ef - a tale of melodies. 第8話「reutter」 |
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主観的あらすじ
火村夕は雨宮明良から遠ざけるべく、
雨宮優子を連れて音羽の街を離れる。
二人で一からやり直そうとする夕だったが、
そこへ明良が現れて――。
久瀬修一は羽山ミズキばかりか、
火村夕や広野凪にも辛辣な言葉を投げかける。
徐々に遠ざかっていく皆との距離。
一人残された久瀬の目に浮かぶのは――。
物語の印象点
・駆け落ち≒欠けて、落ちる。
今回は二人のささやかな逃避行。
自分の気持ちに素直に、優子さんを連れて
あの場所から【逃げる】事を選んだ夕君。
結局、対決するのではなく【逃げる】事を選んだ。
それがBパート、こんな風に繋がるとは思いませんでしたけれどね。
立ち向かうのでなく、逃げる。
言葉にするととてもマイナスなイメージが付くのですが、
二人には本当に新しい人生をやり直そう、という気持ちが
その時はあったんでしょう。
何もかもを捨てて、二人だけでもう一度新しい人生をと。
けれどそれは・・・【同情】と言う言葉と何も変わらないんですね。
客観的に見ると。
彼女の境遇が哀れだから、見ていられない。
好きな女だから守りたい。
それって【かわいそうだってことは惚れたってことよ】と言う
昔かたぎの台詞と何が違うの?とも
視聴しながら思ったんですよ。
その意味でワカメ・・自身の鏡身を見るような感覚で
夕君を見ていたのだなと。
完全にイコールか、と言うと異なりますが
所謂近親憎悪に近い、と言うような。
かつて救う事が出来ず、みすみす失った妹を持つ兄の境遇として。
あるいは・・・【生きよう】とする彼らを、その気持ちを
憎んでいるのかもしれませんが。
だから自暴自棄になる、暴力性を帯びる、誰かを傷つけその裏で
求め続ける・・・のかもしれないなと
ふとまとまりのない事も感じましたけれどね。
・カウントダウンはそれでも進む。
久能さんの苦悩。
逃げられないリング、刻々と進む試合展開。
かならずKOされる、いわば静かなリンチ。
彼の苦悩も心情的には分かるような、そんな気もしましたが
これも・・・独りよがりなんですよね(*^-^)♪
怖いから当り散らす、遠ざけようとする。
未練が残らないようになんて、ソレは嘘。
本当は・・・誰かに側にいて欲しいのに。
その事をあえて夕に告げ、過去の未練を断ち切らせようとする
彼もまた・・負ける試合に置いては不器用なのだなと。
本当はもっと言いようもあったはずなのに。
・夕くん→先輩→お兄ちゃん
優子さんの根無し草、とも言える部分が明らかになりましたね。
縋る対象が欲しいから、と突き放して見るのであれば
要は頼れる人がいるのなら、誰でもいいとも
見受けられますが・・・・
心情を図るのなら、それは彼女の幼少時代を思うと
仕方ないのかなと。
ココがワタシの帰る場所だから・・・と言うのは
【たまたま】夕君とのアパートがそうだった、と言うだけで
総じて今回を見た場合、それはドコでも良かったと。
手を離さないでいてくれる、つないでいてくれる手があるのならば。
なんて思いつつ・・・ワカメの心理作戦を見ながら
ワタシ「すぐに優子さんを確保しろこら(^^;」と
突っ込みいれてましたけどねww
今回一番の前向きさんはミズキさんですか(*^-^)♪
負けても立ち向かう、好きな気持ちはまだ折れていないから。
けれど・・・・彼女にも心に抱えるものがありそうな
予感はますます膨らむんですよね・・・。
地雷は7話で久瀬さんが踏んでますし・・・。
そこも気になりますが、全裸御前がいい事言いましたし。
【恋愛は物理的でなく、精神的につながりが切れたら負け】
名言ですね(*^-^)♪
そんな御前には、アニメオリジナルとして夕君と
くっつけよおいw
ともちょっぴり・・・思ったわけですが^^
そんな、8話だったのでした。
OPの反転構成は良かったと思いますしね・・・
いつでも気持ちが、立ち位置が裏返ると言う意味で。
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見れば見るほど、雨宮良明と久瀬はどうしょうもない奴だというか、最低な人間だな。 特に、雨宮は人の弱みに付け込んだり、足元を見たりし...
今回は、グロス回ですね。非常に綺麗な背景が印象的でした。 ヤベェ!感想書きたいのに時間がねぇよ~