H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第11話&最終話「弘瀬」「H2O」 |
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11話「弘瀬」
主観的あらすじ
彼は神と共に歩いていた。砂浜には二人の足あとが残っている。
空がまばゆく光り、足跡に彼の人生が映し出された。
うれしかった時。楽しかった時、幸せだった時……
二つの足跡にそれらが映し出された。
しかし、彼がどうしようもなく、辛かった時。
悲しすぎて泣き出してしまった時。
苦しすぎて耐えられなかった時。
それらを映す時、足跡は一つしかなかった。
物語の印象点
・ただ泣くだけで、受け入れることすら出来なくて。
全てはこうして1話の流れに収束していくと。
なるほど、と感じさせられた11話でした。
琢磨君の目が見えた、と言うのは一つの可能性であったと。
母親の死を受け入れ、全てを受け入れられるかどうかと言う。
はやみさんの暴力的場面は、あれは・・・・
全てを知って受け入れようという例えだったのかもしれないですね・・・
かつて村を貶め、そしてその罪を贖おうとし、
今は琢磨君の無念を受け入れようという。
その激情をすべてぶつけきって、その先に何があるというのでしょうか。
無くなってしまったものは、もう帰ってこないというのに。
受け入れると言うことは、前へ進むということ。
それを閉ざしてしまった彼には・・・もう道を照らす明りはなく・・・
その視界はただ、閉ざされるしかなくて
そうして・・・彼は壊れてしまったと。
唯一救いがあったとしたら、ほたるさんのビンタでしょうか。
殻に閉じこもり、そうして全てから逃げるのか。
幸せになれない人間なんていない、
はやみさんも琢磨君も共に幸せになって欲しい!
かつてその名を奪われ、そして彼らの助けにより
本当の自分を取り戻し幸せを得た彼女だから出来た事。
けれど、これははやみさんの物語で。
彼女にそれが注がれる事は・・・・なく。
つらつらと書き連ねましたが、そういう印象でしたね・・・。
12話(最終回)「H2O」
主観的あらすじ
彼は神に尋ねた。
神よ。私のうれしかった時。楽しかった時。
その全ての時に、あなたは私と一緒にいてくれました。
それなのに、私が一番側にいてほしい時に、
何故、あなたは私を見捨てたのですか?
その問いに対する、神の答えとは・・・。
物語の印象点
・Cパートがなければ、あるいは。
またオチへの流れが異なっていればものすごく
綺麗にまとまった回だったと思います。
そこを除けば、やはり良い最終回でしたね。
身体を張り、「おかあさん」を守ろうとした琢磨君。
その時、彼を動かしていたものは・・・
かつての記憶、そのものでした。
はやみさんを、ではなくお母さんをと言う彼。
それゆえに失ったモノも・・・ありました。
終盤での独白。
神よ。私のうれしかった時。楽しかった時。
その全ての時に、あなたは私と一緒にいてくれました。
それなのに、私が一番側にいてほしい時に、
何故、あなたは私を見捨てたのですか?
それは、貴方がはやみさんを見捨てたからとも
言えるのではないかと感じましたね・・・。
結局のところ、最後の最後まで何も出来なかった彼。
H2Oのアニメは、つまるところはやみさんとほたるさんの
物語だったのだなと思わせてくれましたしね・・・。
はやみさんを守った代わりに、今の記憶を失った彼。
その彼を甲斐甲斐しく世話するはやみさん。
少なくとも、彼は今自分を必要としてくれている。
そして・・・・傷つけあうことも多かったけれど、
ほたるさんと、本当の意味で親友とも言える関係を築けた。
それだけで、充分だった・・・だから・・・
後は彼に、本当の記憶を取り戻して欲しかった。
あの時、お母さんが貴方の手を離したのは
全てに疲れたからで無く・・・
ただ目の前の、小さな子供の命を救おうとした。
それだけのことだったと。
今度ははやみさんが、その身を挺して。
好きという言葉では軽すぎる
愛してると言う言葉では曖昧すぎる
だから弘瀬・・世界をありがとう。
この場面、グッと来ましたね・・。
・ゆいさんの髪型が面白すぎでした
ツインテならぬ、ダブルツインテとは面白すぎですゆいさん。
さすがはマジカルファーマー。
農作に命を賭ける女は違いますね(*^-^)♪
というところも面白でしたが、後日談・・・
なんだかんだでほたるさんにやり込められている
彼女も相変わらずで面白すぎでした。
PS2版の専用シナリオ、見たくなりましたし
これはコンシューマ版は是非とも買わなくては(*^-^)♪
良作ですが、名作とまでは行かなかった感じですけれど
丁寧に最後までまとまっていたと思います。
スタッフの皆様、お疲れ様でした・・・。
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第10話「小日向」 |
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主観的あらすじ
琢磨の努力により、少しづつ、
はやみを受け入れていく学園の子供たち。
しかし、村の大人たちは、小日向家の娘・はやみを許さず、
憎しみを加速させていく。
一つ屋根の下で暮らす様になり、はやみと琢磨の
心の距離はますます近づいていく。
公認カップルになりかけた二人の前に、村長が現れ衝撃の事実を告げる。
数年前に琢磨の母を死に追いやったのは・・・。
物語の印象点
・回帰
10話までの流れは、夢だったのか。
全ては再び、1話の冒頭に戻ろうとしているのか?
そんな印象を与える、10話の流れでした。
村祭りを経て、結ばれた琢磨君とはやみさん。
端から見ても、幸せそのものと言う感じで
微笑ましい限り。
なのに、物語の神様はとても残酷で。
終盤にきてついに・・・・そのあまりに悲しい事実を
二人に突きつけたのでした。
それは琢磨君の母親を殺した、正確には自殺においやったのは
やはり小日向家のものだと言う事実。
今のはやみさんには無関係な事だとしても、
血の連なりと家柄、と言うのは閉鎖環境においては絶対的なものでも
あって。
かつて小日向の家と縁談のあった琢磨君のお母さん。
話がまとまる前に、弘瀬家の人、つまり琢磨君のお父さんと
知り合い愛し合ったと。
駆け落ちのすえ、琢磨君が産まれ縁談はご破算。
しかし面体にこだわる小日向家としては・・・
と言う、過去の連綿とした因縁がここでも。
それらに対し、琢磨君が取った行動とは・・・
やはりここでも【何も出来なくて】
故に、その眼から再び可能性と言う光は失われつつあると・・・
音羽さんも言っていた通り【時間は限られている】のに、
彼は何も【できなかった】、あるいはより厳しい見方をすれば
【しなかった】とも言えるのでしょう。
きっかけを彼女らに与えたとは言え、彼が本来成すべき事は・・・
私のうれしかった時。楽しかった時。
その全ての時に、あなたは私と一緒にいてくれました。
なのに、何故貴方は私を見捨てたのですか・・・
・ゆいさんの落ち込み具合が^^
あまりにも面白すぎだったんですが。
相当、本気だったんですね・・・実際は(苦笑)
私は農業に生きる女だの、田んぼは私を裏切らないだの・・・
台詞と描写の面白さに、正直吹いてばかりでしたね(*^-^)♪
本当はいい子なんですけどね・・・ツンデレですが。
彼女の専用ルートに関しては、5月発売のPS2版で
じっくり楽しませていただくとしましょうか。
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第9話「穂積」 |
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主観的あらすじ
沢衣村に祭の季節がやってきた。
男性から好きな女性に鈴を渡し、その思いに応えるために、
女性はもらった鈴を身につけて祭にやって来る。
恋人たちが互いの想いを成就させる祭。
亡き母も、この祭で父と結ばれた事を知る琢磨。
一方、何者かに住まいを焼かれたはやみは、琢磨の家に身を寄せる。
祭の準備に追われながら、想いを伝える為に、そわそわする生徒たち。
母の形見の鈴を、琢磨は誰に渡すのか・・・。
物語の印象点
・結ばれた二人。
ようやく、はやみさんと琢磨君結ばれましたね(*^-^)♪
お母さんの形見の鈴、お祭りのイベントに絡んで
上手に使われていたと。
と同時に、終盤への伏線も付けて来てますし。
子供たちの間での確執はなくなったものの、今だ残る
大人たちの燻った感情。
それが最悪の形で爆発したのが、はやみさんハウスの放火ですか。
子供と違って、大人は良くも悪くもそう簡単に変われないものですよね・・・
まして、村長始め根強く小日向家を憎んでいた人たちとしては。
けれど琢磨君がやってきたことで確実に変化は訪れた。
けれど・・・彼は、今だ何も【成していない】と。
最終話につなげる話はここになるのかなと思いますね。
・ゆいさんが一番可愛らしかったと思います。
学園パート。
恋人への愛の告白に使われる、鈴の受け渡し。
琢磨君、それを知らずに学校へ持ってきたものだから、
校内はもう大騒ぎ(苦笑)
ほたるさんやはやみさんは言うに及ばずとして・・・
彼女らが本命なら、【対抗馬】は・・・ゆいさんと言うことになりますか。
まあ見ていて微笑ましくなるぐらい可愛くて。
「ちょっと、その・・こんなところで堂々と私にモゴモゴ」
凄い勘違いと言うか、思い込みの強さと言うか(爆笑)
なんだ、案外マンザラでもなかったと(*^-^)♪
慌てて髪の毛を下ろして可愛く見せていたり、
放課後は暇でしかたないことを【聞いてもいないのに】
アピールしたりと、とにかくまあ可愛かったんですよ(*^-^)♪
加えて、オチも見えてますからネエ・・
どうせ【はやみ】さんに鈴が手渡されると言うのは明白ですし^^
・琢磨君がずっと隠していたこと。
母親の自殺、と言う過去でした。
その原因については彼も知らないようですが、
あえてその心に踏み込もうとしたはやみさん。
ほたるさんには、きっと出来なかったことでもあり。
形はどうあれ、彼の本心に触れる事が出来た唯一の人だけに、
物語の終盤・・・出来ることならハッピーに終わってほしいんですよね。
今のままなら・・・ちょっと難しいようにも感じますし(苦笑)
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第8話「音羽」 |
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主観的あらすじ
巨乳妹ほたると貧乳妹はやみ。
二人の義理の妹と暮らす平凡な少年、弘瀬琢磨。
幼なじみのはまじも加え、甘酸っぱいお約束に
満ちた学園生活を送る彼は、登校途中に
『遅刻遅刻』と叫びながら走る謎の少女・音羽と激突する。
そして、日本全土に農業を広げて支配し、
食糧自給率百%を目論む悪の魔法少女、
マジカルファーマーゆいの出現!
その魔の手から学園を守るのは・・・。
精霊界から来た愛と希望の魔法少女 マジカルおとは!
物語の印象点
・ハチャメチャですね(*^-^)♪
今回初めてH2Oを視聴した人は・・・
間違いなくあらすじを誤解すること間違いなしと(*^-^)♪
とは言うものの、構成のテンポの良さと
スタッフさんの確信的暴走?が上手に噛み合った感じで
実際放送済のお話の中では、間違いなくネ 申 回だったと
思いますね。
・ぱんつアニメな8話。
と言うか、本当にそうでした(苦笑)
大体、ドコの世界に下着はだけながら【お兄ちゃん("▽"*) ♪】と
食卓にやってくる妹がいるんですかw
しかも見られても構わない妹はこの世に存在しませんってww
それからほたるさん・・・はやみさんの【00】は多分・・・
まだ【発展途上】だと思いますから、勝ち誇るには早いと思いますよ。
そして音羽さん。
遅刻遅刻のお約束とそれから・・・1話に続いてパンツプレスですかwww
ほたるさんといい、音羽さんといい・・・姉妹揃って
ヒッププレスの得意な姉妹ですよね・・
うらやましい、ぢゃなくて!!
・どこのはちゅねミクなんですか(大爆笑)
マジカルファーマーゆいさん。
インチキOPではなんと、【はちゅねユイ】の姿まで披露してますしww
ネギ振ってますし(*^-^)♪
今回の中で、一番気に入ったキャラでした。
ステッキの代わりに鍬持って、遠足の代わりに農業実習。
何とも地域密着型の魔法少女の設定が、不思議と好感持てて。
造形も可愛かったですし、8話以外でも是非変身して欲しいな?
と正直思っておりました。
・全ては夢でした。
と言っても、これらのハッチャけた世界は音羽さんなりの
琢磨君への問いかけ。
約束の人を案じ、今一度戻ってきた精霊の小さなオハナシ。
けれど、彼はもう大丈夫。
迷わずに、真っ直ぐ自分の道を選び取っていけるはずだから。
だから、この世にいないはずの【ひなた】は消えなくてはいけない。
そう、音羽さんの正体は・・・亡くなった【ひなた】さんであり
精霊でもなんでもなかったということ。
最後の最後に、お別れのキスを残して去っていった彼女。
過去に縛られず、未来をと言う問いかけにも感じたラストシーンは
それはそれで良かったですね(*^-^)♪
とにかく色んな意味合いでカオスな8話でもあったのでしたw
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第7話「ほたる」 |
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主観的あらすじ
間もなく行われる村祭りのため、浴衣を縫う女子生徒たち。
そんな折、幼い頃に死別した妹の部屋を整理していたひなたは、
古びたスケッチブックを見つける。
表紙に「時ノ音の精霊の物語」と書かれたそれは、幼かった姉妹の宝物だった。
そこへ祖父が現れ、口汚くひなたを罵しる。
祖父の叱責と、過去の記憶が、ひなたを苦しめる。
翌日から、ひなたの姿は学園で見られなくなった。
心配した琢磨たちは、ひなたの家を訪れるが・・・。
物語の印象点
・自分を取り戻して、そして琢磨君のするべき道は。
今回はひなたさんエピソードのマトメ。
彼女、本当の名前は「ほたる」さんというのですね・・・。
幼い頃に姉を失い、その姉が優れていたが為に
家名を落とさぬようにと大人たちに強いられ、
「ほたる」を捨てさせられ「ひなた」として生きる事を
強いられたと。
そして琢磨君を「運命の人」と呼んだ理由もわかりました。
まだほたるだった頃に描いていた絵本になぞらえていたと。
そういう事だったんですね・・・。
そして彼はまさに運命の人の役割のように、
はやみさんの境遇を変え、ゆいさんとの仲違いを正し
ひなた・・っとほたるさんですね。
ほたるさんとの友情をも取り戻したと。
でも、それは本当の「ほたるさん」じゃなく
ひなたさんに対してのこと。
それを思い知らされるたび、彼女の心は傷ついていったと言う事ですか。
琢磨君、音羽さんに言われた事を上手く伝えましたね・・・。
「出来ないって思っているから出来ないんだ!」
やってみなきゃ分からないだろと。
閉鎖的な場所にとって、従来の慣習を破り新しい事を始めるのは
とても勇気のいる事。
今のほたるさんの置かれた空気も、その意味で同じですからね・・
彼の言葉は、はやみさんにもほたるさんにも等価に届いたのだなと
思うのですよ。
けれど・・・視聴しながら思うのは。
それはあくまで「彼女たち」が自ら「こじ開けた事」。
琢磨君自身がまだ・・・【何も成していない】と言うことに
彼は果たして気付く事があるのか、あるいは
物語で語られる事があるのか。
8話以降はその辺に注目ですね・・・(*^-^)♪
何せ、音羽さん=故ひなたさんだった訳ですから。
姉妹として、妹を案じていた訳ですね。
今回は楽曲の使われ方も上手かったですし、
ラストのオマケアニメには吹きました。
どこの勇者王なんですかアレは(大爆笑)
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第6話「ゆい」 |
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主観的あらすじ
「私だけは、絶対に小日向を許さない!」
級友たちの、はやみに対する態度の変化に戸惑いながらも、
ゆいは彼女への憎しみを新たにする。
一方琢磨は、はやみの口から
ゆいが何故彼女を憎んでいるのか、その理由を聞かされる。
ある休日。うさばらしに真紀とはまじを連れ、
町に買い物に出たゆいは、偶然、はやみと出会い・・・。
物語の印象点
・はやみさんが憎まれていた訳。
家の問題、だったわけですね・・・(涙)
かつて小日向家が村に行っていた仕打ち。
そのしっぺ返しを親子2代に渡って・・と言うことですか。
理屈は分かる気がしますが、やはり筋違いかな?と言う
感じもしなくもなくて。
とはいえ、ゆいさんに絞って話を見ていると・・・
その気持ちも分かるような気がするんですよね。
大事な人を、あいつらのせいで奪われてしまったと言う
その辛さは。
客観的に見れば、それははやみさんにも同様なんですけれどね。
その意趣返しを先導したのが神楽家。
家族を失い、今は山奥でひっそり暮らさなくてはいけなくなった今。
それ以上にさらなる仕打ちが必要なのか、と言えばそれも
違うような気がしますし。
互いが互いを許しあえないと言うような、そんな空気は
やはり悲しいですしね・・・。
その上で気になったのが、今回琢磨君が全くと言って良いほど
動かなかった事。
音羽さんも言ってますが、時間は無限ではないのですよ・・・。
傍観しているだけでは、事態は動かないのです(*^-^)♪
・でも実は似たもの同士。
街中での洋服の好みだとか、好きなものだとか、
髪型までなんですが、実に良くまあ似ているもので(*^-^)♪
似すぎたものは憎みあうなんて言葉もありますが、
実はそうなんじゃないかな?とも思える場面が多かったですね・・・。
案外、わだかまりさえ解ければ仲良くなれるんじゃないか?
なんてそんなことも感じましたけれどね。
次回はひなたさんの真相も描かれそうですし、
そこから終盤へどうつないでくるのか、それも楽しみですね^^
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第5話「神楽」 |
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主観的あらすじ
海での一件以来、今まで以上に琢磨と距離を置くはやみ。
対照的に、強引に琢磨と密接になろうとするひなた。
ひなたの祖父もまた、強引ともいえる手段で、
孫娘と琢磨の仲を取り持とうとする。
途方に暮れる琢磨に、はまじがかつて、
はやみとひなたに起こった出来事を語りだす。
小日向家と神楽家の因縁。村との確執。
そしてはやみの一家が、村人たちにされた酷い仕打ちとは・・・。
物語の印象点
・奇妙な三角形
はやみさんとひなたさん、琢磨君。
この奇妙な三角形の事情説明が
主だった5話のように感じましたね。
何故、ひなたさんがあそこまで琢磨君に執着したのか。
その理由の説明が明らかになりました。
村の有力者に取り入る、と言うことで家の繁栄と
存続を図る、と言うことですか。
悲しい図式ではありますよね・・・・。
加えて、もう1つの事情もあるのでしょうし。
亡くなったほたるさん、と言う女の子のことも恐らくは。
はやみさんの家の位置づけ。
鬼、と村では呼んでいるようですが・・・
部落差別、と言う話につながるんでしょうかね・・その辺は。
そして琢磨君の家柄。
村の中でも有数の実力を持つ家柄と言うことだからですか。
なるほど、と思いながらの30分になりましたね・・・。
・本当の気持ちを隠したままで。
好きでもないのに、好きだと、
強引に接近を図らなくてはいけない辛さ。
その悲しさが良く現れていたように思います。
それははやみさんにも同様で。
近づきたい、けれど裏切られるのはもっと辛い・・・。
台詞の少なさが今回、有効に働いたのかなとも感じますね。
事情を知るに付け、琢磨君のお節介さも加速度を増してますしね。
客観的に観ると、やはり彼もどこか・・・抱えているものの大きさが
あるような気がするんですよ。
見ぬふりも出来るはずなのに、あえてそれをしない。
はやみさんを放って置けないというだけの理由にしては、
ちょっと解せない部分もあると言うか。
そんな感じもしますしね(*^-^)♪
物語も半分を経過しましたが、軸がぶれていないと言う事で
かなりお話も分かりやすくなってますしね・・。
次回も楽しみですよ。
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第4話「はまじ」 |
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主観的あらすじ
クラスのみんなと海にやってきた琢磨。
昼は海水浴。夜は温泉。楽しい休日だが、
さそっても来なかったはやみの事、
そして先日のひなたとの一夜が、琢磨の心に引っかかる。
そんな彼を、いつになく積極的な、はまじのアプローチが振り回す。
そして一行の前に、はまじと瓜二つの美少女が出現。
琢磨を目の仇にする、彼女の正体とは?
物語の印象点
・はぴねす!と言うゲームを思い出しました(*^-^)♪
アレにも確か・・準君と言う女装した男の子が
いましたけれど・・・こっちの水でははまじ君ですか。
と言うよりもコンシューマ版・・・彼の攻略ルートが
追加されたことに少々驚きながらの30分であったと。
物語本編の進み具合は今回一時中断と。
簡単に言えば、サービス回と言う所ですかね(*^-^)♪
これでもか!と言う位水着だのお色気シーンだのが
てんこ盛りでございました。
ラストシーン・・男同士とは言え琢磨君も
ショック大きかったでしょうね多分(苦笑)
女の子だとばかり思っていたんでしょうからw
・自分にとって、必要な人だとしたら。
いなくてはいけない人だとしたら。
失いたくない人だとしたら。
と言う感じで見てみると、はまじの妹、ゆきじちゃんの
言動とはやみさんの終盤の行動・・一致する部分あるんですよね。
自分にはこの人しかいないから、と言う1点で。
だから子供らしい邪魔をしてみたりした。
気持ちを確かめる為に、海までやって来た。
そういうことでしょうし。
とすると、今だハッキリしないのがひなたさんですか。
彼女の過去に何かがあるのは間違いないわけですが、
そことはやみさん、琢磨君を引き離す理由としては
まだ薄い感じもしますしね・・・・。
こっちは5話である程度説明もつけてくるとは思うので
今はまだヨシとして。
・ゆいさんはとことんイジラレキャラなのですね・・・
とんでもなくツンデレなわりに・・・
どこか憎めないキャラと言う印象が定着したように思いますね。
コンシューマでは彼女にも攻略ルート出来るということですし、
そこはそれで楽しみにするとしても。
4話まで視聴して、この人のイジラレぶりを見るのも
一つの楽しみのように思えてきましたよ(*^-^)♪
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~第3話「ひなた」 |
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主観的あらすじ
クラスでの写生大会で、はやみとひなたを
仲直りさせようとする琢磨だが、その試みは失敗に終わる。
その夜、ひなたの家に招かれた琢磨は、
広い屋敷に使われていない部屋がある事を知る。
はやみを避ける理由を琢磨に尋ねられたひなたの胸に、
決して彼には話せない苦い過去が去来する。
なおもはやみとの和解を求める琢磨に、
ひなたが取った衝撃の行動とは・・・。
物語の印象点
・病的なまでに・・・
いい子を演じようとするひなた。
誰かの役に立とうとする琢磨君。
30分通じての印象は、何かが歪んでいるというような
そんな印象がありました。
3話通して感じる事は、閉鎖的場所ならではの
いわゆる村八分。
そして・・いい子でなくてはいけないと強要されるひなた。
これ、間違いなく裏がありますよね。
双子の姉妹がいたと言う話がありますが・・・
ここに絡んでくるんでしょう。
どっちが【本来のいい子】だったのかは分からない話ですけれど。
ひなたさん自身は、はやみさんを除け者にするのは
本当は嫌だと感じていると。
ただ、それをさせない理由がちゃんとあると。
村の秩序、と言うところにそれがあるんじゃないのかな・・とも
思えますね。
そこへ入り込んできた新しい風。
琢磨君を運命の人と呼ぶのは、まあ・・・
この人になら、と言う部分もあるんでしょうね。
小さな願いも込めているような。
同時にはやみさんにも同じなんでしょう。
かつて裏切られた事から、人を信じられなくもなった。
けれど、そんな自分に頻繁に接してくれる人がいる。
もう一度、もう一度だけ信じてみようかと思った。
この人は・・・私を裏切らないのかと。
書き出してみると、こうなんですが
どうも引っかかるのが琢磨君の言動。
そこまで彼女を気にかける理由が何なのか。
どうにも薄っぺらい部分も感じるんですよね・・・不思議と(苦笑)
誰かの為に役に立たなくてはいけない、良い人でなくてはいけない。
もしかすると、それはひなたさんに同じであるように
琢磨君にも同様なんじゃないかと。
あの病的なまでにはやみさんを気にかける部分を見ながら・・・
そう感じたんですよね。
・ツンデレ成分とデレデレ成分はてんこ盛りでした(*^-^)♪
物語の中に華やかさを添えているデレデレ場面。
「べ、別に待っていたわけじゃないんだからね!」
登校風景でのはやみさんのツンデレ加減と
ひなたさんのベッタリモード。
腕は組む、何くれとなく琢磨君の側でデレデレと(*^-^)♪
最後は強引にキスまでかましてますし全く(苦笑)
この辺りはまあ・・・添え物ぐらいで良いのかなと思いながら
見てましたね・・・。
物語の本質は、そこにはないですし(*^-^)♪
まあ見ていて、可愛らしいと言うかこの手のお約束と言うか
みたいな感じでしたし。
それよりも次回での3人の関係がどう転んでいくのか、
そこが気になって仕方ないんですが・・・。
H2O~FOOTPRINTS IN THE SAND~ 第2話「はやみ」 |
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主観的あらすじ
転校先の仲間たちに村を案内してもらう琢磨だが、
そこには、はやみの姿はなかった。
彼女の事を尋ねる琢磨だが、友人たちの返事はどこかよそよそしい。
その日の夕方、琢磨は山奥に一人で住む、はやみの家を訪ねる。
相変わらずつれない態度のはやみだが、
彼女と琢磨が接近した事を知ったクラスメイトたちは、
信じられない行動に出た。
物語の印象点
・新しい風
理由は今だ明らかになりませんが、
はやみを疎んじている空気は、いわゆる・・・
村の止まってしまった空気とも言えるんでしょうね。
そして、ひなたとの関係も。
この人はもう最初からフラグ魔人ですから
まあ放っておいても・・って訳には行きませんね^^;
一つ感じるのは、一人の女の子を徹底的に差別する事で
何故か成立している秩序、と言う部分でしょうか。
そこの部分と、もう1つ。
はやみさん、かつて友達だったはやみさんに
何かがあって、裏切られたかもしくは
それに順ずる扱いがあって、人を信じなくなったと言う事ですか。
それをどうにかしようと、琢磨君が必死になると。
自分の本心を抑えつつも、秩序を守ろうとするのがひなたさんだと。
まあソウイウコトになるんですかね・・おおよそ。
それからあのツンデレゆいさん。
野良仕事姿が実に板についていたんですが(*^-^)♪
ここは見ていて可愛いなと^^
はやみさんのハードツンは某ビンタさんのハードツンに
通じるものもありますが、ゆいさんは比較すると・・
朱里のようなツンデレさ加減を感じたりもしましたね(*^-^)♪
そして終盤。
体を張ってはやみを助け、いじめをやめさせようとする琢磨君。
そんな彼を、必死に止めようと、あるいは庇おうとするひなたさん。
少しではあるものの、心を動かし始めたはやみさん。
アニメの流れはこの3人を軸に動いていくということで
視点を固定して見られそうですね・・・^^
次回も何気に楽しみなんですが。
H2O ~FOOTPRINTS IN THE SAND~ 第1話「琢磨」 |
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2008年度視聴作品2つ目ですね。
主観的あらすじ
療養の為、自然あふれる田舎に転校してきた彼は、そこで三人の少女に出会う。
他人との接触を、かたくなに避ける『小日向はやみ』。
世話好きの学級委員長でありながら、どこかそそっかしい『神楽ひなた』。
そして、自らを“時ノ音の精霊”と名乗る明るい少女『音羽』。
他にもいじめっ子の『田端ゆい』、
ひとなつっこい『八雲はまじ』など、新しい出会いを経験しながら
琢磨は自身の心に負った傷を克服し、
転校先に溶け込んでいこうとするが、
その小さな社会には、彼の知らない秘密があった。
物語の印象点
・パンチ女、ビンタの衝撃を超える(*^-^)♪
物語開始早々に、あぜ道でパンチを貰う衝撃の1話でした。
どうやらこの女の子、はやみさんは何か・・・・
【理由】があってやっかまれているようなんですが・・・
マイセフのビンタさんに続き、今年はパンチ女の
称号を頂きそうな感じがしましたね・・・
性格に物言いも、似通った雰囲気かもしだしてますし。
・盲目の世界
自己完結した世界、とも見ていいのかな?と
ぼんやり感じましたね。
原作ではモノクロームを利用して、盲目の世界を
表現してましたけれど・・・見えないと言う事は
逆に【足を1歩踏み出さない】と言う暗喩にも
この物語の場合、捉えて良いのかなと思います。
そんな主人公に、手を差し伸べてくれるのが
音羽と言う、でむぱ少女?と言うか謎のコロコロッとした
女の子。
周囲の人にはどうやら見えない設定みたいですね・・・
・さりげなく、えっちぃ場面
盲目、と言う設定を上手に活かし、そこはかとない
お色気シーンを出しているのは、脚本の妙なんですかね。
はやみさんとの出会いで彼女の【洗濯板】をさわり、
続けてひなたさんのスカートをまくり、
トドメはもう一度ひなたさんのパンツwithヒップドロップに
対し・・・いけないところに【息をふーっ!】
正直、笑えます・・・シュールです(大爆笑)
この時点で視聴継続確定しました(*^-^)♪
何せ、1話終盤でいきなり主人公・・・目が見える超展開ですしw
・継続理由、本当の理由は
シリーズ構成に惹かれたからですね。
花田十輝さんなのですが、
彼はローゼンメイデンシリーズの構成も手掛けてますし、
そこに興味が沸いたと言うのが正直な理由です。
加えて、アニメらしい流れも見ていて良かったので
(特に音楽の使われ方)
次回もじっくり見ようかなと思うのですよ。