、
つい彼女の姿を撮りそびれてしまう。
一方麻生蓮治は駅で新藤千尋と出会う。
翌日、そしてその次の日も蓮治は無人駅におもむき
千尋と再会するのだが――。

物語の印象点

・インタラクティブ・アニメなんですね(*^-^)♪

絶望した!!

と言うと、某 糸 色 望先生ですけれども
この作品は絶望しませんから(*^-^)♪

複数の主人公を一つの街に配置、
2つの物語が絡み合い1つの作品として収束する。
その為の場面切り替えですか。
演出として私的に面白いな・・・と感じてました。

前半のヒロインはみやこと言うトンチキ少女。
後半は・・・景で良いのかな?今のところは。

そして無人駅で出会う、薔薇水晶・・・じゃなくて
眼帯少女。
いわゆるストーリーテラーですか。

群像劇って言うんですよね・・・こういうのは。
と言っても、アニメ初見の人には多分・・・・

「ぽかーん」としてしまう部分多いと思うのですよ(苦笑)
主人公が入れ替わり、ヒロインも切り替わり
最後には何かデムパな事を言い出す怪しげな眼帯女。

しかも昨日の私と会話して、今日の私を探してくれた。
みたいな事を言いながら抱きついてますしね(*^-^)♪

わからん!!と画面の前でお怒りになる方も多いと思います。
が、面白くなるのはここからです。

1話で切るには勿体無いと思いますよ・・・・たぶん(*^-^)♪
それから、視聴者が主人公に感情移入する作品では
ありません。

あくまでも第三者的に、物語を俯瞰する要素として
お話は成立しています。

視聴は継続です。
絡み合う2つの物語はどんな終わり方を見せてくれるんでしょうね??