ブログ更新一時中止 |
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復帰しだい、また案内しますのでよろしくです。
世紀末バレンタインバトル?火曜日深夜感想(不定期) |
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今回はヤマトナデシコ7変化を。
公式サイトはこちら。
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yamanade/
19話 『バトルチック バレンタイン』
2月14日は言わずと知れたバレンタインデー。
美少年4人組にとっては長く憂鬱な日だ。
朝から届けられる大量のチョコレートを横目に
屋敷の裏口からこっそり抜け出すも、
学校に辿り着く前から大勢の女性が4人に殺到、
そしてもちろん学校でも激しいチョコ攻勢に遭う羽目に。
スナコはそんな4人から
なんとかチョコを分けてもらおうとするのだが・・・。
・どこの北斗の○ですかwwwwww

冒頭から世紀末の様相を呈している今回のナデシコ。
確かにバレンタイン、決戦ですしね。
男性も女性も。
その意味でいきなり(*^-^)を取りに来るとは、
監督、恐るべし・・・
どこかから、『あたたたたたたたた!!』なんて怪鳥音、
聞こえてきそうじゃないですか(*^-^)♪
物語の印象点
・監督・・・寂しそう(苦笑)
いつものノリでハッチャケているナデシコ。
冒頭からひろしです・・・のミスコンネタで笑わせてもらってから。
今回はバレンタインに合わせて恭平達の最大の受難を
楽しませて?もらったり(苦笑)
その一方で、チョコを食べたくても食べられない
スナコさんに、監督・・もしかして・・・
自分を重ねていた、なんてことナイですよね??
レディーへの道、今日は素敵に2連発でしたけれど、
1回目は女性へのアンチテーゼを、
2度目は美味しいチョコレートの作り方、紹介してましたけれどねw

スナコさん、チョコ好きだったんですね・・・
1回目。

蘭丸を保健室のベッドにくくりつけ、今か今かと襲おうとしている
女生徒軍団。
女生徒『正しい殿方の襲い方・・・』
監督・ワタシ『ぶわああああああああつっ!!!!』
ってか、れでーは男を襲わねえっ!
コラコラ蘭丸君も悪乗りしないの(爆笑)
蘭『ちょっと・・まだこういう”プレイ”は早いんじゃないかなぁ?』
(*_ _)ノシバンバン!!
おいおい、君はまだ高校生だろうに^^;
2回目。
今度は美味しいチョコレートの作り方。
甘みを出すなら生クリーム、
苦味を増すならインスタントコーヒーでちょっと大人に。
でも大事なのは、相手への気持ちを込めて。
うん、真面目ですね・・
放送時間中にきっと、心を込めてチョコを作っている女性も
たくさんいたことでしょうね・・・
と、ちょっとホロッとしたと思ったら。
『ライターやペンダントの贈り物も一緒につけると・・・』
監督『ぶわああああああああつっ!!!!』
ってか、それ食えねえだろが!!
(*^-^)あははははは!!
やっぱりそう来ますか。
・仮面ライダー乃依、ハイパーキャストオフ?
渚砂のイメージが崩れ、そして最近思い出すのが
紺若ゆうな(陰からマモル!)とか竜宮レナのイメージが強くなった、
乃依の中の人を演じる中原麻衣さん。
大好きな武長のピンチに、さっそうと『ヘシン!!』

乃依『武長だけの武長の為の愛の戦士、仮面ライダー乃依っち、参上!』
キタ━━━(゜∀゜)━━!!
しかも幾多の女生徒を撃破すべく、
仮面を脱いでハイパー・キャストオフ!
パーフェクトゼクター?スナコを抱えて・・・
『カブト・ザビー・ドレイク・サソードパゥワー』
(オールゼクター・コンバイン)
『マキシマム・ハイパー・サイクロン!(鼻血噴射!)』
撃破される敵女生徒軍団。
段々最初の頃のイメージが壊れてきた乃依。
でも、そんな彼女がとても好きなんですよね、可愛らしくて。
一番はスナコさんですけれども。
さらにお嬢様も良い所でクラッシャーぶりを発揮!
蘭丸の歯の浮く台詞につつつ・・と登場しては、
『・・やはり・・・。・゚・(ノД`)・゚・。』

ごきげんよう・・(クスン)ってあのねえ(大爆笑)
だ、だめだ、感想にならない・・・
特別な日には、特別な思い入れをこめたお笑いの提供ですか。
監督の(*^-^)に対する思い入れを感じますね・・・
しかもさりげなくENDムービー変わってますし。
これも良かったな・・・
来週はひろしクン、2度目の誘拐ですし、
カワイソウ・・。・゚・(ノД`)・゚・。

スナコの雄姿、再びかな??

↑これは怖いですけれどね(大爆笑)
※スナコ、大好きなチョコを求め彷徨うの図。
異聞 『百鬼夜行図(ウソ)』より。
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新年明けましてオメデトウございます。 |
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ローゼンメイデン オーベルテューレ 後編超長文あらすじ感想 |
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後編超長文あらすじ感想です。
これを持って、特別編の大まかなあらすじは
載せきれた・・・かもですね。
なお、DVDの発売は2/21だとか。
楽しみですよね・・・
※携帯からの閲覧では途中で途切れます。
なるべくPCでの閲覧を。

後編です。
鏡の中から現れた、自らを第1ドールと名乗る
銀髪が夜目にも麗しい人形。
『この娘が・・・第1ドール』
思いもかけぬ出会いに、少しだけ驚きを隠せない真紅。
『・・ああっ!』
バランスを崩し、倒れこむ水銀燈。
とっさに駆け寄り言葉をかける真紅。
『大丈夫?立てるの?』
しかし、彼女から返って来る言葉はたった一つだけ。
その為だけに、彼女は動き始めたのだから。
『お父様・・・は・・・どこ・・・?』
!
ハッと息を呑む真紅。
『・・・いないわ、お父様は』
それより、立つ事は出来るの?
『・・・お父様は・・』
『大丈夫よ』
とにかく落ち着かせる事を優先した真紅。
(それに・・確かめたい事もある)
『貴女、本当に”ローゼンメイデン”なの?』
お父様から頂いた、ローザミスティカは?
3度、”お父様”と言う言葉に反応した水銀燈。
その弱弱しい瞳が、真紅の胸元のブローチに留まったとき・・・
彼女の想いがはじけるのだった!
『あ、ああっっ・・・!』
荒々しく真紅に掴みかかり、と言うよりは
そのヘッドドレスを結ぶブローチに。
『お、お父様っ!!』
溜めに溜めてきた感情の濁流。
真紅の首元に掴みかからんばかりの勢いで、
そのブローチを手にしようとする水銀燈。
(何・・この娘、やはりローザミスティカを・・・)
疑念渦巻く中、それでも今はやられるわけにはと
荒々しく彼女を突き放す真紅。
再び無残に叩きつけられる水銀燈。
『うっ・・・く・・お、父さまっ・・』
(どこにいるの、こんなにも愛しているのに)
コンナニモ、マチコガレテイルノニ。
『いきなり戦いを仕掛けるなんて・・・』
改めてステッキを握りなおし、臨戦態勢を整える真紅。
しかし・・・
目の前の哀れな人形は立つ事もままならず、
糸の切れたまさに”人形”のように、虚ろな瞳を
あらぬ方向へと彷徨わせるだけだった・・・
夜があけて。
棚に背をもたれさせ、一言も発さない水銀燈。
サラは真紅に素直な疑問をぶつけます。
『本当にローゼンメイデンなの?』
『・・・』
今度は、水銀燈に。
『綺麗な顔しているわ・・・』
しかし、水銀燈はすっと顔を背けるだけ。
(見ないで・・・見て・・)
そんな風にも取れる様子を見せながら。
『ドールには内気な子もいるのよ』
とりあえず、サラの無神経さをたしなめる真紅。
(すぐに、やっつけるの?)
もちろん、サラも負けてはおらずシレッと子供らしい残酷な一言を。
(それに、何だか気味が悪い・・・真っ白だし)
『お父様は・・・』
ようやく口を開いた水銀燈からこぼれる言葉は、
昨日と変わらぬもの。
『ここにはいないわ』
事実のみを告げる真紅。
『・・っく・・・ぇっく・・』
再びしゃくりあげ始める水銀燈。
『(お父様を)探す前に』
貴女には、やらなくてはいけないことがあるのではなくて?
探すにしても、まずは”立ち上がって、その1歩を”
そっと手を差し伸べる真紅。
『さあ』
『・・・』
静かにその瞳を見上げ、おずおずと
差し出された手を取る水銀燈。
その後。
『そう、右・・・左・・・上手よ、貴女なら出来るわ』
2階の物音を不審に思ったサラがノシノシと
部屋を覗きこんだ、その目の前の光景は・・
とても美しく、また姉妹愛にも溢れていた光景とも
いえるのかもしれません。
よちよちと、頼りなさげな足取りで真紅に掴まり、
一歩・・また1歩と歩みを進める彼女。
(何やってるの、真紅は・・・)
その光景に少しだけ憤りを感じつつ、真意を確かめるサラ。
『何で優しくしてるの?』
『どうしてって・・・』
『倒すんでしょう?あのドールも』
子供らしい、脚色の無い言葉を諫める真紅。
『あのドールはいい子よ』
(それに・・・間違いない、あの娘は・・・)
それからの真紅と水銀燈のささやかな、そして
至福に満ちた生活。
紅茶の淹れかたを教え、月を眺め、
鞄で眠る事を教え、そして・・・
お菓子を共に頬張る日々。
愛玩人形としての満ち足りた生活。
やがて・・・
まだまだぎこちないながらも、練習の甲斐あってか
一人で歩けるようになった水銀燈。
椅子に手をつきながら、嬉しそうに微笑む彼女。
『どう・・かしら真紅?』
『ええ、とても美しかったわ』
さらに顔をほころばせる水銀燈。
『お父様も・・・喜んで頂けるかしら?』
優しく、抱きしめてくださるかしら。
『間違いないわ、今の貴女はとても美しいもの』
『ああ、お父様にも早く観てもらいたい・・・』
この姿を、私が歩く姿を。
うっすらと頬を朱に染める水銀燈。
そして、この気持ちを伝えてくれた真紅にも。
たどたどしい足取りながら、真紅に抱きつく水銀燈。
『この気持ち、どう伝えたら良いのかしら・・・』
本当にありがとう、真紅。
当の真紅はと言うと、
とても辛そうな表情を浮かべているのでした・・・
(言えない・・言えるわけが無い)
コンナニモ、ムジャキナエガオヲミセルコノコニ。
その頃、階下でもちょっとした騒ぎが。
『綺麗な指輪をお持ちのようだ』
白崎でした。
またの名を、ラプラスの魔とも。
名前の由来に『因幡の白兎』を持つこの道化師は、
常に薔薇乙女たちを見続けてきたようです。
それは、この時代でも変わることなく。
『レディーに軽々しく触れるものではないわ!』
咄嗟に手を後ろに隠し、睨みつけるサラ。
これは失礼、と飄々と受け流す白崎。
傍らに立つ槐を促し、サラの家を後にするのでした。
『誰なの?あれ』
恐らく真紅なら知っているだろうと質問するサラ。
『恐らく・・・人形師よ』
私達を追い求めている、ね・・・
続く言葉は、突然の物音に遮られ・・・
バタン!
『はあっ、はっ、はあっ・・・!』
荒い息をつき、肩を震わせる水銀燈。
『どうしたの?』
夢を見た、と言う彼女。
『私は捨てられていて・・・』
そして、その目は。
『貴女(真紅)を観ていた』
優しそうに抱かれている貴女を。
(っ、記憶が戻ったの・・・この娘は)
真紅の顔に、少しだけよぎる不安。
『これは一体・・・』
『夢よ』
ぴしゃりと言い切る真紅。
そう、それはただの夢・・・・。
その日の夜。
1体の人工精霊が真紅の元を尋ねてきました。
青色に光るその精霊の名はレンピカ。
蒼星石の人工精霊でした。
『ちょうどいいわ、決着をつけましょう』
サラに出かけてくると言い残し、nのフィールドに向かう真紅。
『おかしいよ、そんなの!』
真紅は失いたくない、だけど姉妹同士で殺しあうなんて変!
そんなのが、アリスゲームなの?
『・・・あの子に優しくしてあげて』
答えをはぐらかし、決着をつけるべく向かう彼女。
(アリス・・・ゲーム?)
その響きをどこか懐かしさと共に聞いていた小さな影。
それは・・・
場所は変わり、蒼星石のフィールド。
前回同様、激しくぶつかり合う2体。
鋏を飛ばされ、ステッキを弾かれる戦い。
形勢不利と見るや、帽子を投げ付け状況を5分に戻した蒼星石。
『いやらしい帽子ね』
皮肉を利かせ、姉を睨みつける真紅。
『・・お父様から頂いた帽子だ』
互いに得物を握りなおし、仕切り直しを図る中・・・
かたん。
『真紅・・・何をしているの!』
柱の影にもたれ、気遣わしげに2体を見つめる彼女。
そう、水銀燈でした。
『何故戦っているの、お願い、真紅を傷つけないで!』
懇願する彼女に奇異の視線をぶつける蒼星石。
(ボクのフィールドに・・・入ってこれた?)
『・・・誰だい』
とりあえず、いつでも鋏を振るえるようにと体勢を整える彼女。
そんな蒼星石の思惑など知らない水銀燈は・・・
『私は水銀燈。ローゼンメイデン・・・』
(ローゼン、メイデン?)
『お友達よ』
咄嗟の嘘で庇う真紅。
『第1ドールの水銀燈』
その真紅の思いやりも空しく、紡がれてしまった運命。
『第1・・・君が?』
(ならば、好都合か)
ジャキッ。
鋏を持ち直し、改めて水銀燈に向けなおす蒼星石。
『下がってなさい!』
真紅の制止の声も届かず・・・
目の前で繰り広げられる姉妹同士の戦いに対し、
純粋な疑問をぶつける水銀燈。
『どういうこと?アリスゲームって、何なの?』
『・・知っているなら、都合がいい』
淡々と告げ、死の鋏を振るう蒼星石。
『ああっっ・・・!!』
真一文字に切り裂かれるドレス。
ガシャアアアン!
一瞬の静寂。
『う・・あ、あああ・・・』
床には、2つの残骸が。
かつて水銀燈と名乗った、人形の欠片が。
『お腹が・・・ない!?』
切り捨てたはずの蒼星石ですら驚愕する、水銀燈の秘密。
『どういうことなんだ?』
質問の矛先を真紅に向ける彼女。
『・・・彼女は薔薇乙女ではないわ』
ついに真実を告げる真紅。
『作りかけの・・・』
お父様への想いだけで動き出した・・・可哀想な人形。
ローザミスティカを持たない・・・未完成品。
『わ、私はっ・・・!』
まだ、動けるのか!と戦いを忘れ驚愕する2体。
『どうして来たの!』
叱るような、悲しんでいるような、そんな口調でなじる真紅。
『し、んく・・・』
『人形として幸せに生きられるように、世話をしてあげたのに!』
サラの元で、お人形としての”幸せ”を得られるようにと!!
『・・・しんく』
『だけど、もうおしまい』
貴女は・・もう・・死んでしまった。
その言葉を裏付けるように、水銀燈の身体を飲み込んでいく床。
『な、にこれ・・・助けて、真紅、真紅ぅーーーーっ!!』
必死の叫びにも彼女たちは何一つ答えることなく・・・
ただ、その哀れな人形が沈んでいく様を見つめるだけだったのだった・・
無意識の海、と呼ばれる場所に沈んでいく水銀燈。
『どうして言わなかったんだい?』
『言えるわけがないでしょ』
でも・・・嘘をつく方がましだとも思えない。
その末路が、君の見たままの光景だから。
口惜しげに唇を噛み、顔を背ける真紅。
そのころ・・・
沈む身体を見つめながら、水銀燈は・・・
(私は・・・ローゼンメイデンじゃ・・なかった)
ダッタラ。
お父様は。
ナゼ、ワタシヲツクッタノ・・・?
この手を愛してくださったからじゃないの?
何のために、私を作ったの・・
答える声は、すでになく。
海の底に沈む水銀燈。
と、その時海面に光が差し・・・
望んでも、望み得なかったあの人が姿を表して・・
(こ、れを・・・)
逆光でよくは見えないけれど、確かに彼女に微笑みかけている顔。
そして・・現れたのは。
『ローザ・・・ミスティカ・・?』
その頃。
その時代のマスターとの契約を破棄する翠星石。
蒼星石にも同じことをうながす翠星石。
マスターは病弱だったから。
『これ以上、マスターに負担はかけられない』
そして真紅もまた同じように。
『サラ・・立派なレディーになるのよ・・・』
そして鞄に入り、nのフィールドへと旅立つのでした・・・
nのフィールド。
廃墟、と言う言葉がピッタリの空間。
所々に打ち捨てられた人形の欠片達。
その中を、気味悪げに歩みを進める真紅。
『しんくぅ・・・・?』
『!』
呼びかけた声は、ありえない存在からのものでした。
『ス、イギントウ・・・あなた!』
驚くのも無理ないわね、と優しく続ける彼女。
『私はローゼンメイデンではなかった』
だけどね。
『お父様は認めてくれた』
この私を、薔薇乙女の長女、第1ドールだと。
『ローザミスティカだって・・・』
大事そうにその輝きを取り出して見せる水銀燈。
『そ、んなこと・・・』
驚愕する真紅。
『今度こそ、胸を張っていえるわ。』
ワタシガ、第1ドールノ、スイギントウダッテ。
『嘘よ・・・そんなこと』
人に限らず、ありえない現象を見たときは
誰しもまずは否定して掛かるもの。
『貴女は・・・未完成なのよ』
作りかけ、なのよ。
次々と紡がれていく本音。
『薔薇乙女とは、究極の少女アリスを目指して作られたもの』
だから・・・貴女は、未完成の貴女は、違う。
『・・そう』
空気が変わる、と言うのはこのことか。
途端に底冷えのする口調に変わった水銀燈。
『貴女は・・そうやってずっと私を・・・見ていたのね』
『ソレは違う!』
私は貴女の為にと・・・
『優しくしてくれたのも』
私を哀れんで、上から見下ろしてっ!
自分の方がお父様に愛されているって、
『ずっとそう思っていたんでしょ!!』
哂っていたんでしょ!
そうなんでしょ!!!
『・・・嫌な女』
最後に、そう真紅を断罪する彼女。
『少しばかり恵まれて、上手く作られたからって』
そうじゃないわ、そうじゃ・・・
必死の否定ももはや水銀燈には届かず・・
『だったら私は』
アリスになってみせる。
お父様を誰よりも愛しているのは私なのだから。
『そしてお父様だけに、私を見つめてもらう!!』
言うやその背から漆黒の羽根を蛇のように伸ばし、
真紅を壁に叩きつける水銀燈。
ぶつっ!
地面に叩きつけられた時、真紅の胸元から
ブローチが外れてしまい・・・
その飾りを忌まわしげに握る水銀燈。
『貴女だけが・・・可愛がられて・・』
『返して!』
悲痛な叫びを上げる真紅。
『抱きしめられ、愛される』
そんな幻想なんて。
『やめてっ!』
ぎり、と握る手に力がこもり・・・
『打ち砕いてやるわ』
カシャアアン・・・
無残に砕けるブローチ。
『ああ・・・ああっっっ・・・!』
形振り構わず、その残骸を地べたを這ってかき集める真紅。
『お父様から頂いた・・・ものなのに』
お父様の想いが詰まったものなのに。
『あっははははは・・』
その様子をあざ笑う水銀燈。
・・・ユルサナイ。
真紅の顔が次第に憎悪を孕んで行き・・・
『・・・ジャンクのくせに』
『・・!』
『なん、ですって・・』
もはや情のひとかけらもない口調で告げる真紅。
『つくりかけの・・・ジャンクの癖にっ!』
『壊れ物(ジャンク)!!』
その言葉が最後に残った水銀燈の理性を粉々に
吹き飛ばし・・・
その荒れ狂う狂気を開放するのでした・・・
『しぃんくぅぅぅ!!!』
『水銀燈っ!!』
赤と黒。
二対の憎しみあうドールの激突。
と、唐突に鳴り響く時計台の鐘。
『物事には何事も潮時があるもの・・・』
飄々とゲームの終幕を告げるイタズラウサギ。
『ラプラスっ!』
『この時代でのアリスゲームは終わりました』
お楽しみは、次の時代でどうぞ・・・
『何を言う、真紅っ!!』
憎しみに満ちた目を最後まで真紅から離すことなく、
吹き飛ばされていく水銀燈。
真紅もまた・・・
そして時は現代の桜田家に戻る・・・
『それで、あのブローチを』
納得のいったジュン。
その彼を沈痛な面持ちで見上げる蒼星石。
『・・・ジュン』
後ろから気遣わしげに、しかし凛とした声で
呼ぶ声。
頭に不恰好にヘッドドレスを載せた真紅が
そこに立っているのでした。
『・・・ほら、出来たぞ』
元通りの薔薇のブローチをつけ、
優しく真紅に着させるジュン。
(コイツにも・・・辛い思い出があったんだな)
言葉には出さず、その指先で真紅に伝えるジュン。
そして水銀燈も・・
『メイメイ』
教会のてっぺんに佇み、闇の光明たる月明かりをただ、
静かに見つめているのでした・・・
(月の出る夜は・・・決まって痛みと共にあの日を思い出す)
美しくも、楽しい日々と、それを粉々に打ち砕かれたあの日を。
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ローゼンメイデン オーベルテューレ 前編超長文あらすじ感想 |
|
前編超長文あらすじ感想です。
先にお断りを。
半端じゃなく長いです。
興味のある方だけ、読まれた方が良いのかも・・・です。

という事で、前編の感想を行きます!!
※携帯では文章が途切れます。
なるべくPCでの閲覧を。
そこは工房だった。
後に稀代の人形師とまで呼ばれた男の。
工房に、無残に打ち捨てられた『残骸』とも言うべき
数多の人形の『欠片』。
その中にたった1体だけ、作りかけのまま
放置された人形がいた。
これはそんな悲哀を抱えた、とある人形の物語。
男は手に第二ドールと呼ばれる人形を手にしていた。
金糸雀、と名を付けられた薔薇乙女の次女を。
それをただ、虚ろな瞳で見つめ続ける1体のドール。
次に男は、巻き毛が特徴的な人形の髪を綺麗に梳いていた。
後に庭師の如雨露を持ち、桜田家にご厄介になる
意外と家庭的な人形、翠星石を。
続いて、その対となる双子の妹蒼星石に
優しく帽子を載せる男。
ぎり、と作業台の人形の手がきしんだ。
それは嫉妬なのか、それは今だわからない。
ただ、本来なら動くはずのないその人形が
何故意志を持って動き始めたのか。
さらに男は、紅の衣装が良く似合う、黄金色の髪を持つ
人形を抱き上げた。
とても、愛しそうに。
(何故・・・なの・・・)
もしかしたら、そんな声が聞こえたのかもしれない。
やがて男はその手に抱いた人形に、綺麗な装飾を施した
ブローチを付け、赤子に触れるかのように
そっと椅子に身体を預けた。
(やめ、て・・・)
もしも言葉を発せられるなら、
そんな事を言ったのかもしれない。
椅子の上の人形は静かに、次の男の手を待っている。
やがて男はその人形に、静かに赤いヘッドドレスを着せ、
再び抱き上げると、鞄を持ち工房を後にしていった。
ある意味『出来損ない』とも言える作品には
一瞥もくれることなく。
ぎり・・・ぎり・・・
鈍い音を立て、その人形は動き始めた。
『待って、行かないで・・・』
”お父様”
確かに『彼女』はそう言った。
届かない手を必死に差し伸べ、
決して掴むことのかなわない、その背中を追い求めて。
がしゃん!
渇いた音を立てて、その人形は床に崩れ落ちた。
一見すると、愛玩人形らしく完璧とも言える造形なのだが・・・
その人形には、『胴体』がなかった。
1歩、また1歩と両の手を動かし、後を追う彼女。
口にするのは、ただ愛しいあの人の名前だけ。
自分を作ってくれた人を。
たとえこんな姿のまま、打ち捨ててしまった人だとしても。
それでも”彼女”は、彼を嫌うことなど考えもしなかった。
彼こそが、彼女の全てだったから。
『お父様・・・お父様・・・』
ただただ、愛する人の名前を呼びながら。
本当なら自分も着せてもらえるはずだった、
その衣装の元へ。
逆十字を意味づけられた、その漆黒の衣へと。
一筋、二筋の涙が工房に零れ・・・・
時は、現代の桜田家へと場所を移していく・・・
桜田家。
『お掃除、お掃除~(*^-^)』
雛苺の賑やかな声が、今日もジュンの部屋に響きわたる。
『お掃除頑張れば、花丸ハンバーグぅ♪』
愛らしい仕草で大掃除のお手伝い。
『あれは・・・?』
自らも大掃除をする中、ふと1冊の本に目を留めたジュン。
『ビニール、掛かってるな・・・』
表紙には『くんくん探偵』の文字が。
ゴツン!
いきなりの衝撃が彼を襲い、振り返ると・・・
綺麗な金髪をツインに結った赤いドレスの人形が
煩わしげに彼を見上げていた。
『私の部屋で勝手にモノに触らないで』
あのな、と言いかけるジュンの言葉を無視し
さらにまくし立てる彼女こそ、
薔薇乙女第5ドールにして、
ある意味姉妹たちのリーダー役とも
言える存在、真紅だった。
『60数時間も経つと便利なものね』
どうやらジュンが手にした本は、
彼女がパソコンを使って注文したらしい。
『お前なっっ・・・』
びたん!
言い終わらないうちに、髪の毛でビンタを貰う彼。
ついでジュンの目の前に差し出されたのは、
一通の請求書。
『郵便局、お近くの銀行、コンビニでお支払いくださいと書いてあるわ』
今すぐ払って来い、と言いたいのだろう。
『はいはい』と生返事を返し、
部屋を出て行くジュンなのであった。
そう、彼と真紅、それから雛苺は契約を結んだ者同士。
真紅たち薔薇乙女は媒介と呼ばれる
契約者と契約を結ぶことで、
こうして仮初めの命を吹き込まれる人形でもあったのだ。
その頃の桜田家の台所でも、
ちょっとした騒ぎが持ち上がっていた・・。
『ああ、もうムカつくです!』
愛らしい外見と裏腹に、口をついて出る言葉は
毒舌そのものの人形。
名を翠星石と言い、彼女もまたジュンと
契約を交わした人形でもあった。
『あのチビ人間、翠星石のマスターでもあるのに、いっつもいっつも・・』
何かと言えば真紅真紅って・・・ぶつぶつ。
全く心までプチサイズでやがるですぅと締めくくる彼女。
どうやら自分を構ってくれないことが
御気に召さないらしく・・
それを隣で苦笑しながら見つめるもう1体の人形。
彼女の名は、蒼星石。
翠星石とはその名の通り双子であり、妹にあたる存在。
そんな2体のやりとりをお勝手で聞いていたのりが、
優しく翠星石にこんな事を言うのだった。
『あのね・・・』
ジュン君この間なんだけど・・・
『(翠星石の)瞳綺麗だって、ボソッと言ってたわよ』
やはり姉弟だからだろうか、弟であるジュンの事も
さりげなく観察はしているらしい。
『な、なななっ!』
途端にうろたえ、果ては顔まで紅に染める翠星石。
(チビ人間・・・)
多分、ほんの少しだけ嬉しかったに違いないのだろうが・・・
次ののりの言葉で、見事にそれは
打ち砕かれる事になったのだった。
『あれで性格が良ければ、って』
(む、むむ・・)
そこへ運良くと言うか現れたジュン。
『あのさ・・・』
ガツン!!
その小さな足に見合わぬほどの威力を持つ
翠星石のキックが炸裂!
『テメーごときプチサイズの心のチビ人間に性格のことなど
言われたくねーですぅ!』
『な、何の事だよ・・』
ごつぅん!!
今度は下から頭突きが炸裂!
これはたまらないとジュンはさっさと
台所から退散するのだった・・・
再びジュンの部屋。
そこにはおかんむりの真紅が待っていて・・・
部屋に入るやいきなりこんな事を言い始めるのだった。
『赤い糸なんてないぞ?』
『これはあなたの責任よ』
どうやらさっきの騒動で、
胸元のブローチが取れてしまったらしく
その事を怒っているらしいが・・・
『それはお前が暴れたせいだろ!』
と言っても彼女が聞き入れるはずもなく、
結局は彼女の言う事を聞かざるを得ない
ジュンなのであった・・・・
人形師、槐の店。
工房で薄紫色の人形を大事に抱いている男。
名を槐といい、彼もまた稀代の人形師
ローゼンに劣らぬ腕の持ち主でもあった。
その手に抱かれ、安心しきった表情を見せている人形。
その左目は薔薇の刺繍を施された眼帯で覆われているのが
どこか人形の持つ完全性を損なっているのだが、
彼女の場合、それが逆に良いアクセントになっているのが
不思議でもある。
名を、薔薇水晶と言う。
『美しい・・・』と、槐がその人形に言葉をかける。
『ウツクシイ・・・?』
オウム返しに言葉を返す薔薇水晶。
『ああ、君は美しい』
『ウツクシイ・・・真紅ヨリモ・・?』
もちろんだ、と答える槐。
『君は最高傑作だから』
あのローゼンメイデンシリーズにも負けないぐらいの。
その言葉に安心感と暖かさを感じたのか、
ふと表情を和らげ、愛しそうな瞳で槐を見上げる薔薇水晶。
『お父様・・・』
そう確かに彼女は言った。
かつてローゼンが作り出した少女の内の1体が、
いくら望んでも手に入る事のなかった至福を
今、後に模倣品とも言われる彼女は
確かに手にしていたのだった。
『これかな?』
そんな事を言いながら、1つの赤い糸を手にするジュン。
その隣には、彼の幼馴染でもあり、
雛苺の元契約者でもあった柏葉巴の姿があった。
『綺麗・・・』
ふと巴がそんな事を言いながら、ショーケースに飾られた
1つのブローチに目を留めた。
『桜田君、これ見て』
(綺麗な装飾だな・・・)
モチーフに男性の姿を模した一品。
確かにアンティークドール向きの作品ではあっただろう。
『気に入ったのかい?僕が作ったんだけれどね』
そんな事を言いながら、彼らの前に槐が姿を現した。
『赤い糸・・人形のドレスかい?』
ええ、とジュンが答えると
早速良い色の糸を選んでくれた槐。
思えば、これが始まりだったのかもしれない。
そして、これから彼らを紡いでいく、
必然とも言える物語だったのかもしれない・・・
その頃の桜田家。
リビングでお気に入りのくんくん探偵を
見ている真紅。
テーブルでは、雛苺が大好きな花丸ハンバーグを前に
大騒ぎ。
『まだなのぅ~』
みんなが揃ってからよ、と諭され素直に従う彼女。
ちょうどその時、タイミングよくジュンが帰宅して。
『赤い糸、買ってきたぞ』
それから、これも。
槐の店で見つけたブローチを真紅に差し出すジュン。
『・・・!』
途端にその端正な顔を曇らせる真紅。
彼女にとっては、珍しいと言っても良いのかも知れない。
『たまにはこういうのも・・・』
『いらないわ』
強い口調で遮る真紅。
どうして、と問いかけるジュンに、さらにぴしゃりと
拒絶の意志を示す彼女。
『いらないって言ってるの!』
気まずい空気を抱えたまま、その日の夕食を終えた桜田家。
問題はこれだけに留まるはずがなかった・・・
これが、始まりなのだから。
結局ジュンがそのブローチをどうしたかといえば。
(似合うんだから、ドレスにつければアイツだってきっと・・)
天性の裁縫の腕を持つジュンだけに、綺麗に仕上がったドレス。
しかし、真紅の表情は喜ぶどころか
ますます険しくなるばかり。
『勝手な事しないで』
『でも、似合うじゃないかこれだって』
『元通りに、すぐに戻して頂戴』
取り付く島もない、と言うのはこのことか。
とは言え、せっかく真紅のためにと
気を利かせた彼としても
このまま納得の行く理由もなく
引き下がるわけにも行かず。
ぶちっ!
一瞬の睨み合いのあと、先に動いたのは真紅だった。
ブローチを引きちぎり、
さらに赤い糸まで引き抜くまでの荒々しい仕草。
『何すんだよ!』
思わず声を荒げるジュン。
『・・・勝手なこと、するから』
どこか気まずげに言葉をつなげる真紅。
いつもなら、きちんと理由を話すはずなのだが、
今日の彼女はどこか歯切れが悪く・・・
『もういいよ!』
理由のわからないまま、部屋を出て行くジュンの背中を
彼女はただ、じっと俯きながら見送るのだった・・・
(何だよ、あいつ・・・くそっ)
部屋のドアにもたれ、先ほどまでのやりとりを反芻するジュン。
(理由があるなら言えってんだよな・・・まったく)
行き場のない怒りをどこにぶつけていいのか解らない
彼の前に、いつからいたのか、小さな影が。
『蒼星石・・・』
何か思案げな面持ちでジュンを見上げる彼女。
それは、左右で異なる瞳の色とあいまって、
事の重さを感じさせるのであった・・・
舞台は変り、病院に。
病室のベッドから、外を眺める少女。
外は一面の闇。
しばらくそうしていただろうか、ふと目線を外すと・・・
ふわり、と漆黒の羽根が1つ、またひとつと・・
やがて窓に降り立った小さな人影。
背には、夜空よりもなお黒い翼を背負い、
身にまとうドレスには、反キリストを示す逆十字が。
彼女こそ、あの時の『出来損ない』。
名を、水銀燈と言うドール。
薔薇乙女の長女。
その瞳には、かつてのあの優しげな色は微塵もなく、
むしろ底知れない狂気、とも
闇ともつかない色をたたえていて。
恋焦がれる気持ちを先導するのは狂気の神ヘズ、とは
何の神話だったろうか。
彼女がお父様を愛する気持ち、焦がれる気持ちは
いつしか狂気、と言う道案内を得てこうして
病室にいる自らを『壊れた娘』と
自嘲する少女に巡り合わせたのかもしれない。
『今日も来てくれたのね・・』
途端に顔をほころばせる少女。
名前を、めぐと言う。
しかし、水銀燈の表情はいささかも変化することはなかった。
その濁った瞳がつい、とめぐの脇にある花束に注がれると・・・
視線を感じためぐが、こんな事を言い始めるのだった。
『お見舞い、何が良い?』って聞かれてさ・・・
この薔薇の花束を貰ったの。
『バカみたいよね・・・』
すぐに枯れてしまう花なのに。
貴女は薔薇って好き?
いい終わらないうちに、その小さな手を振るい
薔薇の花を散らせてしまう水銀燈。
『反吐がでるわ・・・』
散らせてやるわ、跡形もなくね。
それに・・・
(薔薇は、”嫌い”なのよ)
自らに課せられた”薔薇乙女”と言う言葉すら否定する彼女。
それは”未完成”だからなのか、
それとも言外の意味を含んでいるのか。
外の闇を照らす月は、ただ無言で病室を照らすだけだった・・・
その頃の桜田家。
『ブローチ、見せて』
蒼星石と二人、物置で話をするジュン。
『やっぱりか・・・』
どうやら思い当たる節があるみたいで。
(?・・・蒼星石、何か知ってるのか?)
疑問を裏付けるように、
しっかりとジュンを見据えて話し始める彼女。
『真紅からは・・・何も聞いてないんだ』
(真紅?・・・なんであいつの名前が)
『君は翠星石、真紅、雛苺のマスターでもある。だから話すよ』
そう語る彼女の瞳は、どこか悲しさを漂わせていて。
『アリス・・・ゲームの事を、それから・・・』
真紅と初めてボクが出会ったときのことを。
それはずっと昔の事だった。
19世紀、霧の町ロンドン。
夜の時計台を舞台に、小さな影が二体
それぞれの得物を手に激しい戦いを繰り広げていた。
ステッキを手に、容赦のない攻撃を繰り出すのは
真紅。
その瞳は今とは違い、全く迷いを見せない瞳だった。
もう1つの違いは胸元のブローチ。
男性を模した装飾。
それは『お父様』なのだろうか。
幾度と無くぶつかり合い、激しい攻防を繰り広げる2体。
『庭師の鋏をそこまで使いこなすとは・・・』
やるわね、第4ドール・・・蒼星石だったかしら。
『ああ、真紅』
翠星石の言っていた通りだ。
君は・・確かに強い。
心外、とばかりに眉をひそめる真紅。
『泣き虫から見れば、強く見えるのかもね』
実際、強いのだけれど。
さらに表情を厳しくする蒼星石。
『そうかもね。だけど・・アリスになるのは、ボクだ』
心理戦か、ただの挑発か、真紅は
さらに神経を逆なでする一言を。
『”ボク”だなんて・・・レディーがそんな事言うものじゃないわ』
誰の趣味、なのかしらね?
きっと彼女がボクと言うのは、個の確立を求めての事。
『対の双子』としてでなく、
『蒼星石』個体としての自分を求めるが為に。
『・・・倒す!』
そして・・・アリスになるのは、ボクだ!
鋏を握りなおし、まさに真紅に向かわんとしたその時!
『やめるです!』
突然響いた声。
翠星石の声だった。
『初めて会ったもの同士、何で戦うですか、姉妹同士なのに!』
そんなの間違ってる、と戦いを止めようとする彼女に
どうして?と怪訝そうに問い返す蒼星石。
『戦うのが私達の運命なのだわ』と真紅。
『それでも、戦うのは許さないです!』と怯まない翠星石。
『君は・・お父様に会いたくないのかい?』
『どうして、会いたいのですか!』
(翠星石と一緒なだけじゃダメなのですか!)
戦いを嫌い、妹を案じる気持ちは姉妹1強い彼女。
興を削がれたか、身を翻し去っていく蒼星石。
真紅もまた・・・その姿を見つめるのみだった。
悲しそうな、それでいてどこか安堵したような、
そんな複雑な表情を浮かべて。
nのフィールド。
無数の夢の扉が浮かぶ世界の中を、
翠星石は蒼星石の姿を求めて彷徨っていた。
程なく井戸の縁に腰を下ろし、つぶやく翠星石。
『そりゃ、翠星石だってお父様には会いたいデスヨ・・・』
(でも、それ以上に真紅と蒼星石が戦う事なんて・・・)
お、父様・・・!?
その単語に呼応するかのように背後の井戸が光を放ち・・・
『お、父様・・・ど、こ・・・』
ゆっくりと、ゆっくりと浮かび上がる1本の腕。
『し、知らないですぅ!』
その腕に恐怖を覚えたのか、飛び去ってしまう翠星石。
これもまた、後の悲劇につながる伏線だったのか。
それは今のドールズには知る故も無い事だった・・・・
次の日。
町は昨日の戦いの荒れ模様に驚く人たちで溢れかえっていた。
とは言え、ソコで何があったのかを知る人は少ない。
(きっと真紅ね・・・)
そんな考えを含み笑いで誤魔化し、
馬車に揺られる一人の少女がいた。
名をサラと言い、
この時代の真紅のマスターに該当する女の子である。
おしゃまな年頃らしく、オテンバな仕草が愛らしい女の子。
身の丈も、真紅とそう変わらない小さなレディー。
そそくさと馬車を降り、自室へと向かう彼女。
『ただいま・・・』
こんこん、とクローゼットを叩くサラ。
しかし、返事は無い。
(オカシイな・・・真紅にはここにいるように言ったのに)
『開けるよ・・・』
すると確かに、真紅はソコにいたのだが・・・
その顔は昨日とは打って変って、
何かに怯えきっている感じだった。
『只今って言ったのに・・・』
可愛く拗ねるサラを余所に、真紅は・・・
『いいから、早くそいつを・・・』
ほとんどベソをかかんばかりに言葉を震わせていた。
?
不審に思ったサラが真紅の見つめる先を見ると・・・
そこには1匹の大人しい猫がちょこんと。
『ジョナサンは大人しいのに』
『いいから早く!』
はいはい、と慣れた手つきで抱き上げ、
ジョナサンを連れ出すサラ。
ようやく安心したのか、クローゼットから出る真紅。
『いい加減にして』
最初の言葉はそんな一言から。
『だって真紅のことも、ジョナサンの事も内緒だから・・』
それに、大人しいし、真紅を引っ掻いたりしないよ。
何を言っているの?と言わんばかりの真紅。
『目が光るのよ?暗闇で』
それに舌だってザラザラしてるし・・・
そこで話を打ち切り、ティーカップを取り出す真紅。
こんなやり取りは慣れているのか、サラも話題を切り替え
昨日の戦いについて真紅に質問するのだった。
『指輪、熱くなったから、昨日戦っていたのね?』
『貴女には関係の無い事よ』
でも、アリスゲームだっけ?
姉妹同士で戦うのっておかしいよ、と素直な疑問を
ぶつけるサラ。
答えを胸元のブローチに求める真紅。
愛しげにさすりながら・・・
『アリスになれば、お父様に会えるの』
だから、戦いが嫌だなんてことは無いのだわ。
(お父様に会えるのだから・・・)
埒があかないと悟ったのか、サラは次の質問を。
『薔薇乙女って、7体いるんでしょう?』
そうよ。
『私が逢ったのは、第3、4、6ドール』
『って事は・・・真紅は第5ドールだから・・・』
あと第1、2、7ドールがいるわけね。
『そうよ』
でも雛苺が第2には逢ったと言っていたから・・・
確か名前は・・・カナ・・カナブン?
『まあいいわ。雛苺と気の合いそうみたいだし、大した事はないでしょう』
それより私が逢ってみたいのは・・
『第1ドール』
お父様が最初に作られた原初の薔薇乙女。
ヴァヴァヴァ・・・
第1、と言う言葉に反応したのか、部屋の鏡が光り始め・・
同時刻、nのフィールド。
ようやく探していた蒼星石を見つけ、詰問する翠星石。
『同じ時代に出会ったのだから・・・戦うしかない』
それが、薔薇乙女の宿命(アリスゲーム)だから。
それは解っているはずだろう?
『真紅には前の時代でも逢いましたが、話せば解るやつです』
何で逢うなり戦うのですか!
『・・・仲良くして、どうするの?』
アリスになれるのは1体だけ。
それに・・・
『お父様は待ってるんだ・・・アリスを』
だからボクは、お父様を悲しませたくない。
一刻も早く、ボクがアリスに。
再び、サラの部屋。
『それって変よ』
『どうして?』
だってゲームに勝てば、お父様に逢えるのよ。
お父様だって、ソレを望まれてる。
『嫌だなんて・・思うはずが無いわ』
本当に、そうなのだろうか。
その夜。
鞄から抜け出し、鏡の前に立つ真紅。
『誰なの?』
昼間から、そこに”いる”のは。
『ぁ・・・ぅ・・お、と・・・』
弱々しげな声と共に、
ずる、ずると少しずつその姿を現す1体の人形。
『ドール? 貴女誰なの?』
床に崩れ落ちた水銀燈はそれに答えることなく・・・
『お父様は・・』
『お父様は、どこ・・どこなの・・・?』
彷徨う視線が真紅のブローチに止まったその時。
思いもよらない力で真紅に掴みかかる水銀燈。
『お父様・・・お父様っっ!』
どこにいるの、貴女が知っているなら教えて頂戴!
(いきなり・・何なのこの娘は!)
荒々しく彼女を突き放す真紅。
壁に叩きつけられ、崩れ落ちる水銀燈。
時折、ひっくひっくとしゃくりあげる彼女。
ただただ、お父様とつぶやくばかりで・・・
(この娘、作りかけの・・)
『貴女、名前は?』
内心の動揺を隠しつつ、務めて冷静に名を問う真紅。
『私は・・・水銀燈。ローゼンメイデン・・・』
第1ドール。
確かに彼女はそう名乗った。
夜目にも鮮やかな、ドレスの逆十字と
銀髪を煌かせながら。
『この子が・・・第1ドール?』
戸惑いを感じつつ、長姉を見つめる真紅。
運命の歯車が、みしみしと音を立てて回り始める・・・
(後編に続く)
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ローゼンメイデン オーベルテューレ 後編感想 |
|
真紅の元に、自らを「ローゼンメイデン第1ドール」
と名乗る水銀燈が現れる。
しかし、水銀燈は立つ事も出来ない程衰弱していた。
その後、サラに反対されながらも水銀燈の歩行練習を手伝う真紅。
ある日真紅の元に蒼星石の人工精霊レンピカがやって来て、
真紅と蒼星石との戦いを告げる。
蒼星石と闘う為に出て行く真紅。
それを見た水銀燈は……
・物語の印象点
・『未完成品』(ジャンク)であるということ。
愛玩人形の宿命とも言える完全性を持たず、
ただ、お父様への愛だけが欲しくて動き出した水銀燈。
知らなければ、傷つく事もなかった。
何も見なければ、ずっとあのまま幸せでいられたのかもしれない。
だけど・・もう『知って』しまったから。
あの娘が・・・私を・・・『未完成品』だと思っている事を。
ならば・・ワタシは。
ワタシコソガ、オトウサマニフサワシイドールデアルコトヲ
ショウメイ、シテミセル。
至高の少女たる、『アリス』となることによって。

愛も無いのに、何故作ったのか。
蒼星石の鋏にドレスを裁たれ、無意識の海に沈んでいく中で
彼女も一度は考えた事。
けれど、もしかすると彼女は。
『未完成だからこそ』完全を目指す為に選ばれたのかもしれない。
あるいは7姉妹の中でも最も、
深い愛を持ちえた人形だったからかもしれない。
いや、恋慕と言うのが正解なのかもしれないですね。
恋という感情の裏側は、狂気の神様がいつも先導しているもの。
お父様に会う、と言う盲目の恋。
それを先導するは『狂気』と言う
いつでも感情を闇に塗りつぶしてしまうものだから。
放送地域の都合でオーベル銀様を見られない方の為に、
GIFアニメ作っておきました(*^-^)♪
今日は、クリスマスイブですしね^^

・真紅の思いやり
あくまで水銀燈に普通の人形の幸せを与えたかっただけの彼女。
しかし、薔薇乙女の宿命はそれを見逃しはしなかった。
水銀燈に無残に砕かれたブローチを見た瞬間。
彼女の中に生まれた感情は『憎悪』だった。

その言葉が、決定的に水銀燈を追い詰め、そして・・・
とてもよい話でしたね・・・
そして、前編の薔薇水晶の1場面がやはり
オーバーラップしたのはどうしても仕方の無い事なのかも。
あれこそが、7姉妹全ての望みでもあるのでしょうから。

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ローゼンメイデン オーベルテューレ 前編感想 |
|
主観的あらすじ
真紅・雛苺・翠星石・蒼星石、
4体のドールで今日も賑やかな桜田家。
そんな中、ふとした事で
真紅の衣装の薔薇の飾りが取れてしまう。
ジュンは真紅に衣装を直すように言われ、
赤い糸を買いに行くこととなる。
糸を買いに行った先で、一つのブローチが目に止まり
一緒に買って帰ったジュン。
家に帰り衣装に買ってきたブローチを付け
真紅に渡したジュンだが、
真紅はそのブローチを引きちぎってしまう……。
物語の印象点
・過去
打ち捨てられた人形の欠片。
工房ならではの風景。
愛しそうに、金糸雀を撫で、
翠星石の髪を梳き、蒼星石に帽子を被せるローゼン。
その光景を、虚ろな瞳でただただ見つめるしかない水銀燈。
やおら真紅を抱き上げ、優しく椅子に座らせ、そして・・・
その黄金色の髪にヘッドドレスをつける『お父様』
何故、どうして・・ワタシだけ・・・
こんなにも、お父様を愛しているのに。

やがて鞄を手に、真紅と共に去っていく『お父様』。
キシキシと歪む手を、腕を動かし、載せられた作業台から
お父様を追う水銀燈。

ただ愛されたかっただけなのに。
ただ、その腕に抱かれることだけを夢見ていたはずなのに。
それは、かなわぬ夢、なのか・・・
現在。
薔薇水晶を手に、愛しそうにその髪を撫でる槐。
『美しい・・・』

ああ、君は私の最高傑作だと告げる槐。
その言葉に、顔をほころばせ、嬉しそうに微笑む薔薇水晶。
ただ、彼女はその言葉が欲しかっただけなのに。
もう、その言葉は永遠に届くことは・・・ないのかもしれません。
・かつての自分
かつての真紅が胸元にしていたブローチ。
それは薔薇のブローチではなく、鮮やかな装飾を施した
ブローチでした。
そのブローチにかつての自分を見た真紅は、
せっかくのジュンの好意を無視し、引きちぎってしまいます。
そこにはかつての冷酷とも取れる自分がいたから。
文字通り『人形だった』自分がいたから。
19世紀、霧のロンドン。
奇しくも同時代に螺子を巻かれ、戦うこととなった
真紅と蒼星石。
互いに『アリス』を目指し、同時に『お父様』との再会を
夢見つつ戦うオートマータ。
蒼星石を第4ドールと呼び、障害と認め、
その手にしたステッキを容赦なく振るう真紅。
その散らす薔薇は、誰の為に?
そして、何のために・・・?
・薔薇への憎しみ
そして、現在。
めぐの病室を訪ね、お見舞いに貰ったと言う
薔薇の花束を見とめ、表情を険しくする水銀燈。
次の瞬間にはその手を振るい、薔薇を散らせる彼女。

跡形も・・・無くなるまで。
それが多分、彼女の愛情だったから。
他のもの全てを振り払ってでも、
たった一つだけ欲しいと願ったものの為に。
・ツンデレ翠星石(*^-^)
お約束通り、キチンとツンデレ振りも発揮した彼女。
真紅とばかり話しているジュンに怒り出す彼女。
のりの一言で・・途端に恋する乙女?に大変身。
『瞳が綺麗だな・・ってボソッと言ってたのよ』
ソレを聞いた途端・・

カワイイじゃないですか(*^-^)
モチロン、オチもある訳で。
『アレで性格良かったらな・・なんて言ってたけど』
そこへ運良く?現れたジュンにキック&頭突きのダブル攻撃!!

ホント、素直じゃないですね(*^-^)♪
大まかにまとめてこんな感じですかね^^

スイセイセキネエサマトシンクネエサマハ・・タベチャオウカナ!!

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今週放送分の記事掲載のお知らせ |
|
今週放送分の『RED GARDEN』『はぴねす!』ですが
録画分を視聴しきれていないので、
掲載は明日以降随時行います。
本日深夜放送分の
『乙女はお姉様に恋してる』
『Gift』に関しても
本日泊りがけの仕事の為、明日の帰宅後に
録画分の確認を行い、随時感想掲載を行います。
師走の為、仕事が忙しく
TB返し、コメント返しが大幅に遅れている事を
改めてお詫びいたします。
支障のない範囲で運営は続けていますので、
ヨロシクお願い致します・・・
皆様のブログライフが、ますます楽しいものでありますように・・・
火曜日アニメ感想(不定期) |
|
今回はヤマトナデシコ七変化のみを。
第10話 温泉は湯けむり血しぶき恋しぐれ(後編)
主観的あらすじ
スナコたちの泊まっている旅館に突然パトカーと救急車がやって来た。
旅館の主人が倒れていて、犯人は板長だという。
殺人事件と勘違いしたスナコは大はしゃぎ!
ところが、主人は生きており、
その現場から蘭丸が立ち去ったのを仲居さんが見たらしい。
疑問を抱いたスナコは雪之丞のビデオを借りて旅館中を捜査開始、
ついに中庭で大量の血溜まりを発見!そのとき女将のさゆりが、
凶器が隠してあるかもしれない蔵へ案内するという。
喜びいさんでついていくスナコだが、そのときさゆりの目が怪しく光った・・・!
物語の印象点
・レディーへの道、3連発に吹きました(*^-^)
ささやかなお楽しみ、レディーへの道。
今回は豪華に3回も!!
まず1つ目。
凶器が出刃包丁と判明した時。
『出刃包丁で人を・・フフフ(邪笑)』
×(ばつーーっ!!)
レディーは人を刺したりしねえ凸(`△´#)!!
(≧▽≦)ギャハハハハハ!!
2回目。
恭平たちが温泉に入っていて、女の子達が
男湯を覗いていた時。
『正しい男湯の覗き・・』
×(ばつーーーーっ!!)
レディーは”男湯”を覗かねえ凸(`△´#)!!
(≧▽≦)アハハハハハハ!!
3回目
スナコが真犯人である女将さんに捕まり、
縄で縛られるスナコ
ここで・・・
『正しい麻縄の縛り方・・・』
そんなの教えるんじゃねえ凸(`△´#)!!
(≧▽≦)ダ、ダメダコリャ・・・・
せっかくデスノートで緊張感あるやりとりにドキドキしていたのが・・・
上手いですねこのネタ。
繰り返しはお笑いのお約束ですが、
今回はまさに物語にも合っていて、歌丸師匠ではないですけど
座布団10枚ぐらい取り上げたくなりましたね(*^-^)
・ご馳走様(*^-^)♪
何だかんだで最後の恭平たちの台詞、カッコ良かったデスヨ。
普段は『貞子』だの怖いだのひどいこと言ってますけれど、
ちゃんとスナコのこと、『女の子』として観てあげてるんですね・・・
10話にして初めて彼らが本当に『まぶしく』見えましたね^^
それから乃依。
結局、温泉湯煙旅情はお預けでしたけれど
ちゃんと武長から嬉しいキスをもらっていて。
顔真っ赤にして気絶していた彼女がとても可愛らしかったですね。
ああいう不意打ちなら、ワタシも欲しいかな(*^-^)
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火曜日アニメ感想(不定期) |
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まずはヤマトナデシコ7変化を。
9話『温泉は湯けむり血しぶき恋しぐれ(前編)』
主観的あらすじ
蘭丸の彼女、旅館の女将・さゆりに誘われ
4人は二泊三日で温泉に行くことに。
スナコはやっと一人になれるとウキウキ。
ところがこっそり拉致されたスナコとなぜか乃依も温泉宿へ。
一刻も早く帰って一人きりになりたいスナコは
ジタバタとあがきながらまたしても鼻血を出してしまう。
それを見た恭平から
「そんなに帰りたいのなら卓球で俺に勝ったら帰りの交通費を渡してやる」
と言われスナコも受けて立つことに。
ものすごいラリーの応酬のあと一度は引き分けになったものの、
決着をつけるために再開したそのとき、ハプニングが・・・!
物語の印象点
・一人になりたいスナコ
蘭丸が温泉女将のお誘いで旅行にお出かけ。
恭平たちも便乗で参加。
『これで一人でホラーを・・ククク(邪笑X99)』
だったはずなのに、乃依の策略であわれ簀巻きにされて
旅行へと拉致されて(笑)
『だってぇ~女の子と一緒じゃないとお泊り出来ないから(*^-^)』
おいおいおいおい・・・・
乃依、君は自分の目的(武長とラブラブ)の為にスナコを拉致ですか(爆笑)
その目的をいち早く察知した恭平、
これ見よがしに武長を可愛がるもんだから、乃依のフラストレーション
急上昇で(爆笑)
普段の可愛らしさがどこへやら。
『テメ、このふざけんじゃねえ凸(`△´#)ゴラァ』状態に^^
あわれスナコは籠の鳥。
ひろしくんあきらくんジョセフィーヌとの再会はかなうのか??
・む~ん・・・・
温泉の女将もの凄い色気なんですが・・・
ふぇろもんって言うんでしたっけ?
『む~ん・・・』と言う表現がピッタリの大人の色香(*^-^)
これは蘭丸でなくても撃沈かもです(苦笑)
・お風呂での密約
お風呂で一人のときを堪能するスナコ。
は、いいんですけど・・・
ヤッパリ貞子だよどう見ても!!
コレでビニール袋かぶれば『富江』確定の怖さ全開!!
そこへ現れた恋する乙女、乃依。
せっかくの旅行、武長ともっと親密になりたい彼女としては
何としてもスナコの協力が不可欠で。
必死な彼女なんですが、スナコはホトンド聞いてなくて(爆笑)
聞いていたのは、『乃依がくっつけば、一人の時間が増える』と言うメリットだけ。
おいおい^^;
・はじめてのちゅう?
その後乃依の計画がバレ、東京に帰りたい一心のスナコは
卓球で恭平と勝負することに。
この時のテロップ、上手でしたね。
だって・・・『少林サッカー』ばりのアクションでしたし(苦笑)
ホントの卓球は、火も吹きませんし、水も出ません。
ましてや雷などあるはずもなく。
最後にはラストボールを追いかけた二人・・・
勢い余って・・・・顔と顔がごっちんこ。
ご馳走様、な一幕だったのでした。
で、オチがないなと思っていたらこれは前編だとか。
オチは後編に期待みたいで♪
続いては、デスノートを。
物語の印象点
・自ら動く
間接的な手段での監視では、これ以上の進展が望めないと
判断したエル。
そこで彼が用いた次の手段は、自ら被疑者に接触を
図るというものでした。
一見無謀のように見えて、キラ特定を容易にした
手回しの良さ。
今回は完全にエルの1本勝ちだった1幕でしたね・・・
・・・・で。
口惜しがるライトの場面が登場したところで・・・
ぶち!
いきなり録画が切れますか!!!
こらー^^
よくよく時間を確かめると、
録画時間
25:00~25:30。
昨日の放送時間は
25:06~25:36。
のおおおおおおおお!!!
やはりこれわデスノートのせいか、スナコの呪い??
そんな事を考えた自分だったのでした(*^-^)

JUMニハワタシガムイテアゲルネ(*^-^)♪
面白かった、あるいは1言コメントなどありましたら、
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火曜日アニメ感想(不定期) |
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さて本題のヤマトナデシコ7変化に。
8話『Winter Wonder Land』
主観的あらすじ
恭平が突然「こたつで鍋をしたい!」と言い出した。
早速恭平とスナコは商店街へ買い物に。
ところが恭平がまたもやゴスロリシスターズほか
ファンの女の子たちに囲まれて、
持っていた野菜がボロボロに・・・!
一方、おばちゃんからバイト口を紹介され、
フレンチレストランにいった4人は厨房の仕事ではなく
いきなり接客にまわされるが、
鍋ができなかったおわびにスナコにまかない食を持って帰る。
翌日スナコは武長・蘭丸・雪之丞から
「こたつで鍋ができないかな」と持ちかけられ・・・。
物語の印象点
・大家族でお鍋(*^-^)
今回は総じて良いエピソードと言うか
心が暖かくなるお話でした。
恭平のワガママから始まった
お鍋騒動。
それでもきちんと材料を買出しに出かけるスナコ。
いい娘じゃないですか^^
ぶーたれながも恭平もきちんと買出しに付き合って。
もちろん恒例のオチも付いてましたけど。
『コワイねーちゃんがカッケー彼氏連れてる!!』
(≧▽≦)アハハハハハハ!!
子供って正直だな・・・(苦笑)
まぶしい生物とドコの貞子ですか?みたいな組み合わせ。
でも・・・とても良くお似合いで。
恭平のおかげで商店街の売り上げも3倍増しでしたし。
しかも・・・
『怖い姉ちゃんにカッコイイ彼氏が出来た記念セール』
ってねえ・・・(爆笑)
・温もりへの憧れ
商店街ですれ違った親子連れ。
『今日はコタツでスキヤキよ』
『わーい(*^-^)』
それを見て、ポツリと恭平・・・
『いいよな・・ああいうの』
たしかにそうですね・・・
おこたで足寄せ合って、みんなでお鍋をつつきあったり
蜜柑を食べたりしながらワイワイくつろいで。
とてもハートフルな感じがするのですよ・・・
今回は本当にほのぼのした物語だったのでした。
続いてデスノートを。
物語の印象点
・最善の策を尽くして
Lの考えの鋭さに舌を巻きましたね・・・
内部漏洩があるとするなら、
それなりの地位の人物にこそですか。
その上で徹底的に仕掛けを施し、相手を追い詰める。
今回はライトが逃げ切った感じですけれど、
まだまだ序の口ですし、多分より周到に、
より狡猾に仕組んだ包囲網がライトを
待ち受けるのではないでしょうか?
綺麗にシロ過ぎることがかえって
追跡者(エル)の疑念を深めた、
と言ってもこの場合オカシクナイのかもしれません。
次回も楽しみですね^^
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火曜日アニメ感想(不定期) |
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今回は、どうしてもこれは書いておかないとと
思い、あえて載せました。
『RED GERDEN』と言うアニメを毎回火曜日楽しみに
視聴させていただいてますが・・・
そのDVDのCMが・・(≧▽≦)ギャハハハハハ!!
泣きながら宣伝している、ミュージカル仕立てのCMは
いいんですけど・・・(≧▽≦)ギャハハハハハ!!
しかも2回も宣伝・・・(≧▽≦)ギャハハハハハ!!
そんなCMはこちらでした。
http://www.youtube.com/watch?v=voWEXKObKfc
公式サイトはこちら。
http://anime.excite.co.jp/redgarden/index.html
RED GARDENの感想にも載せてますが、もう一度改めて。
一回目 Ver.
ろくわーもー、はいいってー……
とくてんつーきでー……
はつばいー まじかーよー
すぐにかいたいー……
二回目
でぃーぶいでぃぃ~ろ~くわいり~
おしえ~てほしい~ は~つばいび~♪
シリアスな雰囲気が一掃されてしまいました(苦笑)
さて本題のヤマトナデシコに。
第7話 アイ アム ナンバーワン!
恭平のケンカの強さを聞きつけた番長連合総番の花屋敷が、
森高に乗り込んできた。
が、校門で見かけたスナコに一目惚れ、
おまけに乃依からは「スナコには恭平がいるから」と聞かされ、
勝手に恭平を恋敵と思い込んでしまう。
恭平に対決を拒否された花屋敷は、
スナコをさらって恭平をおびき出す作戦に出ようとするが
手下たちが持って帰ってきたのはスナコの宝物、
人体模型のひろしのほうだった。
ひろしを取り戻そうと乗り込んだスナコだったが・・・。
物語の印象点
・古典的番長に吹き出しました(*^-^)
(≧▽≦)ギャハハハハハ!!
何ですか、あの前時代的番長!
長ラン、裾がボロボロのボンタン、そして鉄下駄。
さらに眉毛つながってるっての(爆笑)
ときメモの番長に負けてないですねホント。
漢(かん)と書いて漢(おとこ)と読む。
それはそうですけど・・・
しかも唐突に登場して、恭平呼び出しってねえ・・・
名前のギャップはまあいいとしても。
・スナコ怖い・・・
人体模型の『ひろし』くん達を大事にしているのはいいですけど・・・
『虫干し』で、中庭にデッキチェア並べて
リゾート気分はないでしょう!
『腎臓・・・ジョセフィーヌ(骨格標本)に1個貸して上げて(*^-^)』とか、
それはコワイ・・・(苦笑)
さらにお風呂で手ずから磨きあげ。
でも、人体標本だけに・・・目玉浮いてるし、内臓浮かんでるし!!
た、助けて・・・
・乃依最高!
武長とのデートを前にウキウキ気分の彼女。
・・・でも。
『図書館でどうやって盛り上げるんじゃ!』とか、
『どう展開せえって言うんじゃ!』とか、
恋する女の子らしいジレンマもあるみたいで(*^-^)
確かに図書館じゃ難しいのかな?
静かに2人の時を過ごすというのも悪くないと思いますけどね・・・
横浜の紅葉坂なんかは、図書館(県立だったかな?)への
散策路としてもとても優雅な場所で、
デートにも持って来いでしたけどね・・・
すったもんだのあげく、さらわれたひろし君を助けに行ったスナコを
放っておこうとした恭平に平手打ちを食らわした乃依。
『スナコちゃんも”女の子”なんだから!』
さすがです。
決める所は決めてくれます。
いい娘じゃないですか、彼女。
最後は恭平も何だかんだで男、見せてくれましたしね。
珍しくスナコがホラーもの以外で
本気モードになってましたし(しかも爆音サウンド付)
もたれかかる恭平に鼻血吹いたりといつものオチもつきましたし。
今回も笑わせていただきました^^
最後はデスノートを。
物語の印象点
・ライトの焦り
偽名、と言うネックを克服するまでのやり取りが
面白かった回だと思います。
リュークのほくそえみもまた、どこか含むものがあって
非常に興味深かったですね・・・
利害は一致しても、協力者ではないと言うことですか。
『誰が名前を聞き出すのに寿命を・・』と吐き捨てる
ライトがそれを端的に表していたと思います。
最後のギリギリでのブラフ。
漫画らしいと言ってしまえばなんですが、
やはりハラハラしながら観ていました^^

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夜明け前より瑠璃色な 不定期掲載のお知らせ |
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夜明け前より瑠璃色なの感想掲載ですが、
金色のコルダと放送時間(25:00に変更)が被る関係上、
不定期掲載としました。
物語としてはとても面白いのですが、
優先順位としては『コルダ』の方を取りたいと判断しています。
大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
火曜日アニメ感想(不定期) |
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Web拍手のお礼記事については、
来週お返事を。
お返事など遅れがちで大変申し訳ないのですが・・・
ランキングは無事に完走しました。
3ヶ月の間で、大きい順位の変動はなかったようです。
リンク用ツールとしては、役立つものだと言う感じですね。
順位は元々こだわりがなかったので、いつも通りかなと。
早速本題に。
まずは恒例のヤマトナデシコを。
6話 『夢見るハロウィン』
あらすじ
風邪を引いたスナコ。
何日も寝込んでしまい、やっと目覚めてみれば、
楽しみにしていた10月はとうに過ぎ去り、
スナコはショックでまた寝込んでしまう。
恭平たち4人は誰も家事が出来ないため、
屋敷の中はめちゃくちゃに。
洗濯も出来ず、臭いを気にするようにまで
なってしまった4人が、
訪れた乃依に家事を頼むと、
武長にいいところを見せたい乃依は苦手な家事に大奮闘。
そして、陰から見ていたスナコは、
友情の証として乃依にあるものを手渡す。
物語の印象点
・家事男(かじお)への道に吹きました(*^-^)
毎回ほんの少しの間を割いて、行われている
『レディーへの道』の変形でしたが、
これがまためっさ面白すぎ!!
繰り返しはお笑いのお約束と言いますが、
ここまでやってくれるとサイコウデス。
内容は至ってまともなんですけどね。
・乃依の純情
カワイイじゃないですか。
臭いを気にした武長に、あえて『近寄るな』と言われても、
それでも本当の理由が聞きたくて。
だったらとせっせと彼の為に頑張る姿勢。
男性でもそうだと思うのです。
ときメモもそうですが、自己アピールと言うか、
自らを鍛錬して魅力的な異性になる。
案外その視線で見ると、あれもかなりシュールと言うか
プレイヤーへの警鐘にも受け取れますね(*^-^)
ワタシもそうですが、
『貴方はそこまで主人公のように頑張ってますか?』と。
プレイしながら、ワタシも頑張らないとと
つくづく思いますね…
・ジェイソン??
いきなりのオープニング。
夢の中を走るスナコ。
ああ、少女漫画らしいな…ってええーっ!!
お相手がジェイソンだし、それに人体標本『ひろしくん』
ですか(爆笑)
あのねえ^^
普通チェーンソー持ったホッケーマスク男に
ときめく人はいませんから(*^-^)
でも、相変わらず面白すぎですホント。
次回も楽しみなのですよ。
続いては、デスノートを。
物語の印象点
・L現る
原作漫画を知らないまま視聴を始めたので、
エルの印象に少し驚いたり。
猫背で、ほんの少しくまが出来ている顔。
独特の雰囲気がありました。
互いの手の内を読みあい、しかし決定打に欠ける感のある
ライト、そしてエル。
あの女性が今後どのような運命を辿っていくのか、
そこが気になるところではありますね・・・

コンド、ホメテモラオウット♪
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火曜日アニメ感想(不定期) |
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本来はデスノートを載せようと思ったのですが・・・
『録画チャンネル』間違えてました。・゚・(ノД`)・゚・。
なので、『ヤマトナデシコ7変化』を・
第4話 スナコ、およびです
主観的あらすじ
学園祭の季節。出し物で1等になったクラスには
賞金50万円がもらえると知った恭平は、
早速たこ焼き屋台をやることに。
一方スナコは、「ホラーハウス」で
人体模型のひろしらとひとり楽しく過ごす。
ところが、恭平は不良たちと大げんかして屋台を爆破してしまう。
そこで、恭平はスナコの「ホラーハウス」に武長ら3人を巻き込み、見事優勝、賞金をゲット!
ところが、例の不良たちがまたしてもイチャモンをつけてきて・・・。
スナコの華麗な剣さばきが炸裂する!?
物語の印象点
雪之丞、なんてドール??
めっさ可愛いんですけど!
彼だけ女装というのも分かります何となく(*^-^)
同性から見ても綺麗ですよね、確かに。
恭平の憂鬱
まぶしい生物と言うのも苦労が絶えないみたいで。
女性むけのバイトに行けば、パワハラ(*゚∀゚)=3されるし、
ガテン系のバイトではお尻を触られるし。・゚・(ノД`)・゚・。
さりとて真面目なバイトでは、女の子に囲まれて仕事にはならないし。
ある意味スナコとの共通項を感じる今回のお話でもありました。
『金だ賞金だ!!』なんて言ってますけど。
一番真摯に働こうとしていた彼、何だかんだ言ってまぶしい生物なのですよ^^
ホラーハウスでの蝋人形の物まね、あれは決まり過ぎるほど決まっていた・・・
スナコ、本領発揮?
ホラーハウス、真面目に怖過ぎ、と言うかハマリスギ(爆笑)
あれほど『ふふふ・・・(邪笑)』がハマル場面もそうそうないのでは。
あ、でもあの人体模型ひろしくんは素で欲しいな・・・(ぉい
そして剣さばきを見せたときのスナコ。
あれ、なんて地獄少女?
・ゴスロリ軍団、ギャング軍団最高
髪の色だけ見れば・・・充分ローゼンメイデンなんですけど
あのゴスロリ軍団(苦笑)
髪飾りから判断しても、
蒼星石、雛苺、水銀燈で間違いないでしょう。・゚・(ノД`)・゚・。
ホント、おばかなネタには困らない人たちで。
脇を固めた学園祭の司会、空気読まない発言に吹き出しながら見てました。
最後は賞金を獲得した恭平のちゅーで溶けてしまったスナコ。
見ていて良いコンビだと思うのは、ワタシの目がおかしいのかな??
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